cardioid

NOVELS cardioid歌詞
1.遊星オペラサーカス

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

シーソー ブルーの滑り台 水銀灯
見えやしないよ星なんて 湿った土の音

UFO 未来人 実在しない言葉
遠い世界の話しで笑い合った夕暮れ

暗闇は色を呑み込んだ

酸素 無重力 側頭葉3D
空とブランコ近づいた夜の片隅

正体不明の感情と月が
似ていた あれは単純な理由じゃなかったね

僕らは解っていたから 楽譜に君を隠した

手を伸ばしても掴めないけど 近くにいる
心と体は別々のもの 別のブランコ

こころ こころ ころ ころ
からだ からだ から から
からだ こころ から ころ

こ ら こ ら か こ

か ら だ か ら か こ こ ろ か ら か
か こ か ら こ ろ こ こ か ら だ ろ

手を伸ばしても掴めないけど 近くにいる
心と体とあの日の僕らは同じ軌道の遊星


2.umbrella

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

簡単に降り出した雨が彼女をペシミスティックに変えた
鍵穴はひとつじゃないから論理の飛躍が必要なんだ

抗生物質を頭に打ち込もう
金属音が消えるなら何度だって

変わりゆく誰かを変われない誰かが笑う
滑稽なメガロマニア
傘を探せ

燦燦と泣き出したスピーカー シンクの海に波紋を作った
抜け殻の攻撃を防いでも温度が彼女を知っているんだ

アドレナリンを心臓に直接打ち込もう
現実と夢との境界線は無い

変わりゆく彼女を変われない彼女が笑う
感情は闇のパズル
傘を探そう

真っ赤なペンキで塗りたくろうよ
失敗はそうやって隠せばいいさ
三つカウントしてきっかけを作って
臨床の皆無を証明してよ

木漏れ日 リズムの無い時計 天井 焦げた匂い

変わりゆく誰かを変われない誰かが笑う
滑稽なメガロマニア
傘の思想


3.双生児

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

それは君の友達です
いつも君の傍にいます
身近過ぎて喧嘩もします
けど一緒に泣いてくれもします

貰ったものはいつの間にか使い切ってしまいました
「それじゃあ はい これ新しいやつ」
そうなるなら悩みはしないけど
もしも愛が水のように消費されていくものだとしたら
その小さな体に2人じゃあ 奪い合うしかないもんな

君は君を嫌いだと言った
でも嫌いならなぜ泣くの?

君のその心の端っこがどうしようもなく痛むのは
大切なもの失くさないよう その友達が抓るからだろう

North, South, East, West,
未来と過去を廻り歩く
計画の中にいれるように
転んだって踏み出せるように
誰かが良いこと考えました
ひとつの体に2人入れました
Adenine, guanine, thymine, cytosine,
二重螺旋の檻の中に
時に沈み 浮かんでこれない日には悩み
「もう消えたい」と思ったって
「それじゃなんか悔しくて…」
と言えるように
どちらか一人が言えるように
悲しみの底がいつだって温かく君の事を包むように

なのに

君が君を隠して嫌うのは
君の胸の奥の方で消えそうな灯火
託すように預けたその友達を
傷つけられたりしないように
護るために書き起こしたシナリオ

君はその弱さや臆病さをどうしようもなく嫌うのに
それがあることで何かを 思いやれることを知っている
君のその心の端っこがどうしようもなく痛むのは
大切なもの失くさないよう
その友達が祈るからだよ

