細胞キオク

nano.RIPE 細胞キオク歌詞
1.細胞キオク

作詞:きみコ
作曲:きみコ

時間が後ろへ流されてく 手を振る間もなく流されてく
あの子の匂いが薄れてゆく 赤い目をこすった まだ眠りたくない

夢を見るたびオトナになる 大事なものから零れてくの?

もしも明日目が覚める頃すべて忘れてしまうとしても
爪で掻いた傷跡もいつかは消えてしまうとしても

ぼくの細胞のヒトツがずっと覚えてるから

明日は今日より笑えるかな もっと遠くへと抜け出せるかな
あの子は一緒に来てくれるかな 赤い目をこすった もう眠らなくちゃ

夢の中でもフタリでいよう 大事なものなら零れないよね?

もしも明日目が覚める頃すべて忘れてしまうとしても
爪で掻いた傷跡もいつかは消えてしまうとしても

明日目が覚める頃あの子がトナリに居てくれたら
夢の最後になんとなく繋いだ温度がそこにあったら

ぼくの細胞のヒトツがずっと忘れないから

ぼくの細胞ヒトツヒトツがきみを覚えてるから

忘れないから


2.月影とブランコ

作詞:きみコ
作曲:きみコ

月影照らす帰り道 公園を通り過ぎると
規則正しく揺れるブランコに思わず未来を重ねる

ゆうべの雨を吸い込んだ砂に足跡を残して
ココに居ることを確かめるたび少し泣きそうになる

ループするイメージを抜け出して
最後にはヒトツだときみが言う

ぼくが創った世界には色や匂いが足りなくて
届きそうな明日さえも描けなくて
きみの匂いに誘われて触れた色に目を奪われた
足りないものはココにあるの

宇宙のヒミツに触れたら弾けたきみの夢を見た
ほらねと得意気な顔できみは笑った

4月の風が吹いてる 3月のぼくを乗せて 5月のぼくの方へ
ブランコを揺らして未来へ通り抜ける

きみが創った世界ならぼくは望んで旅に出よう
知らない足りない見えないものを探しにゆこう
月影に沿って歩いてこう ブランコは月に掛けてしまおう
ゆらり夜を揺らしてきみと歩こう


3.リップシンク

作詞:きみコ
作曲:佐々木淳

じゃあね ぼくは向こう側へ
じゃあね きみと向こう側へ
手を繋いだら怖いものがなくなるわけじゃないけど
行こう

胸を塞ぐカタチのない影を少しずつ
きみのカタチへ近付けてく

あんな風に笑えたらな
泣きやむたびに架かる橋は
七色では表せないからさ いつもそうぼくは目が眩むけれど

じゃあね ぼくは向こう側へ 何千色の橋を越えて
手を繋いだら怖いものがなくなるわけじゃないけど
愛のコトバは喉の奥でまだ息を潜めてる
小さく開けた口のカタチで伝わるかな
伝わるといいな

たまに押し寄せる小波に足が濡れないように
橋の上から手を引いてよ

ほんの少し変わりたいな
だれかのためにならなくても
ぼくがぼくを見失わないくらい
ぼくだけにわかるくらいでいいから

じゃあね ぼくは向こう側へ 何千色の橋を越えて
その先には今とおなじものしかないとしたって

これまでの日々が間違いじゃないと思えるから
うまく言えないのなら歌ってしまおうよ

じゃあね ぼくは向こう側へ
じゃあね きみと向こう側へ
手を繋いだら怖いものがヒトツになる気がしたんだ
愛のコトバは喉の奥でまだ息を潜めてる
小さく開けた口のカタチで伝わるかな
伝わるといいな