スピードスター

TRIPLANE スピードスター歌詞
1.スピードスター

作詞:江畑兵衛
作曲:江畑兵衛

長い長い歴史を紐解いたら
同じような事の繰り返しで
流行りものなどもきっと
そうだろうってうなずけた

未来の速度を肌で感じながら
走っているような錯覚の中
芽吹いた想いを歌にしながら迷いもなくただ飛び出した

無情のラストラウンド
自由をそっと手にしまう毎日が
この時代を変えなくても

ずっと側でもう朝まで奏でたい
そう今からこの目の前を蹴散らして
ずっと側でもう朝まで奏でたい
いつかその目を眩ますような
意味を見つけだしたいから

最終的な僕らのイメージはバラ色の未来
綺麗ごとなど放り投げてさ
素直な欲望を的にしながら
矢を射る僕らが生み出してきた

妙に確かな自信をそっと胸にしまい
憂いに近いこの現代にフラれても

ずっと側でもう朝まで奏でたい
そう今からこの目の前を蹴散らして
ずっと側でもう朝まで奏でたい
いつかその目を眩ますような
意味を見つけだしたいけど

雲の上なんだ 答えはいつも
でも夢を見ないか

ずっと側でもう朝まで奏でたい
そう今からこの目の前を蹴散らして
ずっと側でもう朝まで奏でたい
いつかその目を眩ますような
意味がなくなっても

ずっと側でもう朝まで奏でたい
いつかこのイメージと重なるような
スピードを手に入れるから


2.風

作詞:江畑兵衛
作曲:江畑兵衛

新しい扉の前で 何か忘れ物をしたような気持ちになる
道端の草木を揺らす風が 僕の進む道を教えてくれる

愛は育ち過ぎて未練も残るけど

君無しで生きて行く決意を告げた拍子に
笑って見せるから 涙こぼれた
作り笑いじゃない本物の笑顔なら
いつまでも“大切”と呼べる

また一つ大人に近づくことが何も頼らず歩くことと言うなら
僕もまた少しずつ大人に近づいて

途切れない想いは鼻唄にでも乗せて
風に委ねれば君に聞こえる
とりあえず僕は夢を叶えて見せよう
それが報いとなる

部屋の隅に落ちていた一枚の絵葉書の裏
六時台の空虚な時間を埋めるように
その言葉をのみこんだ

君に宛てた歌も届かないまま
サヨナラを言うことになろうとは知らずに

淀んだ空気に体を投げ込む前に
泣きじゃくっている君を強く抱きしめる
作り笑いじゃない本物の笑顔など
見せてくれなくたっていいよ 強がりはいらない
“大切”と呼べるから… 風に飛ばして…


3.セーター

作詞:江畑兵衛
作曲:江畑兵衛

「大切なものを手に入れた」って僕は幻想を伝えて
情熱の前じゃ出せない憂いを
どこまでも小さくたたんで針の穴さえも通る程にまとめたら
空に向かって投げかけたこの歌を

あなたのせいだとでも言えるその気になれば
離れた後でも消えない思い出

そうやってまた何かを傷つけて進むこの道が
環状になって抜け出せないけど苦じゃないよ
少年のような心で歩いてく街の真ん中で
浮かび上がった思い出の餌食の歌

あれはただ「セーターとでも寝れる」とムキになって
離れた後でのつたない想いです
心からせつないトゲを抜けるその日を待ってたら
weightをかけたものが消えない…

大切な何かを手に入れた僕は何もかもが見えなくなって
心は閉ざされたまんま冷たくなったまんま
右へ左へ揺れるように…

今はただセーターとでも寝れるその気になれば
離れた後でも消えない想いで
心からせつないトゲを抜けるその日を待ってたら
waitをかけて消えないまんまだ
そう僕らは帰りたい場所などを決して隠しはしないけど
一人くらい「このままで…」と聞かせてよ