私は羊

ZABADAK 私は羊歌詞
1.小さい宇宙

作詞:原マスミ
作曲:吉良知彦

夜の中に君がいる
夜風に寄りかかるように
まるでアジアの神話の
夜の女神のようだよ
両方の瞳の中に
ひとつずつ蒼い星
君は銀河の中で
一番小さな星座

この世のすべてが君の中にある
すべてを君はもってる
もっともっと君に近づきたい
君の小さな宇宙に

手をかざす君の指先に
星くずは集まり
銀河は君を真中に
ゆっくり渦を巻く
天の川の流れのふもとで
光の沐浴
君は淡い虹色の
ローブを身に纏う

この世のすべてが
君の中にある
すべてを君はもってる
もっともっと君に近づきたい
君の小さな宇宙に

もうどこへも僕は行かない
君の宇宙で暮らそう

もうどこへも僕は行かない
君の宇宙で暮らそう


2.サンタ・サングレ


3.砂の扉


4.私は羊


5.遠い国の友達

作詞:上野洋子
作曲:上野洋子

いくつもの雲を越え
沈まぬ陽を追いかけ
降り立つ遠い国は
古びて静かな色

なつかしい顔や顔
ほほえみかわすだけで
空白の時埋める
久しぶりの友達

ヨカッタネ、マタ会エテ…

つかの間の語らいは
過ぎし日々と重なり
新たなページ刻む
グラスの中のこはく

いつかまた会う日まで
さよならと手を伸ばす
あたたかな まなざしの
遠い国の友達
遠い国の友達


6.失われし者達へ

作詞:小峰公子
作曲:吉良知彦

古びて色あせた 写真を見つけたよ
鞄の奥深く 時間を止めたまま
忘れかけてた その街の名前
今でもそこに あの日の僕がいる

※ただ走ってるだけ そんな毎日を
何も言わず そこでみつめている
胸熱くしたこと 風に吹かれたこと
夏の日の苦しさ 止めたままで※

漂う時間の中 またたく闇の中
この手でどれだけの 心に触れただろう
交わした言葉 覚えてないけど
ぎこちなさそうに 想いは目を覚ます

手を握り 瞳を見つめ合うことも
遠すぎてできない 今の僕は
思い出せない歌 好きな花の色
待ちくたびれたように 数えるだけ

影を踏むように 閉ざした季節が
失くしたはずの 心を探してる

(※くり返し)


7.夏を見渡す部屋

作詞:小峰公子
作曲:吉良知彦

夏を見渡す あの部屋で
すごした日々は長く影ひいて
私に届いてしまう
どんな場所へ扉をとざしても

傷ついてふるえてた
その手が開いた
私の心はまだ 傷ついたまま

今叫びだした 心を抱きしめ
ただ夜の中に あなたをさがしたい
遠く途切れてしまう 夢にしないよう

三日月にじむ浜辺を
どこまでも歩いたあの時
あなたは何を見ていたの
波音埋める 言葉のあいだで

いつか帰るところを 二人さがして
同じ旅をしてると 信じていたの

この私の手に 残した想いと
この私の目に 忘れた光を
どうぞ連れていって あなたのその手で

今叫びだした 心を抱きしめ
ただ夜の中に あなたをさがしたい
遠く途切れてしまう 夢にしないよう


8.雨の音が聞こえる


9.天使に近い夢


10.同じ海の色