夜明け前/チョコレート

DOES 夜明け前/チョコレート歌詞
1.夜明け前

作詞:氏原ワタル
作曲:氏原ワタル

明けの明星 宵の堤防
ラムカラ一の 海は無表情
溶けるような 地平線に
醉いどれた 鷗らに
天使なら 飛べるだろう
そう君は またうそぶいて
笑っていた 風みたいに
笑っていた
あれからどれくらい
夜明けを數えて
崩れそうな今に
流されていたんだろう

遠いサンダ一 聞こえるんだ
荒れ模樣の 胸の奧で
僕はずっと 氣まぐれな
神樣の いらずらで
晴れの日も 雨の日も
君のこと 想いながら
步いていた 風に乘って
步いていた

それからの事は意味のない話
つまらないことはもう忘れた
真夏の夜 冬の晝
いつかもわからない思い出が
夜明けの街に踴るよ

これからの日々が輝きますように
手のひらに願いをかけ續ける僕は
あれからどれくらい夜明けを數えて
君がいない今でも前に進めてるかな


2.チョコレート

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

温い風が吹いて君は溶けてしまった
甘い匂いだけを残して
誘惑はシュガー
思い出はビター
もう誰もいなくなった部屋で一人きり
「次、次、次」
つぶやいて明日を待つ

強い風が吹いて僕は飛ばされそうさ
このまま向こうへ行けたら
呼んでいる声
聞こえないふり
誰にも見えない羽をつけて
「飛べ、飛べ、飛べ」
羽ばたいているんです

明るいねきみは明るいねいつも
明るいね
みんな子供ならいいのに
「でも、でも、でも」
このままでいいんです
次があるからいいんです


3.薄明

作詞:氏原ワタル
作曲:氏原ワタル

夜になって指先の空に
たどり下った古い記憶の道
消した者は誰?
あどけない日々
いびつな夢はひどく懷かしくて

忘れるつもりはなかったのに
わからなくなってしまったよ
明かりを落として見えなくした
それで何が變わる
わけではないのだけれど

まっさらに響くピアノ
乾いた部屋
殘る匈い消える色
まるで無力な夏が
雨を呼ぶみたいだ

忘れるつもりはなかったのに
わからなくなってしまったよ
明かりが薄れて
また失くしたものが
增えたような氣がした

もう變わるな
もう思うな
どうせ明日は
何も覺えてはいないのだから