暫存

PIERROT 暫存歌詞
1.KEY WORD

作詞:キリト
作曲:アイジ

甘い声で 助けを求める
抱いた僕の 背中に爪を立てる

腕から逃げた短か過ぎた記憶
慣れた手付きで葬り去ろう

傷はすでに 脳髄を過ぎたのに
忘れた頃 別れを告げに来る

それは悲しい物語演じた
涙位見せたらいいの

※瞼の裏に潜む 消すことの出来ない文字
疲れ果てた身体さえ 横たわることが出来ない
この世に生を受けた その日から消えない文字
全てを捨てて貴方に 逢いに行くことも許さない※

腕から逃げた短か過ぎた記憶
慣れた手付で葬り去ろう

それは悲しい物語演じた
涙位見せたらいいの

(※くり返し)

高鳴る胸の奥の 鼓動まで遮る文字
窓の外で戯れる 死神から目を離せない
この世に生を受けた その日から消えない文字
全てを捨てて貴方に 逢いに行くことも許さない


2.screen 3.残酷な夜

作詞:キリト
作曲:キリト

あの時の残像がまだ残ってる
一番綺麗だった笑顔と なのにこぼれた涙と
耳鳴りが止むまではそこに立ってた
最後に触れた感触は一瞬で消えたけれど

初めて知る残酷な夜は
失くしてからいつまでも続く
凍えている身体を丸めた
孤独の中眠れもしないで

霞む月眺めてはそっと祈った
細い肩震わせながら歩き始めた彼女の
足元が見えるように照らしてほしい
温もりを伝えることもできない僕のかわりに

初めて知る残酷な夜は
淡く閉じた過去ばかりみせる
この痛みも
隠せない迷いも癒えていくと分かっているのに

-無情に過ぎてしまう日々の中-

景色は「変わっていく」、
「変わらぬ」想いは連れていくから

幼すぎた二人で望んだ世界を今僕だけが見てる
割れる程の歓声の中で 映らないよその姿だけが


3.「天と地」と「0と1」と

作詞:キリト
作曲:キリト

頭上に浮かぶ「小さな武器」は
閉鎖系の周囲で常に回り続ける
そして「地平」は足元に無く
遥か彼方呼びかける 君の声は聞こえない

終止符は秒読みになる
高い場所で 群れを見下ろすだけの
「あの人」に もう背くしかないから

雨粒が やがて凶器になる前に
大切な君に別れを告げたい
何も言えずうなだれたその背中に
本当の理由を言えれば

まだ出逢ったばかりの二人には
とめどなく太陽の光が注がれた
まだ狂い出す前の僕には
揺るぎなく構える大地が見えていた

薄紅の唇はまだ あきらめずに
愛しい人の為に少しでも生き延びようとするから

あの雲が 焼けて蒸気になる前に
大切な君に別れを告げたい
何も言えずうなだれたその背中に
本当の理由を言えれば

天と地はやがて統一されてく
意志を持ち始めた「0と1」 の配列に
意志を持ち始めた「0と1」 の配列に


4.screen 2.VIRTUAL AGE

作詞:キリト
作曲:キリト

ひとたまりもない 空洞の日には
頑なに願望と違う軸に立って
何処にでもいる顔つき演じて
いつだって反動のきっかけを待っている

君の喘ぐ声 断末魔の叫びに変わってしまうよ
二人きり誰にも邪魔をされない所で
手をとりあっていこう

子供みたいに甘えた仕草で
首に手をあてがって終わること求めてる

きっと忘れない あどけなくて純粋な最後の泣き顔
明けていく空には二度と消えない映像が描かれるだろう
快感を伴って

そしていつの日も 偽りの姿は君に答えるよ
見せかけの忠実で そしてこのままで
ヒビ割れた理性に 気付かないなら
弾金を引いてみて

きっと忘れない あどけなくて純粋な最後の泣き顔
明けていく空には二度と消えない映像が描かれるだろう
快感を伴って

そしていつの日も 日常の姿は見つからないよ
人込みに溶け込んで
画面の中でいつでも会えるから
隙間で覗く本性は隠したままで


5.Far East ~大陸に向かって~

作詞:キリト
作曲:キリト

温かな眠りが 途切れた夜は決まって
荒んだ背景に 怯えて丸くなる

いつも同じ旋律の安らかな歌声が
永遠に続くものだと信じながら 瞳を閉じた

凍える暁に 小さな手を引きながら
凛として歩く 母親の背中越しに

ぼんやり透けて見えた 切実な現状と
唇を噛み締めて 耐えるだけの無力さと

広い海の向こう側では 見たことも無い幸せが
受け入れてくれるものだと信じながら 瞳を閉じた

ここから見えるはずのない 大陸に向かって
やがて巡り逢えるはずの 貴方を求めている

ここから見えるはずのない 大陸に向かって
やがて巡り逢えるはずの 貴方を求めている

絶え間無く変わり続ける この世界の中で
辿り着けるかも知らずに 貴方を求めている

ここから見えるはずのない 大陸に向かって
やがて巡り逢えるはずの 貴方を求めている


6.メギドの丘

作詞:キリト
作曲:キリト

黒い天空で 並んだ星が告げる
彼に造られた 二人が出逢った夜

鈍く聳え立つ大木の麓で
口付けを交わした 万物が息づいた
だけど悲しげな瞳が語っていた
君は知ってたね この世の終わりを

一時だけ 全てを忘れその胸で
幼い日々に戻ることが出来たら
白い雪にあの日の誓いを刻もう
朽ち果てた地上に 置き去りのまま

メギドの丘で待つ 君を見上げてる
重ねた罪で黒ずんだ 両足が働かない
粉雪で途絶えた 約束の言葉
倒れる僕に気付かずに 方舟は消えていく

下僕として生まれた「君」と「僕」が
一度だけ「彼」に逆らう聖なる夜

一時だけ 全てを忘れその胸で
幼い日々に戻ることが出来たら
白い雪にあの日の誓いを刻もう
朽ち果てた地上に 置き去りのまま

メギドの丘で待つ 君を見上げてる
重ねた罪で黒ずんだ 両足が働かない
粉雪で途絶えた 約束の言葉
倒れる僕に気付かずに 方舟は消えていく

鐘の音が伝える 終幕の知らせ
彼が描く終末は 本当に正しいの
粉雪で途絶えた 約束の言葉
倒れる僕に気付かずに 方舟は遠のいて消えていく
倒れる僕に気付かずに 方舟は遠のいて消えていく


7.利己的な遺伝子

作詞:キリト
作曲:アイジ

左回りの時計に知らされて
併せ鏡の自分を確認する

原色が出迎える朝の風景は
切り刻むように神経を逆撫でる

何気無い毎日が着実に育てていた
複数の意志が全てを破壊する

幾億の遺伝子を超えてまた逢えたら
きっと素敵な夢を見せてあげる
灰色の空を指差して朽ち果てよう
そして一度は閉じた瞼を開いて

Ah, 僕は幾つかの狂気を潜り
人格を操作する術を覚えた
Ah, 君は許される範囲の中で
その時重なり合う僕を愛してればいい

Ah, 僕は幾つかの狂気を潜り
人格を操作する術を覚えた
Ah, 君は許される範囲の中で
その時重なり合う僕を愛していればいい

「ヒビ割れていく仮面はまだ誰にも外せないけれど
遠くで微かに聞こえる声に導かれていく」

「外れかけた理性の箍零れ出すイビツな核
激しく繁殖しながら何処までも増え続ける」