さよならマーガレット

ほたる日和 さよならマーガレット歌詞
1.さよならマーガレット

作詞:早川厚史
作曲:早川厚史

ありがとね 色々とね 贈り物も貰っちゃったね
もう返すチャンスもないみたいだけど
君にとって 僕からの 贈り物は何だったかな
何か君にしてあげられたかな

見下ろした初夏の街 紐解かれる記憶たち
君とじゃなきゃ見えない世界 そして 二つの笑顔

君がくれたもの いろ かたち におい
そのどれもが言葉にはできないもの
今日も一人ぼっち 青空に浮かべてる
ちゃんと君に「さよなら」を言えないままに

大体はね 人間てね 誰かのこと傷付けるとき
無意識によるものがほとんどで…
僕は君を幸せに できてると思っていた
でも本当は そうじゃなかったね

笑顔よりも泣き顔を 思い出すのは何故だろう
何万回の笑顔も たった一度の 涙に消され

「もう一度逢えたら、二度と離さない…」
考えても 何の意味も 無いのに
今日も一人ぼっち 君を探してる
ありもしない奇跡をまだ願っている

忘れようとするほど 忘れられなくなっていく
“嫌い”と思うほどに “好き”になった あの頃のすべて

地平線の向こう 昼と夜のすきま
二人の目に どんな明日が 見えただろう
いつも二人ぼっち 作った世界は
僕の未来 僕の今を 作ってくれた

君がくれたもの いろ かたち におい
そのどれもが言葉にはできないもの
明日も明後日も きっと思い出すだろう
ちゃんと君に さよならを言える時まで

心の中「さよなら」を言えるまで


2.ハートビート

作詞:早川厚史
作曲:早川厚史

雪解け水が流れ落ちて 悩みの種も流れ落ちた
春の魔法のおかげでしょうか 少年の心は軽くなった
隣の庭で少女の声 花風にふわり跳ねるスカート
幸せな笑顔もその実は 昨夜までの悲劇のヒロイン

これは生き物の習性 春に咲き誇る運命
すべての息吹とともに 冬眠は終わった

左胸が打つリズム 生きてる証拠ハートビート
自由でいい タップダンスを踊ろうか
春が来ました風の合図 滑稽な歴史も消去して
嘘みたいに きらめく世界は 今日春分の日

少年が悩んでた理由:幼馴染を傷つけたこと
酷いこと言ってしまったのは
それだけ相手を知りたかったから

少女が落ち込んでた理由:好きな人を傷つけたこと
何であんなこと言ったのだろう
気付けば目が真っ赤に晴れていた

これは昨夜のお話 二人は夜更けの窓辺
“ごめんね”と一言相手に 伝えると決めました

「相対性の宇宙ニズム 異次元に鳴らせよビート
もっと広く 閉じこもっていないで!」
左胸が打つリズムで 少年は家を飛び出した
嘘みたいに 澱んでた「昨日」に 早いとこバイバイ

少年は目指した 隣の少女の家
自信の無い台詞 ぶら下げて 立っていたところ
庭先の少女に出くわした「あのさ、おれさ…」

左胸が打つリズム 生きてる証拠ハートビート
少年は 焦って無意味な会話を
春に手を引かれるがまま 強く脈打つハートビート
タイミングは「今」しかないのだよ

左胸が打つリズム 生きてる証拠ハートビート
嘘みたいに きらめく世界は 今日春分の日

“ごめんね”と切り出した 二人 声重なった
少年も少女も照れて 可笑しくなっちゃって笑いました
少しだけの勇気と “ごめんね”のひと言で
こんなにも笑い合えるんだ また強く脈を打つハートビート


