エヴァ・ラスト・コンサート

ふきのとう エヴァ・ラスト・コンサート歌詞
1.白い冬

作詞:工藤忠行
作曲:山木康世

一人で想う 秋はもう深く
過ぎ去れば 空しく消えた日々
あなたに逢えた 秋はもう遠く
迎えつつあるは 悲しい白い冬

一人で暮らす 冬は早や涙
想い出せば 空しく消えた日々
あなたを愛した 秋はもう去って
感じるものは 悲しい白い冬

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた

一人で暮らす 冬は早や涙
想い出せば 空しく消えた日々
あなたを愛した 秋はもう去って
感じるものは 悲しい白い冬

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた


2.夕暮れの街

作詞:山木康世
作曲:山木康世

オレンジ色の空の下
帰る君を乗せた バスが見える
サヨナラ 君はもういない
僕もいつもの道を一人
帰ろうかな

夕暮れの街は 何故か淋しいもの
あゝ君の姿 空に消えて行く

静かな街の通りには
走る僕の足音だけが響く
ちぎれた雲の切れ間から
お月様が 寝ぼけまなこでのぞいている
夕暮れの街は 何故か淋しいもの
あゝ君の姿 空に消えて行く

サヨナラ 君はもういない
僕もいつもの道を
一人帰ろうかな


3.12月の雨

作詞:山木康世
作曲:山木康世

外は朝早くから 篠つく雨
ぼんやり煙草をくわえ ながめている
寒さまじりの 季節はずれの雨
君は今頃どこかで どうしているんだろう

※も一度いちから やり直したい
離ればなれの 二人の生活に もう
終りを告げて 優しかった頃の
二人にもどり 今年の冬をむかえたい※

冷えた部屋の中に ただよう煙
いつか君と2人 肩寄せ合って
いつまでも2人歩いた 雨の電車通り
やみそうもない雨 12月の雨

(※くり返し)

あれからどのぐらい 過ぎただろうか
君の涙に濡れた 最後の悲しい
何かいいたそうな 黒い瞳を
想い出させる 12月の雨

(※くり返し)

僕はあいも変わらず 昔と同じ
旅から旅への 毎日です
こうして一年があっという間に
足早に過ぎてゆく事に
つらく思う時がある

(※くり返し)

いちから やり直したい
離ればなれの 二人の生活に もう
終りを告げて 優しかった頃の

December rain rain
December rain …


4.風来坊

作詞:山木康世
作曲:山木康世

この空どこまで高いのか
青い空 お前と見上げたかった
飛行機雲のかかる空
風来坊 サヨナラがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
雲がちぎれ 消えるだけ
空は高く 高く

この風どこまで強いのか
北の風 お前と防ぎたかった
ピュー ピュー 身体を刺す風
風来坊 うつむきがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
背中丸め 直すだけ
風は強く 強く

この道どこまで遠いのか
恋の道 お前と暮らしたかった
振られ捨てられ 気付く道
風来坊 強がりがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
瞳熱く うるむだけ
道は遠く 遠く

この坂どこまで続くのか
上り坂 お前と歩きたかった
誰でも 一度は上る坂
風来坊 独りがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
影が長く 伸びるだけ
坂は続く 続く

坂は続く 続く……


5.柿の実色した水曜日

作詞:山木康世
作曲:山木康世

今度君に いつ逢えるかな
偶然街で 逢えたなら
やあ こんにちは 元気そうだね
それとも 知らん顔をして
いつものくせで 腕組んで
空を見上げるの

今日でふた月 別れた日から
忘れるようにしたけれど
声が聞きたい夜があったら
たまには電話してもいい
いつものくせで ぶっきらぼうに
もしもし はいそうです

覚えてるかな 逢った日の
空と山の色
柿の実色した水曜日
初めて君を見た

いつか君も 大人になって
結婚する日 来るだろうな
冬と夏に 葉書を一枚
暇があったら 返事ください
いつものくせの右下がり
君の文字が見たいから

覚えてるかな 逢った日の
空と山の色
柿の実色した水曜日
初めて君を見た

初めて恋をした…


6.初恋

作詞:細坪基佳
作曲:細坪基佳

貴方が嫁ぐ6月の雨の朝
綺麗な花嫁衣装に身を包み
そして その隣には 僕が立っていると
いつも心に そう決めていたんだ
ただひとりの女性(ひと)と 決めていた
男ものの大きなシャツが好きで
困った時 首をまげるのがクセで
誰よりも優しさが似合う女性で
誰にも負けない位 愛してたのに

ずっと 僕の側に
ずっと 居てくれると 信じてたのに

忘れる事が今の僕にとって
たったひとつの慰めだとしても
いったい何から 捨てれば良いのだろう
貴女の為に作った メロディーも
思い出になってしまうのか

さりげないサヨナラを言うつもりで
傘を持つ貴女の手に触れたとたん
冷たい雫が頬にポツリと落ちて
涙なんかじゃないと 駆け出すのがやっとで

ずっと僕の側に
ずっと居てくれると

ずっと僕の側に
ずっと居てくれると 信じてたのに


7.雨ふり道玄坂

作詞:山木康世
作曲:山木康世

雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの
淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ

