四季

Kagrra, 四季歌詞
1.四季

作詞:一志
作曲:Kagrra

噫 風に吹かれ舞い散る櫻は
何故この心に侘しさを說くのだろう
人は時を泳ぐたびに 何かを失くしてゆく
水面に搖れる木葉のように
流れて流され消え逝く
愛しくて 愛しくて 心から
言葉みつからぬほどに
貴女への想いよ 永遠に
四季は迴り巡る

噫 影を宿す母なる光に
何故この心は潸潸と泣くのだろう
人は掌を合わせて 明日を願い祈る
けれど私の兩の指は
貴女を求めて彷徨う
愛しくて 愛しくて 心から
言葉みつからぬほどに
貴女への想いよ 永遠に
四季は迴り巡る

春過ぎて夏來にけらし
秋が降り冬が芽吹く

愛しくて 愛しくて 剎那くて
淚溢れ出すほどに
悠久の誓いとともに笑け 四季を跨ぎ
愛しくて 愛しくて 心から
言葉みつからぬほどに
貴女への想いよ 永遠に
四季は迴り巡る


2.夢想境

作詞:一志
作曲:Kagrra

闇夜を纏いて 影を散らし
跫忍ばせ 手印を結ぶ

囚われの人は 淚に暮れ
泣聲を漏らすけれど
頑に閉じた 鐵には
一縷の光も 覘けず斷たれる 黑に染まる

けれど輝きは 華のように
息を潛め 念いを宿して
戒めを解いて 自由の地へ
理想の地へ 命を誘う
時代は常に 巡り迴れど
夢を描く 物語

白紙に認めた 朱き文字は
御祖の力で燃える
蝦蟆に跨がりて 火を從え
刃を振り上げ 扉を開く 鬼神の如く

そして輝きは 鳥のように
翼擴げ 大空を翔て
戒めを解いて 自由の地へ
理想の地へ 命を誘う
時代は常に 巡り迴れど
夢を描く 物語

いまも輝きは 風のように
唄を乘せて 溫もりを抱いて
戒めを解いて 自由の地へ
理想の地へ 命を誘う
とわに輝きは 月のように
星のように 明るく照らして
戒めを解いて 自由の地へ
理想の地へ 命を誘う
時代は常に 巡り迴れど
夢を描く 物語


3.戯曲 かごめ謡

作詞:一志
作曲:Kagrra,

あな哀しや あな怨めしかな 今宵の月はいと狂おしく 瞼の裏の罪を映す
うしろのしょうめんだあれ?

此の世は好いても惚れても 愛情に身を焦がす 惹かれ逢う者を
底の抜けた 獄の極みへ 噫 逆さに蹴落として

愛執昇華 迷宮でしょうか? 心抗えず 只管に唾液を 四肢を絡ませて
愛願成就 誑り上手? 耳許で囁く 言の葉陽炎の如く

十重二十重に取り囲まれたる 格子の隙はまるで百々目鬼
さても針の筵でありんす うしろのしょうめんだあれ?

浮き世は明けても暮れても 諍いを繰返す 男も女も 赤い糸を
固結びして 噫 互いに引き千切る

愛心譲与 遊びましょうよ?
滑りをよくして ゆっくりと優しく 痛くないように
愛変千化 踊りませんか? 吐息が尽きるまで 命が果てる時まで
うしろのしょうめんだあれ?悪戯に躰を貧る 籠の鳥は縛られて 翼ももがれて

愛執昇華 迷宮でしょうか? 心抗えず 只管に唾液を 四肢を絡ませて
愛願成就 誑り上手? 耳許で囁く 言の葉陽炎の如く消え失せても

愛心譲与 遊びましょうよ?
滑りをよくして ゆっくりと優しく 痛くないように
愛変千化 踊りませんか? 吐息が尽きるまで 命が果てる時まで