昭和時代の忘れ物

おおい大輔 昭和時代の忘れ物歌詞
1.昭和時代の忘れ物

作詞:広瀬ゆたか
作曲:徳久広司

その日暮しで 明日が見えぬ
そんな世間に 流されて
命浮かべて 沈ませて
生きてきたよな 気がするが
なぜか昔を 恋しがる
昭和時代の 忘れ物
金じゃ買えない 心があった

裸電球 肩寄せ合って
希望(のぞみ)捨てずに 生きていた
積み木遊びに 似た生活
こころ細(ぼそ)さを 背にしょって
夢に向かって 歩いてた
昭和時代の 忘れ物
家族(ひと)を繋(つな)げる 絆があった

情け受けたら 情けで返す
恩義忘れぬ 人の道
どんな小さな 仕合せも
分けて生命(いのち)を 温(ぬく)めてた
人情気質(かたぎ)は どこいった
昭和時代の 忘れ物
どこを探せば 昭和に逢える


2.風は山河の彼方より

作詞:小山内圭
作曲:徳久広司

男の魂(こころ)… 揺さぶるけれど
時代のうねりは 止められぬ
世間のざわめき 戯言(ざれごと)を
背中にさらりと聞き流し
明日を(あした)憂(うれ)うか 胸ん中
風は、風は、風は山河の彼方より

愛しいひとを… 偲んで泣いた
呑んでも酔えない 酒もある
若さが散らした 恋ならば
夜明けの静寂(しじま)の 彼方(かなた)から
微笑(ほほえ)みかけるさ 懐(なつ)かしく
風は、風は、風は山河の彼方より

想いはいつも… 千里を駈ける
ふる里忘れた 俺じゃない
零(こぼ)した涙よ 何処へ行く
昨日の夢さえ 忘れたか
大河へそそぎて 熱くなれ
風は、風は、風は山河の彼方より