約束

Qwai 約束歌詞
1.Introduction


2.少年

作詞:Qwai
作曲:Qwai

駆けてく少年の背中は
いつかの僕達を映してた
笑い声と雑音の混じる午後
一人僕は何処へ向かってたんだろう

重ねてきた 夢のカケラひとつ
砕け落ちたらまたひとつ
二度とは戻れない坂の途中
遠回りをした 季節の果てに
僕はもう一度 手を伸ばした

光射す情景 涙のあと 曲がりくねってく坂道
転ばないように 少しだけ大人になる
誰もが同じ空の下を 何かを探して進んでく
遠い夏の僕らサヨナラ

溶けてくため息と耳鳴り
全て夏のせいにしたかったんだろう

目を閉じたのは 泣いたわけじゃなくて
流れてく汗が沁みただけ
二度とは戻らない坂の途中
遠回りをした 季節の先に
僕は確かに 明日を見た

光射す情景 涙のあと 曲がりくねってく坂道
転ばないように 少しだけ大人になる
誰もが同じ空の下を 何かを探して進んでく
遠い夏の僕はサヨナラ


3.アクアリウム

作詞:QWAI
作曲:QWAI

悲しいくらい 嫌気がさす自分に
呆れるくらい 出てこない言葉

現実が怖くて 痛くて辛くて 飛び込んだ
誰の邪魔もなくて 深い深い場所まで

光遠く 鈍く 動く目を閉じて
僕は堕ちてゆく

変わらない僕を どうか あざ笑ってよ
しがみつく僕を どうか 振り落としてよ

意識遠く 解く 記憶 背を向けて
僕は堕ちてゆく

漂った僕を どうか 見つけだしてよ
手を引いて僕を 何処か連れ出してよ

泡のように消える 言葉はもういらないんだよ
彷徨った僕の心を 引き裂いてよ
泳げない僕を 誰か抱きしめてよ


4.一枚の写真

作詞:QWAI
作曲:QWAI

癒える事など 無いはずと
思っていた傷も 乾くほどに
長い時間が 過ぎました
風が運んだキンモクセイ 夏の終わり

「ねぇ 嘘つくのやめにしよう 私もやめるから」
そう言った後 Ah 涙したよね

もう1度会いたくて ただ会いたくて
今さら帰れない
2人が寄り添ってたあの頃は
もう戻らないんだね
どうすれば忘れられるだろう
わからぬまま時は過ぎて
大人になった君は 今何をしてるだろう

街を彩る 並木道
少し冷たい風が 通り抜ける

Oh 右肩を寄せて歩く 君はもういないけど
左手が覚えているよ 確かなぬくもりを

どんなことよりも いま

もう1度会いたくて ただ会いたくて
今さら帰れない
2人が寄り添ったあの頃は
もう戻らないんだね
一枚の写真に残された
止まったままの秒針が
大人になった僕と
動き出すよ 君よ幸せでいて


