暫存

RIKKI 暫存歌詞
1.巡る想い

RIKKI+宮沢和史
作詞:RIKKI
作曲:宮沢和史

つめたい夜更けに渦巻く空をみている
静かな寝息をとまどう心に感じて
ためらう事 求める事
薄れてゆく記憶の中
季節を告げる南風が吹き
闇夜へと消えて行く

さよなら一つで散り散りになったけど
手を振るわたしをせつない笑顔で見送る
涙よりも 痛みよりも
高鳴る白い波の音が
打ち寄せては明ける空へ
優しく染みこんでく

流される日々の中で またいつか出会えるなら
あたたかい風の波紋に抱かれながら巡る想い

あなたとの重ねた夢 遠くから見つめている
あたたかい風の波紋に抱かれながら巡る想い


2.からたち野道

RIKKI+宮沢和史
作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

赤い実にくちびる染めて
空を見上げる
これ以上つらい日が来ませんようにと
飛び石踏んだ

からたち野道 花ふく小道
泣いたらだめよと虫の音小唄
からたち野道 はるかな小道
あのひとのもとへと続く道

紅い血にくちびる噛んで
空を見上げる
もう二度とつらい日が来ませんようにと
まぶたを閉じた

からたち野道 垣根の小道
泣いたらだめよと沢の音小唄
からたち野道 はるかな小道
あの人の歌がきこえた道

赤い実にくちびる染めて
空を見上げる

からたち野道 草笛小道
泣いたらだめよとなずなの小唄
からたち野道 はるかな小道
あなたのもとへ駆けてゆきたい

ひとりぼっちの陽だまり小道
いつも二人で歩いてた道
こずえの花を摘みとりながら
泣きべそかいては困らせた春

からたち野道 花ふく小道
泣いたらだめよと虫の音小唄
からたち野道 あの日のままの
あなたのもとへ駆けてゆきたい


3.朱驚―トキ―

RIKKI+宮沢和史
作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

雪を割り咲く花が
薄紅に島を染めれば
長すぎた時を忘れて
山は息を吹き返す

この島で夢を見て
この島で夢からさめる
都会に出る船の汽笛が
風にかき消されてく

梅雨を彩る紫陽花
夕映えの凪に浮かぶ丹
強い海風 耐える岩ユリ
二人はここで大人になった

この島でめぐり会い
この島で君に手を振る
朱鷺が舞う空を見上げて
君と生きてゆけたら

待ちこがれた村祭り
手をつなぎ抱いた杉の幹
稲穂が頭たらすあぜ道
二人はここで大人になった

またひとつ夢を見て
またひとつ夢からさめる
島を出る船の汽笛が
波にうち消されてゆく

この鳥でめぐり会い
この島で君に手を振る
朱鷺が舞う空を夢見て
君の面影さがす
君の面影さがす