アントワネットブル一

北出菜奈 アントワネットブル一歌詞
1.アントワネットブル一

作詞:北出菜奈
作曲:山口寬雄
編曲:家原正樹

ゆめをみた、こわい夢を。

《遠ざかる背中》に
凍えた…
在るはずのその温度を
もう一度って
探してた

むき出しの独りの夜
逃げる場所も 何もなくて

嗚呼、何時か戸惑いながら
自分を攻めてた

だから傍に居て
ずっとだと言って
悪魔の声を掻き消すまで
失わぬように、
そっと確かめる。

大切な記憶は
過ちになっても
ねぇ、なぜか美しいだけ

青い蝶―
お氣に入りの髮留めを、
うなじに飾って
風に舞う 君はそれを
「標本みたい。
」って笑った

呑まれてく光の渦
だけど とても易し過ぎて

引き金を引ける準備を
私は、していた…

だから傍に居て
ちゃんと触れていて
私が指に溶け出すほど
息の音を止める、そんな快楽で
かわいた約束は
ケロイドを残して
こんなにも愛おしいだけ

だから傍に居て
ずっとだと言って
悪魔の声を掻き消すまで
失わぬように、
そっと確かめる。

いつかその全てが
過ちになっても構わない
愛に冒して…


2.Wish in the blood

作詞:北出菜奈
作曲:山口寬雄
編曲:山口寬雄

なめらかな皮膚の下に
膨れあがりゆくような、
違和感を育てながら 始末に困る
…可愛いから

たった一秒戻せぬ世界
現実に跪いて
―目眩を起こす満月の日
それ以上開かないで
貫くとき 光を見たんだ
“真っ赤に滴る涙”
…ほら、何度でも正しく
夜は明けるよ

「普通のいい子だった…」と、
隣人は証言した
パパも、ママも地に塗れ
ニュ一スの視聴率を上げた

あの子は今日も希望を謳う
真実に唾を吐いて

―目眩を起こす満月の日
ねぇ、僕をいたぶって
喘ぐ声はいばらの道が
広がり続けていても…
ほら、窓辺には女神が
透けているよ

―目眩を起こす満月の日
不器用に泣けたなら、
あの時もし許していたら、
誰かに寄り掛かれたら…
何も知らない身体で
夜は、明けたの?


3.神樣ひとつだけ

作詞:北出菜奈
作曲:西川進
編曲:西川進

眠りの訪れぬ―逆さまの夜
少女はただ酷く
退屈してた

薔薇がつたう石造の塔は
冷える、底無しに
とても永く保たないのは
目に見えた

貴方をさらって
この手で壊したい。
私を、此処から
連れ出してくれないなら
(眩しい奇跡を
信じながら
生きてゆくのは
悪いことじゃないわ…)

少女がドレ一プを
たくしあげれば
男は平伏して良い子になった

舌を這わせ むさぼるほど
甘い棘は染み込んで
我に還るその背中を、
アイシテた…

貴方の言葉を
炎に包むとき
私は小さな
雫をこぼしてしまう
(眩しい奇跡を
信じながら
生きてゆくのは
悪いことじゃないわ…)

お願い…答えて、
神様ひとつだけ。
私を此処から
連れ出してくれないなら
「眩しい奇跡を
信じながら
生きてゆくのは
悪いことじゃない。」と


4.アントワネットブル一~D.Gray-man Ending Ver.~

作詞:北出菜奈
作曲:山口寬雄
編曲:家原正樹

ゆめをみた、こわい夢を。
《遠ざかる背中》に
凍えた…
在るはずのその溫度を
もう一度って
探してた

だから傍に居て
ずっとだと言って
惡魔の聲を搔き消すまで
失わぬように、
そっと確かめる。
大切な記憶は
過ちになっても
ねぇ、なぜか美しいだけ