ガラス窓から後ろ姿が 雨に煙りがすんで消える
ただあなたに嫌われないように いつか
長い髪も切ったのに

電話ボックスで夜が明けるまで
一人で寒さしのいだ冬の日
ただあなたの笑顔が見たくて 一人
馬鹿げた事もしてきた

あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの
淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ

あの日雨ふりの道玄坂 バスを待つあなたの
淋しさに声かけたのは 気まぐれじゃなかったわ

今日が二人の終わりだなんて
誰がきめたの一年少しで
ただあなたに夢中で暮らしてきた今は
誰も何も信じたくない

あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ

あの日雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ

雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ

雨ふりの道玄坂 目を閉じてあなたの
淋しさに抱かれたのは 気まぐれじゃなかったわ


8.五月雨

作詞:細坪基佳
作曲:細坪基佳

雨の雫が 窓にしがみつく
変わることが 生きることだと
いつかあなたが 言ってた言葉

私を待って いたんじゃなかった
他の誰れか 待ちくたびれただけ
そんなあなたの 心がせつない

五月雨ぬらせ心
夕立ながせ思い出
片道だけの落ちて行く雨

もどりたそうに あなたが
手を振ってた 街角
なさけないね まだ信じてる

優しい人と いつも言われてた
ただあなたが 離れてしまうこと
ずっと恐かった ただそれだけ

五月雨ぬらせ心
夕立ながせ思い出
片道だけの落ちて行く雨

五月雨ぬらせ心
夕立ながせ思い出
片道だけの恋の終わりに

すまなそうに あなたが
手を振ってた 街角
なさけないね まだ信じてる
たよりないね 恋心


9.ひとりの冬なら来るな

作詞:山木康世
作曲:山木康世

涙がぽつんと落ちた あなたの写真に落ちた
にじんで見えなくなった 酔いつぶれた部屋で
思い出せば淋し 恋の物語
すれ違いのままで 冬を迎える
かなわぬ夢なら見るな わびしくなるから見るな
あなたを待つには遠い ひとりの夢なら見るな

夜中にぽつんと起きた 寒くて寒くて起きた
カーテン開けたら外は 雪がちらついてた
初雪みたいな 恋の物語
積もらないうちから 急ぎ溶けてく
積もらぬ雪なら降るな わびしくなるから降るな
愛しく待つには辛い ひとりの雪なら降るな

通りを悲しく過ぎる チャルメラ悲しく過ぎる
屋台に腰掛けラーメン あなたも好きだった
白い湯気にうつる 恋の物語
冷えた空の中に あわく消えてく
淋しい冬なら来るな わびしくなるから来るな
春まで待つには寒い ひとりの冬なら来るな

淋しい冬なら来るな わびしくなるから来るな
春まで待つには寒い ひとりの冬なら来るな


10.星は天から大地


11.微笑み


12.春雷

作詞:山木康世
作曲:山木康世

突然の雷が 酔心地 春の宵に
このままじゃ夜明けまで 野ざらしずぶ濡れ

春の雷に 白い花が散り
桜花吹雪 風に消えてゆく

過ぎた日を懐かしみ 肩組んで涙ぐんで
別れたあいつは今 寒くないだろうか

春の雷に 帰るあてもなく
桜花吹雪 家路たどるふり

声なき花の姿人は 何を思うだろう
まして散りゆく姿 この世の運命を

春の雷に 散るな今すぐに
桜花吹雪 命つづくまで

春の雷に 散るな今すぐに
桜花吹雪 命つづくまで


13.やさしさとして想い出として

作詞:山木康世
作曲:山木康世

もうあなたと逢えなくなる
二人で夢に見た 手さぐりの
青春は通りすぎた 昨日の風のように
もう あなたは冗談も言わず
九月のことに かかりきりみたいで
夜の街は 淋しすぎて
その上 冷たすぎて

爪の伸びた小指をかみながら
こぼれる涙に言い訳していた
知らないこととはいえ 短すぎた
ぼくが一年離れているうちに

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて

もうあなたの涙もろさや
人一倍の負けず嫌いなとこも
あなただけの やさしさとして
帰らぬ 想い出として

少女のような笑顔にあの店で
知らず知らずのうちに好きになり
寒い夜にだきしめて見つめあって
小さな愛を確かめてきたのに

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて


14.メロディー

作詞:山木康世
作曲:山木康世

緑に囲まれた 北国の街
あなたを見かけた 思い出の道
初めて声をかけた 夏の夜に
星達がにぎやかに みつめていた

あなたをいつしか 愛していた
燃えるその心に 照れながら
言葉はいらない そばにいれば

あなたの温もり 思いやりが
手にとるように分かり うれしかったよ
若い日のあなたと私のメロディー

あなたといつしか 歩いていた
燃える夕焼けの空 坂道を
死ぬまであなたを 離さない

あなたと生きて行く 長い道を
これから始まる 新しい日々
若い日のあなたと私のメロディー
若い日のあなたと私のメロディー