雪のアスタリスク

TRIPLANE 雪のアスタリスク歌詞
1.雪のアスタリスク

作詞:江畑兵衛
作曲:江畑兵衛

オリオン座が最近綺麗に見えて
東京にも冬がやって来た
天気予報じゃ まだ癖が抜けなくて
地図の端っこの雪だるまを見てしまうんだ

生まれた街の風は冷たくて
君の手はきっとかじかんでいるだろう
それなのに僕らの距離は遠くて
何も出来ず ただ空を見上げるよ

君に逢うだけで世界が晴れて
君に逢うだけで温かくて
冬の寒さの意味を
二人の距離の意味を
君がいつも教えてくれるよ
当たり前の言葉に笑えて
当たり前の景色で泣けるのは
君とだから 君とだから
僕は僕のままで居られる事に気付いた

手稲山に白い雪を冠せて
北風は僕まで届くんだろうか
膝丈まで埋まった赤いテレビ塔
イルミネーションの光
アイスバーンの匂い

空から降りてくる雪を手ですくって
指先に乗った小さなアスタリスクを見付けて
「二人を繋ぐ星になれば良いのにね」って
泣きたいのに笑う君を抱き締めた

24時間君を想い続けて
それでも距離は変わらなくて
信じて すれ違って
挫けそうになった時も
その笑顔が僕を支えてる
当たり前の言葉に笑えて
当たり前の景色で泣けるように
君とだったら 君とだったら
僕は どんな現実も
乗り越えて行ける気がするんだ

僕は譲れないものを抱えて
それでも君を守りたくて
埋もれそうになりながら
もつれた糸を手繰って
幸せの光を探してる

君に逢うだけで世界が晴れて
君に逢うだけで温かくて
冬の寒さの意味を
二人の距離の意味を
君がいつも教えてくれるよ
当たり前の言葉に笑えて
当たり前の景色で泣けるのは
君とだから 君とだから
僕はこの距離を越えて
迎えに行こう
ほら 未来はすぐそこに


2.フェイスオフ

作詞:江畑兵衛
作曲:江畑兵衛

乱雑に脱ぎ散らかした
昨日の一部始終を知ってる
お気に入りのジーンズ
夕方からのコンパはキャンセルして
今更焦って仕事に手を付けるんだ

何処まで続いてんだろう この迷路

もう一度だけ
僕らの飛び込んだこの世界を
受け入れてみよう
信じる事が まだ 良い事を生む
プラスの連鎖を期待して
後ろも向かずに飛び回って
新しい自分と出会うまで
もう一人の僕とフェイスオフしてくのさ

レンタルショップで借りた
洋画の結末がくどくて
ブルーな日曜日
最近は体脂肪を気にして
カテキンの入ったお茶に変えてみたり

何処かに落ちてないかなイチオクエン

ぼーっとしている間に
僕らを取り巻いたこの世界を
受け入れてみよう
真実などは 知らぬが仏
案ずるよりナントカって言うじゃん
相思も相愛も気にしないで
新しい自分と出会う為
もう一人の僕とフェイスオフしてくのさ

Mukashi yoku miteita,“oji” to “KOKUDO” no
nessen wo omoidasu.Hanattare no hitomi ni
hebaritsuita STAR no hikari.Yume wa katachi wo
kae,michi no STAGE ni tatta ima,boku wa alone…
Ikari wo koroshite,“OSHAKASAN” ni nattemo,
kawarazuni hitorikiri.

もう一度だけ
僕らの飛び込んだこの世界を
受け入れてみよう
信じる事が まだ 良い事を生む
プラスの連鎖を期待して
後ろも向かずに飛び回って
新しい自分と出会うまで
もう一人の僕とフェイスオフしてくのさ

常に脅威の僕が待ち受けてりゃ良いな


3.冬休み

作詞:江畑兵衛
作曲:江畑兵衛

長靴の中の感覚も無いのに まだ遊んで
日は暮れても また明日だって
同じ無限の自由が広がるのに
べた雪の丹前にくるまって
仰いだ空が あまりに広くて
吸い込まれそうで
怖くて べそかいたのはいつの日か

あっと言う間にこんな風に
僕らは大人になっていたよ
「イヤだイヤだ」と駄々をこねて
戻りたいと眠るだけさ

屋根にぶら下がる
氷の剣を取り合って
無我夢中で闘って
折れたら 舐めて かじって不味くて ただ笑って

ふとした時そんな風に
僕らは子供に帰って行くよ
カラカラと音を立てながら
巻き戻しをするみたいさ

あっと言う間に こんな風に
僕らは大人になっていたよ
「イヤだイヤだ」と駄々をこねて
戻りたいと眠るだけさ
ほんの少しの一休みさ


4.妖花

作詞:江畑兵衛
作曲:江畑兵衛

あの日遠い街の影の中で
揺れてた光 それが君だったなら
あのね大きな声じゃ言えないけど
いまだに夢で見るよって
笑えたかな

それは遠ざかる雲にあずけた
他愛もなく ほんの小さな種 どうして
僕らは離ればなれを選んだの?
絵に描いた妖花は今も咲く
そう 急かすように

優しいその声が今でも
胸に時折「幸せ」を主張してる
数え切れない愛を
両手に抱えたまま
僕はまた独り言

名も無いフレームの中のあの妖花が
何故だか薫りを放つ
手招くように
「おいで おいで」って僕を誘うけれど
心は鍵を掛けて閉ざされたまま

愛は消えた 僕の手の平で
ずっとずっと君を愛し通してみたって
何の価値も無いと言い聞かすけど
花は依然と僕に促す
そう 歌うように

優しいその声が今でも
胸に時折「幸せ」を主張してる
数え切れない愛を
両手に抱えたまま
僕はまた独り 夢の中へ

優しいその声が今でも
胸に時折「幸せ」を主張してる
数え切れない愛を
両手に抱えたまま
僕はまた独り 誰かの元へ