ALMA

ACIDMAN ALMA歌詞
1.最後の国(introduction)


2.風が吹く時

作詞:オオキノブオ
作曲:オオキノブオ

尽きぬ闇に 駆ける 独り
息を潜めて

夜空に 消えた 金色雫
孤独を刺す様に

露草の咲く意味を
君は知っているだろうか?

今すぐ行かなければ
引きずる影など残し

時の儚さに怯えたままで 何処へ向かえるのか?
月に照らされた世界の果てから 今日も風が吹いてくる

絡まる嘘で 光る街に
心を隠して

遠き夢は 淡雪の様
音も無く消えた

カゲロウの抱く夢を
君は知っているだろうか?

汚れたままで良いから
引きずる哀しみを超え

時は儚き日々の影を消す 何も語らぬまま
月に暴かれた世界の果てから 今日も風が吹いてくる

次の太陽が昇るまで
その次がまた昇るまで、と

僕らは歩んできたはずだ
哀しみの果てさえ

時の儚さに怯えたままで 何処へ向かえるのか?
月に照らされた世界の果てから 今日も風が吹いてくる

時は儚き日々の影を消す 何も語らぬまま
月に暴かれた世界の果てから 今日も風が吹いてくる


3.ONE DAY

作詞:オオキノブオ
作曲:オオキノブオ

空蝉の夢に音色は 千の夜を超えて 千の夜を超えて 響く
水面に映った月影 ゆっくり揺れている ゆっくり揺れている 音も無く

余情に溢れた この身は ひっそり消えてゆく ひっそり消えてゆく 此処で
彼方に浮かんだ 灯火は揺らぎ 乾かぬ想いが 溢れてゆく程

One day
突き刺す声 心の中に
One day
打ち寄せ来る 哀しみの果てに
One day
拭き荒ぶ吹雪 灯火は揺らぎ
One day
尽きせぬ夜に 「ただ往け」と響く

海神の深き心は 千の夜を超えて 千の夜を超えて 響く
加速し軋んだ現実の 夜は冷えてゆく 夜は冷えてゆく 音も無く

It was such a sunny day

One day
突き刺す声 心の中に
One day
打ち寄せ来る 悲しみの果てに
One day
拭き荒ぶ吹雪 灯火は揺らぎ
One day
尽きせぬ夜に 「ただ往け」と響く

One day One day
心の中に
One day One day
哀しみの果てに
One day One day
灯火は揺らぎ
One day One day
「ただ往け」と響く


4.DEAR FREEDOM

作詞:オオキノブオ
作曲:ACIDMAN

遥かなる自由の名の下に散った祈りよ
幾つもの時代は通り過ぎて また繰り返す

夜空に消えてゆくのは
それはあらゆる祈りの夢

DEAR FREEDOM この声がカラカラ落ちてゆく前に
DEAR FREEDOM 確かなその声を聞かせて欲しい
儚き全ては消えるから

ある人の平和の名の下に散った祈りよ
僕らは太陽の声を忘れ 求め過ぎていた

夜空を見上げていたんだ
此処は世界の果てなのだろう

DEAR FREEDOM この声が何かを変えるなら
DEAR FREEDOM 僅かな輝きを信じても良いだろう?

DEAR FREEDOM この声がカラカラ落ちてゆく前に
DEAR FREEDOM 確かなその声を聞かせてくれ

DEAR FREEDOM あなたの涙は皆知っている
DEAR FREEDOM このままあなたを信じてもいいだろう?

儚き全ては消えるから
儚き世界の真ん中で


5.ノエル

作詞:オオキノブオ
作曲:オオキノブオ

曖昧な事だらけ 偽りの事だらけ
深海の鳥の声 深淵の国の果て
僕らはいつまでも 無くし続けていて

太陽が消えたってね 月も今消えたってね
そんな事は特に気にしてないんだね
僕らはまた此処で始めれば良いんだね

聖夜の鐘の音に乗り
遠くの街で泣く君に

伝えに行くから
その心は離さず 抱えていてよ

僕らとこの銃を 細かく刻んだら
全ては同じだね 光になるんだね
僕らはまた此処で始めれば良いんだね

平和の羽根が風に乗り
遠くの街で泣く君に

届く様に
今、小さな僅かな音を鳴らすよ

ラララララ……..


6.ALMA

作詞:オオキノブオ
作曲:ACIDMAN

銀河の先に生まれた メロディーを信じて 時は流れ
美しすぎる 僕らの誓いは どこかへ 消えてしまうの?

奇跡を知る為に誰もが此処で出会ったのだろう
平和の名の下に哀しみを生む為ではないだろう?
きっとそうだろう?

輝く星に 明日が見えるまで
僕らは手を伸ばす

時の流れに消えてしまわぬように
僕らは愛を抱く その日まで 愛を抱く
約束しよう

彼らは昔 夜空に星を蒔いた 心を忘れぬ様に
君が生まれたその意味を探しに 悠久の空を目指す

奇跡の海で誰もが生まれ 生かされながら
聴こえているだろう?

