FINALE

PIERROT FINALE歌詞
1.FINALE

作詞:キリト
作曲:潤

薄笑みを浮かべた支配者は自らのシナリオ通り
破滅へとたどったステージのフィナーレに酔いしれていた

そびえたつ煙と火柱が鮮やかに華を添える

流れ出す涙はあきらめの溜め息に変わり始めて
君に捧げる次の舞台の物語を描こうか
二人に似せた「アダムとイヴ」をまず海に沈めてみよう

流れ出す涙は本当の僕の気持ちを隠しながら

君に捧げる次の舞台の物語を描こうか
二人に似せた「アダムとイヴ」の足どりに胸躍らせ

晴れた空と燃える空で終わりなく求めあう
この二人はやがていつか出逢えると信じている…


2.ハルカ…

作詞:キリト
作曲:PIERROT

幾億の時を重ねて 無限に募る想い寄せて
絶え間なく変り続ける景色で 眠る君に会えるまで

遥か遠い過去の記憶を呼び覚ます 荒れ狂う海原で生命が産まれる
太古の日差しをあびてふたりはめぐり逢った
まだ知らぬ未来を疑いもせずに

巨大な山脈は唸りをあげて 真白な息を吐き太陽をさえぎった
そして何もかもを奪い取って

ヒビ割れた大地で君と 終わる世界を眺めていた
いつの日か時空を越えて 出会える様に祈りを残して

導かれるままに進化を繰り返し 儚い文明を幾つも築いた
灰色にひしめくコンクリートの上で 君の姿だけを何度も探した

顔を出した太陽は毒を降り注ぎ 過ちを受け入れた大陸は息絶えていく
そして何もかもを奪い取って

幾億の時を重ねて 無限に募る想い寄せて
果てしなく続く螺旋でおびえる君にたどり着けるまで

最期にふたりで誓った再会の彼方へ向かって


3.CREATIVE MASTER

作詞:キリト
作曲:アイジ

さあ幕は切って落とされようとしている
自己複製(コピー)を繰り返し増殖しな

ビリヤードの玉の様にぶつかりあいドラマ作って見せてよ

暗号の解読は頭をよく使って
聖書(キリスト)どおり動きだせば

ありがたい予言者の言葉の意味うまくこじつけてみて
観客がもっと刺激受ける様な展開を見せるのさ

こうして二人はいくつの壁を乗り越え歴史を作るのだろう
誰だって心の奥ではハッピーエンドを望んでいる

得意気な予言者の言葉の意味によく振り回されて
観客がもっと刺激受ける様な展開を見せるのさ

こうして二人はいくつの壁を乗り越え歴史を作るのだろう
手に汗を握る位の「裏切り」を待っている

さあ幕は切って落とされようとしている
自己複製(コピー)を繰り返し増殖しな

ビリヤードの玉の様にぶつかりあいドラマ作って見せてよ


4.カナタへ…(Album Mix)


5.ECO=System

作詞:キリト
作曲:キリト

バランスのとれた共存の仕組みで
君に触れることはもう出来ない
見えない鎖を断ち切るその時
過ち犯す覚悟を決めたけど

傷はいつか君を守る強さに変わるの?
刺さる様な人の目もかまわずに抱きあおう

近づいて、このままじゃ耐えられないのなら
その胸で押し殺す声をそっと聞かせて

傷はいつか君を探す目印に変わるの?
避けて通る人の波気にせずに抱きあおう

近づいて、このままじゃ君が見えないから
その胸であたためた言葉を口にして

気が遠くなりそうな道のりを目指すよ
霞んでいく君の影、確かめられるところへ


6.MAGNET HOLIC

作詞:キリト
作曲:キリト

電飾に彩られた街
飽きもせず終わらない夜に
デジタルは気流にまたがり
どこへでも連れていってくれる

プラスとマイナスの
配列が変換されるその度に
刺激を受けてしまう(ココ)は
薬飲むよりずっとHIGHになる

モニター越しに出逢った君は
千年前より何倍も綺麗さ
少しは僕もあの時代より
いくらか出来ることが増えているよ

プラスとマイナスの
配列が変換されるその度に
刺激を受けてしまう(ココ)は
もしかしたらイカレちまったかも

モニター越しに出逢った君は
千年前より何倍も綺麗さ
少しは僕もあの時代より
いくらか出来ることが増えているよ
モニター越しに積もり積もった
思い出話を語り明かそう
君に話しておきたいことがあるよ
だから落ち着いて聞いていて