一人で泣かないように
一人で生きないように


4.Wiz

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

物語は今終りかけているけれど
この記憶や傷が消えたりしないように祈りながら

繋げたビーズの束、迷った時のために蒔いて無くした
But I still like you. This is never lost

会えない時には会えた気になるように
おはようとかおやすみとか唱えるような気持ちが
僕らを導く灯台のようになりますように

思う事がいつもひとつだったらいいのにな
そうなればきっと生きることが少し楽になるだろう

冷たいブリキの足、手の平の銀貨、いなくなった飛行船
But I am still looking at you.
To eternity

会えない時には会えた気になるように
おはようとかおやすみとか唱えるように歌えば僕らは近づく
嵐が続いたって虹を待てるんだ

My rusting ax
Golden brick
Story is next string

When you make a wish
Please sound the heel of your shoes

消えない虹など美しくはないだろう
終らないものがありえないように

それでも僕らは構わず願うよ
この思いが消えないように
消えたりしないように
消えてしまわないように


5.忘却事象閲覧所-inst-


6.心細胞学

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

光学顕微鏡でも覗けはしない世界
瞼を閉じ さぁ探しに行こう
アスファルトの上 傘の真下 叩いた雨音が
奥の方で響いた

想像してた以上に深い闇の中を
ライトも持たずに一人ぼっちで
微かな音を頼りにして進むしかないのは
誰にも見れない場所だから

つまずいたって怖くないよ
だってそれはずっと前に僕が隠したもの

足りないものを与え合う そういうもんでしょう?って
君の声が僕に 泣きながらくれたもの

天文学的な数を持ったそれを
思い出と呼ぶのは儚いけど
出会いの数だけ別れがある そう言える強さも
あの日の君から貰っていたんだね

涙の理由を忘れても 消えたりなんてしないよ
出会えたことよりも大切な日々をきっと 生きていたから

記憶は細胞 繋がり合ってできる心
伝える言葉で 変えることができる世界

足りないもの 君に僕は
何かあげられたかな
僕はまだここにいるよ
君が少しだけ変えた世界の真ん中

涙の理由を忘れても 何回だって探すよ
孤独のその意味を 優しさの裏側を知った日を

迷いながらも見つけるよ そして歌うよ いつか
また巡り会えたとき ちゃんと君を見れるように


7.ミッシングリンク

作詞:竹内真央
作曲:竹内真央

破れたページは奪われたんだよ
何処かで落とした覚えはないから
違和感もないほど綺麗にないそこには
夢という名の章が確かにあった

「誰に奪われたの?大事にしないから」
うるさい 他人事みたいに言いやがって
でも 何を憎めばいい?過去か自分自身か
出来れば他の誰かであれ

物語の僕らが その未来想うのは
つじつま合わせのエンディングなんて見たくないから

今はないページは丈夫に出来ていた
ちょっとやそっとじゃ破れたりなんかしない
その 笑われたページは涙で滲んでいた
だから本当は少しホッともしたんだろう

誰に奪われたか そんなのどうでもいい
どうせ世界には影響なんてない
当然のことなのに寂しいのは
自分を信じきれなかった自分自身

物語の僕らが その未来想うのは
ありふれてなんかいない 特別なことなんだ

破れてしまっても 終わらなかったんだ
破れたままでも ほら 守るべき何かは増えていくんだろう

物語の僕らが その未来想うのは
失くした後でも主役は変われないから

賞賛なんてされなくたって 確かな今日があるなら
夢なんて名前の章はいくらでも創れるんだ


8.Mouth of providence

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

どうにでもなるというなら それを証明してみろ人類
崩れそうになる度に何かを 踏みにじって
ここまで来たんでしょう?
中途半端に齧った林檎は 業と知識を加えて プライスレス
たった数ミリくらいの善巧を 遥か永遠のような詭弁にして

So please show me the truth right now Tell me why
Insane. You know?
Your foot sinks but no one cares

消えないように 願って拝んでしがみついて
もう遅いと知った
奇跡なんてもう待てないよ

冒涜 それってなんでしょう 何でも創り上げちまうこと?
お言葉ですが神よあんたが こんなくだらない人類創ったの
中途半端に齧った林檎に 感謝感激 遺伝子操作
でもきっと自分に似せたんでしょ?
疑心が産んだ暗鬼ですよホント

So please show me the truth right now Tell me why
Insane. You know?
Your foot sinks but no one cares

I won't relight your freezing heart. Well you know?
Roughly, I don't understand your shape.