星の息吹に 遥かなる命に
僕らは愛を知る

重ねた指の その暖かさから
世界は始まるから

世界の夜に 降り注ぐ星 全ての哀しみ洗う様に
さあ 降り注げ 今、降り注げ 心が消えてしまう前に

輝く星に 明日が見えるまで
僕らは手を伸ばす

時の流れに消えてしまわぬように
僕らは愛を抱く

最後の星の 最後の光まで
僕らは手を伸ばす

重ねた指の その暖かさに
約束しよう


7.真っ白な夜に(instrumental)


8.レガートの森

作詞:オオキノブオ
作曲:オオキノブオ

種子の願い抱き旅する風 太陽と泣き笑い合う蝉
互いに命を紡ぎあって 世界を今、生きている

夕陽の残照を洗う雨 土と共に夢見るシマリス
互いの命を抱きしめ合い 世界を信じている

木々はただじっとしているだけ 深い命を生きているだけ
太陽と風と土と雨だけ 答えはその心に

僕らはまだ色を探している 真っ白なそのままでいられずに
千の星を旅する鳥なら教えてくれるのかな?

人はただじっとしていられずに 深い命に悩み続けて
太陽と風と土と雨忘れ 答えはその心に

木々はただじっとしているだけ 深い命を生きているだけ
太陽と風と土と雨だけ 答えはその心に

太陽が消え 音になっても 僕らはまた出会えるのだろうか
美しきその旋律の中に 混ざり合えるのかな


9.Final Dance Scene

作詞:オオキノブオ
作曲:オオキノブオ

最小のヒモがパチパチ弾けた波長で
アップ and ダウン and トップ and ボトム
世界は形になって

互いに混ざり合って シンフォニー奏で合って
蟻もエイも犬もオウムも美しく舞い踊る

僕らはそこで まだまだ上手く踊れなくて
満たされないまま 不協和音だけ奏で

砂漠とビルの海を遠く遠く流れて
耳をすましても まだまだノイズだらけ

final dance scene
その日が来たら
final dance scene
手を叩いてくれ

僕らが大事にしていたのはたった一つ 心の奥の奥で 温かくて
目には見えないけれど 手には触れないけれど
味も無いけれど何処か懐かしくて
その一つを疑って その一つを羨んで その一つを裏切って
売り飛ばして 奪い合って

太陽は暑すぎて そう 雨は大嫌いで そう 風はうっとおしくて
そう 土はもう忘れた

final dance scene
その日が来たら
final dance scene
手を叩いてくれ
誰かが笑う事 誰かが泣く事 誰かが生きる事 誰かが死ぬ事
そんな全てを思いっきり抱きしめて 最後のダンスを踊ってみせるから

不器用なままで ノイズでもいいから 最後は世界と踊ってみせるから
その時が来たら その時が来たら その時がそう、手を叩いてくれ


10.2145年

作詞:オオキノブオ
作曲:オオキノブオ

嗚呼、これが心というものなんだね
今、目覚めたよ
想像していたよりもずっと重くて複雑で

嗚呼、これで歌も歌えるだろうし 絵も描けるだろう
何より夕日の美しさを感じる事ができる

華やぐ都市 笑い声 ララララ
輝く空中都市 夢の様 ララ、、、、
だけど

君によく似たロボットはいつも泣いていた
「心はいらない もういらないのに」

美しき愛の意味を知りたかっただけ
「ただそれだけ ただそれだけだったのに」

嗚呼、時が経てば経つ程
心がうまく動かない
想像していたよりもずっと壊れやすいんだな

遥か昔 鳥が生きた時代からずっとずっと
人と人は壊し合って 皆泣いた 皆泣いた

君によく似たロボットは信じていた 「心はいらない もういらないけど」
夜空に浮かぶ星に手を伸ばしていた それを信じていた ずっと信じていた

君によく似たロボットはいつも泣いていた「心はいらない もういらないのに」
美しき愛の意味を知りたかっただけ「ただそれだけ ただそれだけだったのに」

たった一つの事 たったその一つを 君と作れば良い 君と描けば良い
心に空いた穴を それで埋めれば良い 涙止まらなくても それで埋めればいい

人が抱きしめ合う様に 僕らも今、抱きしめ合おう
冷たいままで良いから 心は此処にあるから
人が抱きしめ合う様に 僕らも今、抱きしめ合おう
冷たいままで良いから 心は此処にあるから


11.ワンダーランド

作詞:オオキノブオ
作曲:オオキノブオ

昆虫の殻で心を守っている 瑠璃色のピエロ達
この世界はあまりにも鋭くて 心はもう耐えられない程に

ラクダの背中に世界の夢を積む 金色の子供達
琥珀色の老木はその夢に 最後の祈りを託す

今夜から月に誘われるままに いつまでも夢を見よう

遠くの湖でその水が溢れたなら
君に伝えに行こう

この愛のその意味を

This wonderland exists in the dream

ピンクの蛙は心を創る為に 光を集め続けて
星座から抜け出した星を見上げて 小さなその両手を伸ばして

遠くの湖でその水が溢れたなら
君に伝えに行こう

この愛のその意味を

This wonderland exists in the dream

遠くの湖でその水が溢れたから
君に伝えに行こう

この愛のその全てを
This wonderland exists in the dream
This wonderland is not a dream