春の行人

お中元 春の行人歌詞
1.春の行人

作詞:岡本定義
作曲:大橋卓彌/常田真太郎

霞晴れて春うらら
淡き戀の夢醒まし
遠き道を行く人の
忘られぬ面影よ
そっと手を振る
氣づかれぬよう
胸の震えを
櫻ひとひら風のまにまに
ひらりひらりと舞い踴る
春の漫(そぞ)ろに旅立つ人は
掃るでしょうか

散りゆくこと知りながら
花は何故笑くのでしょうか
移ろいゆく儚(はかな)さに
永遠を見るのでしょう
ずっと昔のおお伽噺を
聞いているよう
淚ひとつぶ頰を伝えば
ほろりほろりと止めどなく
海に沈んだ真珠の數を
數えましょうか

霞深き春おぼろ
偲ぶ戀の影哀し
心千々に亂されて
泣き濡れる幻よ
遙か彼方
微笑(わら)うあなたに
逢いに行きます
櫻舞い散る道をひとりで
ふらりふらり步いてます
花の行方を尋ねてゆけば
逢えるでしょうか
逢えるでしょうか


2.なごり雪

元ちとせ+秦基博
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

汽車を待つ君の橫で僕は
時計を氣にしてる
季節はずれの雪が降ってる
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
さみしそうに君がつぶやく
なごり雪も降る時を知り
ふざけすぎた季節の後で
今春が來て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった

動き始めた汽車の窗に顏をつけて
君は何か言おうとしている
君の口びるが「さようなら」と動くことが
こわくて下を向いてた
時がゆけば幼い君も
大人になると氣づかないまま
今春が來て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった

君が去ったホ一ムにのこり
落ちてはとける雪を見ていた
今春が來て、君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
去年よりずっときれいになった
去年よりずっときれいになった


3.春なのに

中孝介+カサリンチュ
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

卒業だけが 理由でしょうか
會えなくなるねと 右手を出して
さみしくなるよ それだけですか
むこうで友だち 呼んでますね
流れる季節たちを 微笑みで
送りたいけれど
春なのに お別れですか
春なのに 淚がこぼれます
春なのに 春なのに
ため息 またひとつ

卒業しても 白い喫茶店
今までどおりに 會えますねと
君の話はなんだったのと
きかれるまでは 言う氣でした
記念にください ボタンをひとつ
青い空に捨てます
春なのに お別れですか
春なのに 淚がこぼれます
春なのに 春なのに
ため息 またひとつ
記念にください ボタンをひとつ
青い空に捨てます
春なのに お別れですか
春なのに 淚がこぼれます
春なのに 春なのに
ため息 またひとつ