7.MAD SKY-鋼鉄の救世主(メシア)-

作詞:キリト
作曲:Pierrot

暴走する常識の狭間で 操られていることも知らずに
君は少し考えたふりして 予定通りの未来を選んでいく

耳を澄ましてごらん 胸の奥 悲鳴が聞こえてくる

大地を蹴る 鋼鉄の救世主は必要のない景色だけを消滅させる

監視された 箱庭の楽園で笑っていよう 出口の鍵が見つかるまで…

朱い雨は血を流す様にそっと 二人の肩優しく濡らすけれど

耳を澄ましてごらん とめどなく悲鳴が聞こえてくる

大地を蹴る 鋼鉄の救世主は思うままに人の群れを動揺させる

隔離された 箱庭の楽園で愛し合おう次の答えが見えるまで…

耳を澄ましてごらん 探していた答えが聞こえてくる

やがて僕は最後の鍵を解く 待ち焦がれた君を連れて次の舞台へ
何も言わず狂った空の下 腕の中で身を任せて眠っていて

君の瞳が再び開く時 新しい時代は訪れる
革命の鼓動と歌声を 裂けた鼓膜の隙間から脳髄に刻みつけて―――


8.SACRED

作詞:キリト
作曲:キリト

青白く君を月が映していた
いつまで待っても動きはしなかった

やがて眠気におそわれる

どれだけの痛みを君に感じさせたろう
許しを乞うには罪が重すぎて

帰る場所さえ無い僕はどこへ向かえばいい?

瞳閉じたままでいいからそのまま離れずにいて欲しい
見失った二人だけの聖地をまた創り出してみせるから

夢中でここまで来てしまったけれど
捨て去っていくことがあまりに多すぎて

眠る場所さえ無い僕はどこへ向かえばいい?

横たわったままでいいからそのまま離れずにいて欲しい
見失った二人だけの聖地を何度でも築きあげるから


9.ICAROSS

作詞:キリト
作曲:アイジ

照りつける高熱の恒星
限り無い狂気をかざして

華やかな異国の儀式
裁かれる過去のあやまち

翼を広げて地上に別れを告げた
飛び立つその訳を誰にも言えないままで

だからせめて貴方だけには残したい
日に焼きつくされて消えてしまう前に
だからせめて貴方だけには話したい
気がふれたとされる僕の胸の内をどうか…
翼を広げて地上に別れを告げた
懺悔する訳を誰にも言えないままで

だからせめて貴方だけには残したい
日に焼きつくされて消えてしまう前に
だからせめて貴方だけには話したい
これでもまだ許されない僕の罪をどうか…

だからせめて…

生まれ変わっても重ねていく償いを君に…


10.ラストレター

作詞:キリト
作曲:PIERROT

まぶたに浮かんだ君の背後に 薄紅の花が咲いていた
すぐに色あせて朽ちていくのに あんなにも命燃やして

未来も選べずに死にゆくこの心は 汚れなく澄み切った川の様に
どこまでも流れて まだ見ぬ向こう岸へと
迷いもなく渡っていくのだろう

叶うはずのない二人の願いは 夕闇の奥へと滲んでいく
君に伝えたかった僕の想いは 舞い上がる砂嵐に掻き消され

そっと春風が頬をくすぐる 堪えてた涙あふれる

くちびる噛み締めて 最期に見る瞳を逸らさずに
うなずいた 黙ったまま
二人を引き裂いた束縛すらなかった
あの日の様にきっとまた逢えるから…

叶うはずのない二人の願いは 夕陽の奥へと滲んでいく
君に伝えたかった僕の想いは 舞い上がる砂嵐に飲み込まれ

もう泣かないできっとまた逢えるから…

届く場所のない二人の願いは あどけない記憶で生き続ける
君に渡せなかった最期の手紙は
この胸に秘めたままで連れていくよ


11.クリア・スカイ(Album Version)


12.CHILD

作詞:キリト
作曲:キリト

黒い雲が蛇のようにうねっている空の下で僕は目覚めていた
死に絶えた荒れ地の上で黙ったまま膝をかかえ闇を見据えていた

このまま光も射さずに天は僕に何をすべきだというのだろう

長すぎた夜は明けていく朝はやがて踏み出すべき道を映し出す

明日も何も変わらずに歩いてゆくだけだったとしても

僕は母なる海の底へとは戻りはしないよ君がまだ来ないから
腕に突き刺さる風を受けて生き延びていくよ
このホシが朽ち果てるまで

明日も何も変わらずに夢みているだけだったとしても

僕は母なる海の底へとは戻りはしないよ君がまだ来ないから
腕に突き刺さる風を受けて生き延びていくよ
このホシが朽ち果てるまで

強く響け僕の歌声よ行き場を無くした君のもと、届くように
そしてまた新しい命を産み落としていて
このホシが諦めるまで


13.Newborn Baby

作詞:キリト
作曲:キリト

未来に怯えた母胎の中で
やがて塗り替えていくステージを睨みつけた

気まぐれな世界の創り主は
いつの時代も一人悪魔を存在させる

恐怖に染まった世紀の終わりは
後になってみれば優しい思い出になる

誰もが求める一つだけの抜け道を
君にだけ教えてあげるよ

連れていこうか絶望が快楽に変る瞬間へ
きっと君は驚くほど進化する

出来ごとには理由なんか無くて
突然変異だけが流れを変えていくのさ

誰もが求める不老不死の伝説を
君にだけ教えてあげるよ

連れていこうか常識が無駄なものになる瞬間へ
きっと僕は全ての想像を超える