ヒット全曲集'99

加門亮 ヒット全曲集'99歌詞
1.東京もどり雨

作詞:ちあき哲也
作曲:杉本真人

からだ壊しちゃいないか 愛に出会えたか
尋ねてみたい 客もまばらなこんな夜は
ブランデー・グラスは おまえの胸さ
やさしい形で 俺をかなしませる
悔んでいるよ雨、雨 東京もどり雨

損なくじだけ引いたね 回り道したね
どうして耐えた 所詮浮気な俺などに
女の電話も 誰だか尋かず
黙っておまえは 外へ送り出した
許せぬやつさ雨、雨 東京もどり雨

あれば試していたのか 待ってくれたのか
今ならわかる やけに遅めの歩き方
おまえに与えた ふとした傷が
心で暴れて 俺を酔わせないよ
みっともないぜ雨、雨 東京もどり雨


2.しのび逢い


3.硝子の指輪


4.泣きぼくろ


5.夕陽よ泣くな


6.つくしんぼ


7.麗子

作詞:吉田旺
作曲:徳久広司

あなただけ あなただけ
他になんにもいらないと
涕かないで 涕かないで
あゝ麗子
昔に戻れる 夜汽車があれば
迷わず今すぐ 乗るけれど
おそすぎた何もかも 君は遠い女

愛しても 愛しても
霧にひそめるかくれ恋
涕かないで 涕かないで
あゝ麗子
いまさら出逢っちゃ いけないふたり
運命よどうして もて遊ぶ
おそすぎた何もかも 君は遠い女

もういちど もういちど
逢ってくれなきゃ死にますと
涕かないで 涕かないで
あゝ麗子
燃えたつ想いの 求めるままに
身も世も捨てたい 夜だけど
おそすぎた何もかも 君は遠い女


8.男の慕情

作詞:吉田旺
作曲:徳久広司

港夜霧に 濡れて交わした
わかれくちづけ 忘れるものか
伽羅のかほりの か細いからだ
抱いてやりたい もういちど
悔やんでみても もう遅い
夢はかえらぬ 男の慕情

ひとつコートに 肩をよせあい
ふたり歩いた アカシアの道
独りたどれば 失くした愛の
愛の重さに 眸がぬれる
いまさら何を うらんでも
うしろ姿の 男の慕情

霧笛めがけて 銀の指輪を
投げて弔う ふたりの青春よ
好きよそれでも あなたが好きよ
海があいつの 声で涕く
悔やんでみても もう遅い
夢は儚ない 男の慕情


9.霧情のブルース

作詞:吉田旺
作曲:徳久広司

口笛も凍る みなとハコダテ
誰かあいつを 知らないか
探さないでと ルージュで書いた
左さがりの 文字がかなしい
夜霧よ歌うな ブルースは

ガス燈もうるむ みなとヨコハマ
誰かあいつを 知らないか
ふたり出逢った 馬車道あたり
過去をまさぐる 恋のにがさは
夜霧に泣いてる ブルースよ

賛美歌にむせぶ みなとナガサキ
誰かあいつを 知らないか
夜の円山 見かけたという
噂たずねりゃ 他人の空似
夜霧よ歌うな ブルースは


10.男のグラス

作詞:吉田旺
作曲:徳久広司

グラス揺らせば カラカラ カラと
胸の虚を 胸の虚ろを 氷が嗤う
このままわたしを 盗んでと
縋ったあいつの 一途さが
男ごころを 又ゆする
北のとまり木 あゝ霧笛酒(むてきざけ)

酔えばあいつが 唄った歌を
どこか空似の どこか空似の おんなが唄う
あなたがわたしを 忘れても
忘れてあげない 忘れない
別れ台詞が 背中を刺す
北のとまり木 あゝ旅路酒(たびじざけ)

コート一枚 羽織ってみても
いのち冷え冷え
いのち冷え冷え さいはて港
いまさらあいつの 真情に
気づいてみたって もう二度と
抱いてやれない 彼岸花
北のとまり木 あゝ霧笛酒


11.紅蓮の涙


12.銀木犀(ぎんもくせい)


13.神戸北クラブ

作詞:吉田旺
作曲:徳久広司

しのび逢う夜の 短かさを
うらむその眸が せつないよ
少女みたいに わがままをいわないで
せめても踊ろう 神戸北クラブ
君は人妻… あゝ人の妻

離れたくない 離せない
同じ思いの 影と影
いっそあなたの 腕の中死にたいと
ルージュが囁く 神戸北クラブ
君は人妻… あゝ人の妻

薄い氷を 踏むような
倫にそむいた 恋だから
今度逢う日の 約束が見えなくて
小指も泣いてる 神戸北クラブ
君は人妻… あゝ人の妻


14.しゃれた恋

作詞:池田充男
作曲:大谷明裕

おとなどうしの 恋だから
あまい言葉は いらないさ
夜のクラブはふたりの 秘密の世界
そっとからんだ 指先が
ああ ああ 愛をささやく

エンゼルキッスが 酔わせたか
濡れてうるんだ かわい瞳よ
抱いて踊ればくずれて より添うおまえ
なぜか今夜は この俺も
ああ ああ 胸がせつない

わかれられずに 誘いあう
あとはいつもの 霧のなか
誰も知らないふたりの 秘密の世界
白い車が ゆく先を
ああ ああ 知っているのさ


15.東京夜霧

作詞:たきのえいじ
作曲:杉本真人

泣くのはおよし 涙をふいて
いつもの笑顔は どうしたの
二度と会えない 別れじゃないさ
泣けば尚さら つらくなる
せめてそこまで 歩こうか
心もむせぶ 東京夜霧

離れていても 心はひとつ
愛しているのさ 今もなお
赤いくちびる 切ない瞳
みればこの胸 しめつける
ふたり重ねた おもいでを
さみしく包む 東京夜霧

忘れはしない おまえのことは
心に似顔絵 書いてゆく
口に出せない 優しさなんて
判らないわと 云うけれど
待っていてくれ この俺を
涙でにじむ 東京夜霧


16.想い出をありがとう