5.メランコリー

作詞:Qwai
作曲:Qwai

はしゃいだ夏の記憶と匂いと君の涙と
数えたひとつふたつと空
虚しさだけ残った

夜に放たれた 部屋の窓から
君の後ろ姿 遠く離れた
月の光照らしたふたり
輪郭はすぐぼやけた

幼くて 君を泣かせた
知らなくて それが僕のせいなら

今夜手を伸ばして 君をさがすよ
雲の隙間をすり抜ける様に
月の下光り浴びて映る
ふたつの影をまた この季節に残して

流れてく 時のはやさに
戻れない あの日の僕は
幼くて 君を泣かせた
聞こえないふりをしてた サヨナラ

今夜手を伸ばして 君をさがすよ
雲の隙間をすり抜ける様に
月の下光り浴びて映る
ふたつの影をまた この季節に残してく

還らない…

還らない…

まだ解けない夜の魔法は 夢物語
思い出せない君の顔は
夜に溶けた


6.〒400-0044

作詞:QWAI
作曲:QWAI

浅い夢とアラームの音
鏡越しの深いため息
見つからない鍵
消し忘れたテレビ
天気予報 晴れのち曇り

国道を見上げる踏切
入口に並ぶコンテナ
待ちきれない音
ポスターのトンネル
ミラーボール 始まりの合図 Ah

誰にだってほら 君にだってほら
心の中 音の扉開くよ
溢れ出すミュージック
いつだってほら 明日だってまた
答えのない 夢物語の続きを話そうよ Ah


7.ヒマワリ

作詞:Qwai
作曲:Qwai

ふと見上げた空には ビルの隙間
顔だした太陽 浮かぶあの頃

もう僕のことなんて 忘れただろう
壊れた時計のように

あの日逃げ込んだ秘密基地で誓った約束が
僕のことを走らせる「まだこれから」って

そう全てのことが特別で輝いてた
背伸びして太陽を追いかけてた
目の前に広がる空を独り占めしたくて

プラスチックのピストルでみんなを守ってた
ドラマチックな運命にただ訳もなく憧れてた

さぁ何か始めよう 終わらないメロディー
歌い続けよう
もう一度 キミと会えるその日まで走ろう
どうか笑顔のまま

そう全てのことが特別で輝いてた
背伸びして太陽を追いかけてた
目の前に広がる空を独り占めしたくて

そう全てのことは思い出に変わってゆくけど
僕は都会(ここ)で明日を見ている
たとえ風に吹かれても凛しく立つヒマワリの様に


8.サヨナラの空

作詞:Qwai
作曲:Qwai

サヨナラとあたりまえの 言葉を追いかけ
遠く遠く 放されて 今 途切れてく

誰かの足跡 つぶれた花びら
風は空へ寂しく消えた

花はまた咲くんだって 気づく事もできなくて
春を待てず キミは消えた

サヨナラとあたりまえの 言葉を追いかけ
手を伸ばす そこには何もなくて
思い出は頼りなくて 忘れてしまうから
遠く遠く 追いかけて ただ 消えてゆく

空を飛び回ってる鳥たちと雲と 不自由な僕ら
理由ばかり探し歩いてた

逃げ出したキミと僕は 同じ空を見てる

流れ落ちてこぼれた 嘘と涙と僕の声 キミに届けよう

駆け出した季節の中 想い巡らせて
羽ばたいて そこから何を見よう
思い出も連れて行こう 忘れてしまうから
今 届かない 青い空に橋を架けて

サヨナラも時が過ぎて 擦れてしまうなら
遠く遠く 消え去って ただ 花となれ


9.スパイラル

作詞:QWAI
作曲:QWAI

最近の状況 体調 心少し不感症ってとこ
素敵な映画の最後も Ah 笑えない

臆病になった好奇心 無関心ただの嫉妬心
後ろで背伸びしているの Ah 気づいてよ

笑えない 歌えない 叫べない 愛せない
つまらないスパイラル 抜け出せないんだよ
届けたい 届かない 戻りたい 戻れない
ねじれた影 螺旋に舞う

最近ふと気がついた 誰もがさ結局さ
1人きりだなって Ah 同じだろ

笑わない 歌わない 叫ばない 愛さない
くだらないスパイラル 抜け出したいんだよ
壊さない? 壊せない? 壊したい? 壊れたい?
本当の自分てなんだ?

笑いたい 歌いたい 涙も流したい
終わらないスパイラル 抜け出してみせるんだよ
光の向こう側 新しい世界へ
想いよ 蝶のように舞え


10.最後の30分

作詞:QWAI
作曲:QWAI

今日はいつもよりも なぜか素直な気持ちになれたよ
今ならきっと 言える気がするんだ
一つだけ聞きたい事 どうしても聞けなかった事
限られた時間の中で幸せでしたか?

この胸に残してくれた 大きな優しさと悲しさの中で
僕にもできること 僕にしかできないこと
少し気づけた

ありがとう そしてさようなら
ずっと頼ってばかりだったけれど
今夜あなたと出会えて とても幸せだった
僕のこの想いが 届きますように

さあ もう目を閉じて 今日は最後にもう一度だけ
あなたの夢を見よう

夢の中問いかけた日々 何も答えてはくれないけれど
信じ続ける事 想いは届くという事
やっと気づけたよ

ありがとう そしてさようなら
ありきたりな事しか言えないけど
今夜あなたと出会えて とても幸せだった
優しい声も1人で泣いた夜も 全部覚えていたいけれど
僕はもう行かなくちゃ
さよなら


11.約束

作詞:QWAI
作曲:QWAI

知らぬ間に 大切な物を
僕はどれだけ捨ててきたんだろう
高く晴れた空に 走り続けるって
僕はどれほど誓ったんだろう

抱えきれない程 増え過ぎていった
夢はいつからか重くなって苦しかった

数えきれない程 場面の中で
僕はどれだけの人に 「ありがとう」言えたんだろう

たとえ幕が下りて これで一度
僕らの旅が終わっても
悲しい顔はしなくてもいい
今はこんなにもほら

穏やかだから
帰れなくていい 戻れなくていい
過ごした時が輝いていれば
急かすようにもうそこまで
来てる旅立ちのとき

こんな僕たちの日々 振り返っても
決して立派な物語にはならないけど
それぞれの道の途中で
時々は思い返すだろう
懐かしい日々よ 僕たちが選んできた
瞬間はいつまでも忘れない
それぞれ向かう行き先
今は確かめてる

柔らかな春がまた来れば
繰り返す出会いと別れたち
いつの日か思い出になった時
ここでまた逢おう