桜花の如く

mao 桜花の如く歌詞
1.桜花の如く

作詞:磯谷佳江
作曲:四月朔日義昭

吹き荒れる 一陣の風に
こみあげる 熱い気持ち
見つめあう瞳の奥 覚悟を宿して

緋色に染まる大地で
信じるがまま 心を解き放す

時代(とき)をたゆたう 業火の華よ
その生命(いのち)果てるまで 信念(おもい)を燃やせ
たとえこの世界が 切なくとも
かまわない どこまでも あなたと共に
乱れ咲く 桜花の如く

眠らずに見る夢の果てで
頬伝う 熱き滴
銀色の刃(やいば)濡らす 深紅の感情

五感を研ぎ澄ませたら
無常をたたう 闇空を斬り裂く

しなやかに舞う 業火の華は
美しく残酷な 祈りを乗せて
たとえこの身体が 消えようとも
ほとばしる情熱は 決して消えない
凛然と煌めき 天(そら)へ…

時代(とき)をたゆたう 業火の華よ
その生命(いのち)果てるまで 信念(おもい)を燃やせ
たとえこの世界が 切なくとも
いつまでも どこまでも あなたの愛で
咲き誇る 桜花の如く


2.闘花伝

作詞:磯谷佳江
作曲:黒須克彦

戦火(いくさび)燃ゆる荒野に
ふたつの影が
揺らめいて交わる

瞳に宿る闘志が
火花を散らす
互いの誇りかけて

刹那 振り上げた刃で
信念を貫く

激しく熱く 高く強く早く
情熱(おもい)は煌めき
宿命は目覚める
嗚呼…軋む世界で
全てを懸けて咲く 徒花(あだばな)でいい
ただひとつのために闘う

蒼い陽炎がそっと
紅く染まった
大地に立ち昇る

白い激情をたたう
闇の漆黒
響きわたった刃音

あれは魂の旋律
虚空さえ斬り裂く

痛みを背負い 時代(とき)に抗うほど
生命(いのち)は呼び合い
運命で繋がる
嗚呼…歪む世界に
この身が倒れても 消えない絆
散りゆく花びらで埋(うず)めて

誰かの無念 やるせない哀しみ
生命(いのち)の遺(のこ)した
躍動を感じて

激しく熱く 高く強く早く
情熱(おもい)は煌めき
宿命は目覚める
嗚呼…はかない夢に
全てを懸けて咲く 徒花(あだばな)でいい
ただひとつのために闘う


3.想い出回廊

作詞:磯谷佳江
作曲:安瀬聖

ねえもしも鳥のように
自由に飛べるのなら
あなたと焦がれた空へ
飛んでゆきたい

昨日に戻れずとも
人は明日を夢見て
ひたぶる歴史を刻む
ただひとつの命 果てるまで

どこへでも どこまでも行けると そう信じて
慟哭の闇を駆け抜け 今 ここに辿り着いた

めぐりめぐる 想い出たち
光帯びて 行き交う回廊で
そっと この手伸ばせば
あの日のままに なだれ込む

その烈しさ 優しさが
儚くても 確かめあった
永久(とわ)に忘れえぬ日々は
胸の奥 咲き続けている

もう何もいらないから
同じ痛みを背負って
無数の刃を染めた
紅蓮の哀しみよ 風になれ

いつの日も いつまでも一緒に そう願って
動乱の波にあらがうように ともに歩んできた

時を超える 想いたちが
繋いでゆく 終わらぬ物語
そっと 振り向けばほら
ふたつ並んだ 足跡が…

飛べないから この足で
一歩一歩 踏みしめ歩く
耳をすませば あなたの足音が
想い出の回廊 今も響く