暫存

wyse 暫存歌詞
1.あの日の白い鳥

作詞:拓磨
作曲:拓磨

不協したリズムの中で頭が
固まっちゃっていた僕は
優しい潮風の中で
あの日の白い鳥に出会った

鼻歌を口ずさむ僕の
瞳の前に広がった海が
あまりにもキレイな青だったから
僕は青い鳥になったんだ

「誰のために? 僕のためさ
君のために 何のために?
僕は心を削りながら叫んでいるだろう?」

青い海に見とれてたら
時計は午後6時を回って
夕日が僕を照らしてたから
僕は赤い鳥になったんだ

波の声も 風の声も
砂の声も セミの声も
いつか僕がくじけそうな時 力になる

その心に僕の声を この心に君の声を
今は小さく ただ小さく 囁くだけでいい
うわべだけにならないように
偽る事 認めないように
今は小さな ただ小さな
白い鳥のままでいたい

いつか僕の見る世界が
色褪せ歪みだしたなら
子供の描いたラクガキみたいに温かい歌を
優しい雨に濡れた日も
悲しい雨に濡れた日も
ただ小さな とても小さな
白い鳥のままでいたい


2.言葉を失した僕と空を見上げる君

作詞:拓磨
作曲:拓磨

※公園のベンチで君と向き合い
言葉を失した僕と
首をかしげては空を見上げて
頬を赤らめる君
冬の空を舞う白い雪に
背中を押された僕は
そっと 君の肩を抱いた※

ちょっと風邪気味な僕は
枯れた声を気にしながら
少し苦めな薬で
頼りない僕を飲み干して
駅の近くのベンチで
曲を書いていた僕の
姿が いつかの景色と
重なって溢れ出す

大きな坂道を二人乗りで
ブレーキを駆けず下った時に
何気にこぼれた君の言葉が
二人の会話の始まりだったあの頃

(※くり返し)

時計は午前3時を回って周りには
誰も居なくなったけど
さっきから小猫が僕の前を歩いては
「遊ぼ」って話し掛けてくるようで

当り前のように過ぎる日々に
慣れかけていた僕は
小猫と夜空に忘れていた
何かを気付かされ
とめどなく胸に溢れてくる
涙と傷を感じ
また君を思い出して

公園のベンチで君と向き合い
言葉を失した僕と
瞳をそらした後
空を見上げて涙を流す君
冬の空を舞う白い雪を
思い浮かべて僕は
そっと 瞳を閉じた