ライヴ!!はっぴぃえんど

はっぴいえんど ライヴ!!はっぴぃえんど歌詞
1.はいからはくち

作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一

はいから
はいから
はいから
はいから
ぼくははいから血塗れの空を
玩ぶきみと こかこおらを飲んでいる
きみははいから裳裾をからげ
賑やかな都市を飾る 女郎花
ぼくは
ぼくははいからはくち

はいから
はいから
はいから
はいから
ぼくははいから血を吐きながら
きみののおにただ夕まぐれ
きみははいから唐紅の
蜜柑色したひっぴーみたい
ぼくは
ぼくははいからはくち
はいから
はいから
はいから




2.夏なんです

作詞:松本隆
作曲:細野晴臣

田舎の白い畦道で
埃っぽい風が立ち止る
地べたにペタンとしゃがみこみ
奴らがビー玉はじいてる
ギンギンギラギラの
太陽なんです
ギンギンギラギラの
夏なんです

鎮守の森は ふかみどり
舞い降りてきた 静けさが
古い茶屋の 店先に
誰かさんとぶらさがる
ホーシーツクツクの
蝉の声です
ホーシーツクツクの
夏なんです

空模様の縫い目を辿って
石畳を駆け抜けると
夏は通り雨と一緒に
連れ立って行ってしまうのです
モンモンモコモコの
入道雲です
モンモンモコモコの
夏なんです

日傘くるくる ぼくはたいくつ
日傘くるくる ぼくはたいくつ


3.氷雨月のスケッチ

作詞:松本隆
作曲:鈴木茂

雨のむこうに街が煙って
赤や黄のパラソル涙に濡れて
12色の色鉛筆でスケッチされたお前の顔
ねえ もうやめようよ こんな淋しい話
お前の暗い瞳の中に
青褪めた街 深く沈んで
ねえ もうやめようよ こんな淋しい話


4.抱きしめたい

作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一

淡い光が吹きこむ窓を
遠い田舎が飛んでゆきます
ぼくは烟草をくわえ
一服すると
きみのことを考えるんです

黝い煙を吐き出しながら
白い曠地を切り裂いて
冬の機関車は
走ります
きみの街はもうすぐなんです

ゴオ ゴオ ゴオ と
雪の銀河をぼくは
まっしぐらなんです

飴いろの雲に着いたら
浮かぶ驛の沈むホームに
とても素速く
飛び降りるので
きみを燃やしてしまうかもしれません


5.空とぶ・ウララカ・サイダー(大滝詠一とココナツ・バンク)


6.ココナッツ・ホリデー(大滝詠一とココナツ・バンク)


7.街行き村行き(西岡恭蔵)


8.春一番

作詞:西岡恭蔵
作曲:西岡恭蔵

乾いた街に 風が吹きはじめた
冷たい通りを抜けて 君の窓まで

いつまでもまつ事はない
まぼろし達をおいはらえ
春一番がつくるのは
それは君の春の祭

※春一番の風は 春一番の風は
ヤスガーズ・ファームへ君を
連れていくのだろうか※

この街を出る為に 今港に漂う
君の船の帆柱に 春一番の風が吹く

イヤな街だよこの街は
声もうつろに響くだけ
春一番に誘われて
君の船をこぎ出そうよ

(※くり返し)


9.12月の雨の日

作詞:松本隆
作曲:大滝詠一

水の匂いが 眩しい通りに
雨に憑れた ひとが行き交う
雨あがりの街に 風がふいに立る
流れる人波を ぼくはみている
ぼくはみている

雨に病んだ 飢いたこころと
凍てついた空を 街翳が縁どる
雨あがりの街に 風がふいに立る
流れる人波を ぼくはみている
ぼくはみている


10.かくれんぼ

作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一

曇った空の浅い夕暮れ
雲を浮かべて烟草をふかす風はすっかり
凪いでしまった私は熱いお茶を飲んでる
「きみが欲しい」なんて言ってみて

うらでそおっと滑り落とす
吐息のような嘘が一片
私は熱いお茶を飲んでる
雪融けなんぞはなかったのです
歪にゆがんだ珈琲茶碗に余った
瞬間が悸いている
私は熱いお茶を飲んでる
もう何も喋らないで
そう黙ってくれればいいんだ
君の言葉が聞こえないから

雪景色は外なのです
なかでふたりは隠れん坊
絵に描いたような顔が笑う
私は熱いお茶を飲んでる


11.春よ来い

作詞:松本隆
作曲:大滝詠一

お正月と云えば
炬燵を囲んで
お雑煮を食べながら
歌留多を していたものです

今年は一人ぼっちで
年を迎えたんです
除夜の鐘が寂しすぎ
耳を押えてました

家さえ飛び出なければ
今頃 皆 揃って
お芽出度うが云えたのに
何処で間違えたのか

だけど全てを賭けた
今は唯やってみよう
春が訪れるまで
今は遠くないはず

家さえ飛び出なければ
今頃 皆 揃って
お芽出度うが云えたのに
何処で間違えたのか

だけど全てを賭けた
今は唯やってみよう
春が訪れるまで
今は遠くないはず

春よ来い
春よ来い
春よ来い
春よ来い
春よ来い
春よ来い