旅立つ日~完全版

JULEPS 旅立つ日~完全版歌詞
1.旅立つ日~完全版

作詞:秋元康
作曲:井上ヨシマサ

ある朝 目覚めたら
神が待ってた
命に終わりが来ると
そっと知らされた

どうして 僕だけが
旅立つのか?
運命のさざ波に
声は届かない

一番近くの
大事な人よ
しあわせだったか?
それが気がかり

もしも僕がいなくなったら
最初の夜だけ泣いてくれ
君と僕が過ごした歳月(とき)を
思い出しながら
見送って…

いつかは 誰もみな
迎えが来ると
わかっていたはずなのに
他人事(ひとごと)のようで…

夕陽がいつもより
美しくて
知らぬ間に溢れ出す
感謝の気持ち

今まで一緒に
歩いた人よ
残して行くこと
許して欲しい

君と会えてしあわせだった
朝の空見上げ 微笑んで
僕はきっと日差しになって
見守っているよ
君のこと

もしも僕がいなくなったら
最初の夜だけ泣いてくれ
君と僕が過ごした歳月(とき)を
思い出しながら
見送って…


2.蕾 -つぼみ-

作詞:松山優太
作曲:松山優太

春の花が咲くのを待たずに
君はこの街を出て行く
まだ冷たい風に震える蕾に
重ねる想いは
果たせずの恋心
そう、出会った日
君がくれた微笑みは
まるで日溜まりの様に
僕の心にやわらかな
微熱を残した

あたたかい君の笑顔に
どのくらい救われただろう
かなわぬ恋と気付きながら
この切なさにいつも
支えられた
あぁ 今年の桜の下で
手を繋いでいられたらな
君と

春に賑わう公園に二人
「まだ、間に合う」って
しのび込んだ夜
褪せたベンチの花びら払い
夜空を仰いで語りあったよね
もう、時季すぎた桜の向こうに
遥か未来を浮かべるような
君の眼差しの先に気付いた
届かぬ気持ち

うつりゆく季節の中で
どれくらい笑い合えたのだろう
変わらぬ距離を見つめたまま
その弾む声だけを抱きしめていた
あぁ 今年の桜の下で
肩を抱いていられたらな
君の

やがてこの街を
穏やかな春の香りが
やさしく包む頃には
この胸の痛みも癒えるかな

あたたかい君の笑顔に
どのくらい救われただろう
抱えきれない程の思い出が
愛しさと共に込み上げる

うららかな陽射しを浴びて
この桜 咲き誇るだろう
眩しく憶える君の全てが
僕の目指す未来(あした)を
あざやかに照らす

あぁ 今年の桜の下で
手を繋いでいられたらな
君と
せめてそばに居られたらな
君の
ずっとずっと忘れないよ
君を