遠くのものばかり見て
大事なもの見落としたんだろう
いつでも焦って間違えては
更に下にいるもの探したよ
得意でしょ?解ってないのに解っているふり
いつだって叩いたらホコリが降り注ぐよ

Please show me the truth right now Tell me why
Insane. You know?
Your foot sinks but no one cares

君にしたって 基本所詮他人の行儀 でも居て欲しいから
たったひとつの嘘から全てが壊れるんなら
奇跡なんてもう待たないよ


9.コーカス・レース

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

その鳥が隠れてしか鳴けないのは
聞こえないふりされるのが怖いから
共感されない孤独を恐れたとき
飛ぶことさえやめたの でも

優しくなれたのかな 歩いたその間に
誰もがきっと別の場所を目指す中で

あのウサギが聞こえないふりしているのは
自分の見え方を知るのが怖いから
見えない傷の在り処が痛むときは
その両目を赤くして泣いていたでしょう

優しくなれたのかな 逃げながらも いつしか
誰もがきっと別の場所を目指す中で

飛べないまま赤い目を拭いながら
コーカス・レース
僕らまだその途中 きっと 君もそこに

答えも勝敗も無いのに乾いてゆく涙と
振り返ることはできても進むしかない世界


10.星と君とマーブル模様のこと

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

初めて立って歩き出したときを
そこに無いものが欲しかったことを
忘れずにずっと覚えていられたとしたら
傷つくことなど恐れずいれただろうか

心は頭の中にあるのにどうして胸が痛むんだ
始まりと共に終わりはあるのに 僕らは大きくなった

思い出をいつも探して

本当に嘘のようなことが起こるのは
君の命をこの星は忘れたりしないから

月の欠片だと思っていた石が
実はどこにでも落ちている石ころで
自分にだけだと思い込んでいたものが
実は誰にでも与えられたもので

捨てた瞬間はすっきりしたのにどうして胸が痛んだんだ
心がそれらを捨てないからだろう 過去に変わってしまっても

いつまでも君の傍に

本当に嘘のようなことが起こるのは
君の涙をこの星は忘れないから

そうやって何度も迷い立ち止まってきた
気付くと僕らの地球儀は落書きのような印で溢れた
人造の希望 忘れてはいけないもの
ひとつも無駄は無いんだよ
捨てるものなんて拾ってないんだから

臆病者で弱くてずるくて傷つくことを恐れても
それは生きたいと願う証拠 傷も今じゃ模様なんだ

この星ととてもよく似た

本当に嘘のようなことが起こるのは
君の命をこの星は忘れないから
始まりと共に終るけど輝いているのは
君の命がこの星の心だからだよきっと


11.グーイグーワ

作詞:Mao Takeuchi
作曲:Mao Takeuchi

例えば夜空のあの色が急に 黄色くなったら 月はどう思う
見えないくらいならせっかく照らしても
意味が無いやと消えてしまうかな

いやきっと見えていたっていなくたって
月はこの星を照らすだろう
見えないことには意味が無いなんて歌
君に聞かせたくないんだよ

例えば君がいつか居なくなってしまう日なんて
想像するだけで怖くなるけど
いつかは消えてしまうなら さよならを言う日が来るんなら
どれほど君を愛したって無意味だなんて
僕はこれっぽっちも思わないんだよ

例えば砂漠の渇いた大地に雪を降らしてさ 虹を待つような
途方も無い理想を
「大人になれよ」と自称大人に馬鹿にされても

きっと夢を諦めてしまったって大人になれたりしないだろう
奇跡が僕らに起こせないなんて歌
君に歌いたくないんだよ

例えば君がいつか居なくなってしまう日なんて
想像するだけで怖くなるけど
いつかは消えてしまうなら さよならを言う日が来るんなら
どれほど君に歌ったって無意味だなんて
これっぽっちも思わせないでよ

例えばこうしたら
例えばこうだったらで
悲しい映画も寂しい童話も
君を泣かせないように都合のいいように
書き直しますよ種も仕掛けも嘘も
こういうときのために持ってんだから

例えば君がいつか居なくなってしまう日なんて
想像するだけで怖くなるけど
いつかは消えてしまうこと そんなもんは誰でも解ってる
だからこそずっといつだって君との冒険を
くだらなくたって歌っていたい
愛しているって叫んでいたいんだよ