リードオフマン

Jeepta リードオフマン歌詞
1.グリム -episode 0-

作詞:石井卓
作曲:choro

300と65日 24h ノンストップ
回っているこの地球で ひしめき合ってサバイバル
感情も手に入ってバリエーションあるけど
喜怒哀楽の両端ふたつ ここ最近使えない

いないいないばあ 笑えない世界を
グライダー 飛び出して空へ FLY HIGH BYE BYE

資本主義の自由競争 熾烈なトップ争いです
描いたのは高め合いと磨き合いの競い合い体制
なのに僕ら どしたもんか 人の失敗にガッツポーズを決め
現実は落とし合いと奪い合いだ

SMILE MY BABY 笑えるぜ正体は
ふがいないヒーロー 飛べないさ空は
トライしない WHY? WHY?

300と65日 24h ノンストップ
現実の落とし合いと奪い合いは辛い 嫌 嫌


2.back alley cat

作詞:石井卓
作曲:石井卓

視線を下に流し臭いを嗅ぎ分けて
ふっと笑えるような希望を探してる
路地裏の猫は今日も鳴く

不安を洗い流し迷いを掻き分けて
渇望の未来図と自由を掴むため

雨の中 濡れたまま何処へ行こう
枯れた声を絞り出して

太陽は今も

ひたすらこじあける 分厚い雨雲もこじあける
そして地上にそっと光を射すだろう
それなら僕らも明日をこじあけて
ひたすらに燃え上がれ 輝く日差しのように

路地裏の花は今日も咲き誇る 枯れるまで響き合うよ

土の中では今も

ひたすらこじあける 硬いアスファルトもこじあける
そして地上にそっと色を足すだろう
それなら僕らも明日をこじあけて
ひたすらに咲き誇れ 名も無い花のように


3.ミステイク

作詞:石井卓
作曲:石井卓

甘ったるい匂いに酔っていて
鈍くなった感性が次第次第に腐っていく
臆病風吹きすさんで
縮こまった本能を今一度叩き直せ

世間知らずの子供のように
思いのまま感性を自由自在振り回して
果てしない無限の可能性を
いつでも狙っていく いつでも狙っていく

グッドミステイク グッドミステイク それは成功だ
限界地点ぶっ壊して 高く飛ぶんだ
恥さらしてアホ面して 笑われたって
振り乱してぶちあたって 挑んだやつが勝者なんだ

「無謀」「無難」「妥協」にフタをして研ぎ澄ませ
体内の赤き血はたぎっている
無茶だと笑うひとつ先を
鋭く狙っていけ 果敢に狙っていけ


4.グリム

作詞:choro
作曲:choro

殺人犯の脳内を 洗いざらい搾り出して
人生観 道徳論 才能 成育環境 調べ尽くしたい

妬ましいと 切に想うの 顔写真の眼差し
実行力と 勇気と 偽らぬ真実の心

嫌、嫌、嫌だ、と
変わらぬ世界を 嘆いて
やぁい、やぁい、やぁ、コンニチワ
今日も欺いて シゴいてシゴいて 排他する感情
サヨナラ また明日

シンデレラの脳内を 洗いざらい搾り出して
好奇心 孤独感 細胞 性愛感覚 しゃぶり尽くしたい

つねってみたいと 切に願うの 顔写真のマヤカシ
もっとこっち向いて 見して 偽らぬ真実の心

嫌、嫌、嫌だ、と
変わらぬ世界を 嘆いて
やぁい、やぁい、やぁ、コンニチワ
今日も欺いて シゴいてシゴいて 排他する感情
サヨナラ また今夜

嫌、嫌、嫌だ、と
変わらぬ世界を 嘆いて
やぁい、やぁい、やぁ、コンニチワ
今日も欺いて シゴいて

嫌、嫌、嫌だ、と
変わらぬ世界を 嘆いて

嫌、嫌、嫌、嫌
嫌、嫌、嫌、嫌


5.マーブリングライフ

作詞:石井卓
作曲:石井卓

1人1人違う色をしたヒモをひきずって歩いて
揺れ動く世界の流れに流されて
摩訶不思議幻想的な模様をつくる

歩き回り振り返ってみれば 複雑に絡まって
がんじがらめになって動けなくなったりして
それでもまた人を求めて漂っている

美しいカラーを探してる 素晴らしい感動を探してる
巡り合って響き合って交じり合ったなら
僕のストーリー 君は素通りしないでくれ

結んでひらいて僕ら繰り返し やがてキミと呼び合った
もう離れないように 固いかた結びで何度も縛っていく
新しくて なのに懐かしいような
得も言われぬ特別な色をつくる

頼りなく求め合い 頼りなく支え合う 僕らは


6.微笑みの中で朝食を

作詞:石井卓
作曲:石井卓・サトウヒロユキ

アレもしないとコレもしないとって慌てている
そんなミッドナイト ひとりでファイト続けている
チックタック鳴らして時計さえもコツコツ働いてる
そんな風にして世界は今日も回っている

焦りすぎんな急ぎすぎんなって言われたって
すでにトップランナーは遠くなんだ 見えないほど
人にあーだこーだ愚痴言って這いつくばりながらも生きている
朝メシもロクに食えない日々を

桜舞う中で朝食を 君と寄り添って朝食を
夢のティファニーの朝食はまだ届かないな
答えはいつも単純だ 笑っちまうくらい単純だ
君が微笑んでくれるか ただそれだけ

自尊心とでかい野心を飼い馴らして
あと少しの辛抱 少しの進歩って言い聞かせて
常にダラダラ汗かいてつんのめりながらも生きている
そんな風にして僕は今日も気張っている

