超える

Grapevine 超える歌詞
1.超える

作詞:田中和将
作曲:GRAPEVINE

うすくちの恋 こうやって夏が終わる
先へ急ぐのが精一杯

だけど降ってきた偶然
こりゃもう思し召しと信じて

今 限界を超える そのくらい言わないと
描き出すもの
愛も欲望も全部絡まっていて

きみと出会う幸運が 殊の外
つまらぬ感情を連れてきた

きみが察知した運命
ねえ
それは聞きたくもない

ばかでかい音で砕け散ったっていいんだ
その答えなどいつも
ひとつじゃないのはわかってた

ばかでかい音量で曝け出すつもりだ
その答えだって いっそひとつだと思えばいいね

今 限界をも超える そのくらい言っていいか
描き出す世界
愛も欲望もさっきから図々しい
騒々しい


2.また始まるために

作詞:田中和将
作曲:GRAPEVINE

汗は流れて頬をつたう どこまで続けるのだろう
見て見ぬふりでかまわない 人はそれを咎めないだろう

きみが伸ばした手は空にとどいて
朝の光を連れて
世界のどこかでは喜びに溢れ
それは本当かい
それは本当かい

顔を歪めて街を行く
やさしい力はどこにある
歌はこうやって風に紛れて
誰にも聴こえないままで

きみが伸ばした手は空にとどいて
朝の光を連れて
世界のどこかでは喜びに溢れ

それは幻想かい
それは幻想かい


3.エレウテリア

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

話さ
飽く迄も仮の話だ
過ごした日々を エレウテリアと呼んだ

ほら忘れてた事 思い出す

決して枯れない花をそのまま
そっと記憶の庭に埋めた
いつまでもこうして眺めていたい
エレウテリア エレウテリア
許せ

出涸らした弄ばれた後の残滓だ
詩人が唯「どうにもならん」と洩らした

けど もう一度きみを抱きたい

美しいままのその花もいつか
少しずつ乾いてゆくことになる
いつまでもこうして眺めているさ
嬉しいやら哀しいやら

決して枯れない花をそのまま
そっと記憶の庭に埋めた
いつまでもこうして眺めていたい
エレウテリア エレウテリア
赦せ