3.Acoustic Live at 下北澤440(bootleg)~季節はずっと~昨日の音色~あやめ~

ほたる日和 - Acoustic Live at 下北澤440(bootleg)
~季節はずっと~昨日の音色~あやめ~

いま 青空に燃える
赤黃色の森をぬけて
子供たちの はしゃいでる聲が
ドライブソング
ねぇ 前からこの日を
樂しみにしていたんだよね
カレンダ一に 赤丸で記したり
寶物 探しに行こう
胸躍らせて
僕たちが いつまでも
愛しく思うものを
思い出を たくさんつくろう
あふれるほど
空にいっぱいの 笑い聲を上げよう

季節は通り過ぎるけど
君たちの笑顏は殘るよ
ずっとずっと 消えない光

ねぇ 家族の場面は
どの瞬間を切り拔いても
ほんのちょっぴり
センチな氣持ちになるんだ
同じ表情は二度とない
變わってゆく姿
その速さに 今日だって
驚かされてる
なにひとつ見逃したくない
小さな步みを
きつく手を握り 染まる陽に願うよ

木の葉が色を付けるように
僕たちの時間は深まる
そっとそっと 溫もりの中で

寶物 探しに行こう 手を繫いで
カタチには 殘らない
切ないけれど
枯れ落ちる景色の中にも
笑き誇るもの
きっと家族でなら
見つけられるはずさ

季節は通り過ぎるけど
君たちの笑顏は殘るよ
ずっとずっと
心のアルバムの中に
新たな1ペ一ジ刻んで
ずっとずっと
次の季節も
きらめく寶物を探しに行こう


喋り聲 白い息 空には星座
魔法みたいに散らばっていた
缶コ一ヒ一と 戀ネタと 笑い話と
そんな季節も殘りわずかで

春は近づいて 花は笑き始め
映る景色も變わっていく
聲を掛け合って 通った並木道
今思い出が この胸に蘇る
めぐり逢えた仲間と
不揃いな音色奏でた
胸いっぱいに染み迂み
ずっと消えないから

何かひとつ 好きなこと 鞄に詰めて
急かされるように 大人に變わる
「青春の光と影」言葉の意味を
眠い頭で轉がしてみた

拙い指先で 夢を描いてた
誰かの真似はしないように
冬の掃り道 語った願い事
遠い未來へと この聲は屆くかな
めぐり逢えた仲間と
不揃いな音色奏でた
風に乘って廣がり
ずっと鳴り續ける

めぐり逢えた仲間と
不揃いな音色奏でた
胸いっぱいに溢れて
「ずっと、忘れないよ」
めぐり逢えた僕らは
離れ離れになっても
不器用なりに奏でた
音色、胸に刻んで 凸凹の道へ


いつもの場所で待っていてと
君の今日で最後の台詞
呆氣なく巢立ちの日は來て
僕らは世界に拋られた

君は四月から 東京の人になる
希望に胸を膨らませ
眩しいほどに

振り返らずに步む道
君よ輝かしくあれ
大好きだった笑顏も
變わらずに 變わらずに
これから先の「いつも」には
どんな景色が待つだろう
頑張る君の背中に
暖かな陽だまりを

片方ずつのイヤフォンで
二人聽いていたあのミュ一ジック
教えたのは僕だったよね
ずっとその胸に殘ればいい

實はねえ、一度だけ
夢を持ってる君を
恨めしく思う時があったのだよ

勇氣をくれた君の瞳に
決して恥じないように
人より少し遲くても
あきらめない あきらめない
まだ何ひとつ見えないけど
やりたいこと見つけるよ
何かを見つけたときには
一番に伝えるから
伝えるから……

どこにいても同じだよ
いつも想っているよ
僕は心の味方だよ
ひとりでも 孤獨じゃない

振り返らずに步む道
君よ輝かしくあれ
東京の空 くじけても
あの歌を思い出して
一度信じた檜舞台
大丈夫、迷わず進め
僕には見えるんだ未來が
君の笑顏のピ一スサイン
これから先の「いつか」には
どんな景色を描くだろう
自由な色のクレヨンで
思うまま塗り潰して

大好きだった君へと
どうかいつも 暖かな陽だまりを