さえずりの中で朝食を 君と寄り添って朝食を
時には時を忘れてみたっていいだろう
桜舞う中で朝食を 君と寄り添って朝食を
夢のティファニーじゃなくたって夢のようなんだ
答えはいつも単純だ 笑っちまうくらい単純だ
君が微笑んでくれるか ただそれだけ

君が微笑んでくれれば それでいいから


7.like a song

作詞:石井卓
作曲:choro

スペースシャトルに乗って僕はどこ行くの?
スペースシャトルに乗って遠くまで行くの?
目的地はどんな地図にも載ってない
まだ誰も見た事ない世界なんだってさ

待てど暮らせど おうちには着かなくて
お気に入りのエサにももう飽きた

地位とか名誉とか利益とか嘘とか
そんなもんを全部丸めて宇宙に捨てちゃおう
僕らの小さな大切な命を
あの星みたくキラキラ輝かせよう

スペースシャトルに乗って遠くまで行こう
スプートニク2号へ君に会いに行こう
「ありがと」も「ごめん」も後回しにして
倒れ込むまでずっと君とじゃれ合うの

ほら ふと見上げれば また流れ星
僕らの願いが届きますように


8.麻痺シティ

作詞:石井卓
作曲:石井卓

飽き飽き今日もルーティンワーキング
刺激が無いって言う事にすら慣れちまって 枯れちまって
愛されたくて みんなみんなから
褒められたくていい子いい子して目が回って 見失って

組織ん中で麻酔打たれて
「常識」ってな鎮痛成分で 違和感さえも持たなくなって
本当は何するんだったっけな
本当は何処行くんだったっけな 彷徨っている まだこの街で

麻痺シティ うごめいてる 愛しき記憶を辿るように
僕らは何回だって生まれ変われるんだから 燃やして感受性を

麻痺シティ うごめいてる 愛しき夢を辿るように
積まれた難題だって乗り越えられるんだから
燃やして魂を 決して消えないように


9.戦人

作詞:石井卓
作曲:石井卓

ある朝ハダカでこの世に生まれて 長い長い道を行くの
歩めば歩むほどこの世の広さを 痛いくらい思い知るの

花の色 風の向き 変わるたびに 少しずつ大人になる

広い空を仰げば 泣き言など消える
姿勢を正したら 顔を上げて行く

我々は立っている 荒れ果てた戦場で
降りしきる灰をはねのけて道を切り開く
我々が背負っていく これからの創造を
確かな光がこの国を照らす その日まで

知らぬ間に身を守る鎧をまとい
次第に視界は萎んでしまってモノクロへと
花の色 風に向き 変わったのに まるで気付かなくなっている

姿勢を正したら ハラを決めて もう一度

我々は生きている 荒れ果てた戦場を
ひとひらの愛をたずさえて道を切り開く
我々が背負っていく これからの創造を
確かな光がこの国を照らす その日まで


10.白無垢

作詞:石井卓
作曲:石井卓

23時の始発列車 曲がりくねった道の先の方
絵に描いた様な真っ白がこんなとこにまだ残っていた

覗き込めばそこは 夢と現実の狭間で
思い返せばまた ほろりほろり涙流れる

きらびやかな世界の裏に闇が渦巻く事
見て見ぬ振りがこんなにも横行する世の中の事

瞳閉じてもなお どろりどろり残る悲しみ
知らずにいれるのなら いっそ黒く染めてしまおう

あなたは今でもひとり泣いているの
無邪気な心を持っているがために
けがれなき無垢な涙はいつの日か
誰かの心を潤し癒すだろう
これからは決してひとりにしないから
あなたはそのまま白い心でいて


11.春々

作詞:石井卓
作曲:choro

旅立つ朝 まだ暗い街によみがえった鮮やかな思い出
ねぇ、覚えてるかい 君と出会った夜に
流れていたあの歌を口ずさみながら行くよ

セイハロー また君に会った時
セイハロー 変わらず笑って言えるように

髪の毛はもう肩に付くぐらいで
君にはきっと嫌がられるだろう
春の風は君の匂いがして
懐かしくって少しだけ立ち止まったりもしたけど

セイハロー また歩き出したから
セイハロー 胸張って君に会えるようにしよう

セイハロー いつもと同じように
セイハロー 僕らは決まって


12.けったいなラブソング

作詞:石井卓
作曲:石井卓

これはけったいなラブソング
首筋が無性に痒くなるような言葉を並べ
古ぼけたリズムと錆び付いたメロディ
道端に捨ててありそうだ

来る日も来る日も考えているけど
ただただ君への想いが増すばかり

「愛する人よ あなたはまるで闇夜に光る綺羅星の様です
強く優しく人々を照らす まばゆいほどの笑顔で」

なんて歌えっこないか
臭い出すくらいに照れ臭くなってしまうから
1行だけでもいいんだ
胸に響くようなフレーズをずっと探してる

あれこれあれこれ並べ替えてみても
何から何まで間違っていそうだ
それでもそれでもここで待つよりは ピエロのように舞おう

「愛する人よ あなたはまるで荒れ地に咲いてるひまわりの様です
強く凛々しく前を見据える その瞳に僕を映してください」

こんなけったいなラブソング
やっぱやめておくよ 道端に捨ててサヨナラ