CELLULOID

PIERROT CELLULOID歌詞
1.セルロイド

作詞:キリト
作曲:キリト

透けたフィルム越しに
ずっと見ていたよ かなり滑稽な姿
透かした顔をして
一番優れた生き物だと思っている

辺り見渡しても
個人の主張は無いただ「横を習え」で
上塗り着飾って 誰かを
愛してるふりをしてやり過ごす

どれ程 睫毛を濡らしても
二度ともう そこには帰らない

激痛の夜は 一人で乗り越えたから
この先踏み込んでいく 超人の領域

どれ程 睫毛を濡らしても
二度ともう そこには帰らない

臆病な君は その場を動けないから
他人のふりをする …震えながら

生温い愛情は これ以上もういらないから
この先踏み込んでいく 超人の領域へ


2.Adolf

作詞:キリト
作曲:アイジ

まだ何も知らない無邪気な君ヘ
ホラ 未来はこの腕が握ってる
限り無く広がる右脳の許容量(キャパシティ)
強力な流れにその身を任せて

軽く頬口付けて…それだけで

まだ誰も知らない架空の都市ヘ
ホラ 意識はそこへと向かっている
果てし無く進化してゆく精神論(イデオロギー)
無理解な大衆のみを切り捨てて

優しい君の声が 背中を押した

千年先には素晴らしい理想の世界で
この血を受け継ぐ子供達が権力を握るだろう

時には膝の上で眠りたい夜もある
優しい君の声が 背中を押した

千年先には素晴らしい理想の世界で
この血を受け継ぐ子供達が権力を握るだろう


3.脳内モルヒネ

作詞:キリト
作曲:アイジ

陽の当たらない位置を好んで 死に場所を探してる
僕を選んだ君に別れの言葉さえもかけられずに先走る

幼児期まで逆昇る記憶の一部が語り始めたトラウマ

声を出す度増える傷跡、少しずつ学んでいった笑い方

良識が崩れていく思春期、
重ねれば薄れていく胸の痛み、

手毯をつく君の顔が黒い羊に見える

脳下垂体はすでに生き続けることをあきらめ始めて
脊髄にモルヒネを せめて気が狂わぬ様に与えてくれる

良識が崩れていく思春期、
重ねれば薄れていく胸の痛み、

手毯をつく君の顔が黒い羊に見える

脳下垂体はすでに生き続けることをあきらめ始めて
脊髄にモルヒネを せめて気が狂わぬ様に与えてくれる
もしまた生まれ変われるなら 戸惑うことも無く君を探すから
この次出逢う時は二人肩を寄せ合って幸せになろう


4.Twelve

作詞:キリト
作曲:アイジ・TAKEO

変わらないその仕草が
失いかけた明かりをまた僕に点す
いつしか懐かし気に
無邪気な君の笑顔を探し求めてた

どうしても言えない言葉がある
壊れてしまうのが怖くて
温もりに崩れていきそうになる
そしてまた目も合わせられずに

空白が嘘の様に
初めて逢ったあの日を想わせるけれど
埋まることは無いだろう
きっと二人の間流れた年月は

とめどなくあふれる言葉がある
なに一つ伝えられないけれど
限界が見え隠れする夜には
君から見えない場所へと

やるせなく胸が疼く度に
運命の輪郭が見える
鮮やかに想い蘇らせる
二つの影はもう再び重なりはしない

身が切れる程冷たい始まりの朝には
二人違う空の下で強い風を受けて

やるせなく胸が疼く度に
運命の輪郭が見える
鮮やかに想い蘇らせる
二つの影はもう再び重なりはしない
やるせなく胸が疼く度に
運命の輪郭が見える
求め合う声に耳をふさいだ
二つの影はもう再び重なりはしないから


5.鬼と桜

作詞:キリト
作曲:キリト

輪廻を終えた魂には
どれだけの記憶が残っているのだろう
高ぶる気持を抑えきれず
闇夜を跳ねる蝶を口に含む

浄化の果てに辿りついて見たものは
虫ケラの様に交わう姿

暖かな景色に溶け込む様に
ただ君の事だけを想いたいよ
おもむろに置いた視線の先に
鎌を持つ使者が手を招く

禁区を越えた 俺の身体が
形を変えて 生まれ変わる
水面に映る 鬼の形相
君を忘れる 桜が舞う

懐かしい景色に溶け込む様に
ただ君の事だけを想いたいよ
おもむろに置いた視線の先に
鎌を持つ使者が手を招く

禁区を越えた 俺の身体が
形を変えて 生まれ変わる
水面に映る 鬼の形相
君を忘れる 桜が舞う
花びらの様に 俺の身体が
形を変えて 剥がれ落ちる
水面に映る 鬼の形相
君を忘れる 桜が舞う


6.HUMAN GATE

作詞:キリト
作曲:アイジ

目まぐるしく流れる時間に 大切な何かは 色褪せていく
いつの間にか仕組の一部で 自分の未来さえ他人に委ねて

孤独の淵、救いを求める声は響くだけで届かない
曇り空へ飛び立つ蒼い鳥を見上げてるだけ

無数にうごめく人の群れに一人きりで君は唇噛んで
感情の無い歯車にはさまれて作り笑いの裏、涙を流す

灰色の毎日を人形の様に操られ 踊らされる
子供の頃夢見た白馬の騎士は現れない

※きっと誰もが同じだけの苦しみ背負いながら
それでも笑顔見せている
いつか無機質な現実でたとえ動けなくても※

それでも生きていかなければ

灰色の毎日を人形の様に操られ 踊らされる
子供の頃夢見た白馬の騎士は現れない

(※くり返し)

それでも生きていかなければ

きっと誰もが同じだけの運命背負いながら
それでも笑顔見せている
いつかその想いを託してはばたいた鳥たちが
晴れた空に帰って来る日まで