慈愛への旅路

ゆず 慈愛への旅路歌詞
1.慈愛への旅路

作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁

しぼみかけた夢 カバンの奥に押し込んだ
市営バスの窓に 映るのは疲れ果てた顔
飲み込んだ言葉 消化不良を起こしたけど
人ゴミの中 つじつま合わせ紛れこんでゆく

あきらめそうな 心に君が呼びかける
それはまるで差し込む光
閉じ込めてた 想い 蘇る

「もう一度」って もう一度 君に逢いに行く
あの日 止まったままの時計の針が もう一度
動き出した
描いた夢の 続きを叶えるために
新しいページをめくり 僕は刻む
Never ending story

しおれかけた花 カビンの中に飾られたまま
終わりゆく運命(さだめ) 時は無常に流れてゆく

生きる意味に 迷い立ち止まる時
一人じゃないと教えてくれた
嬉しくって 涙 こみ上げる

「もう二度と」って もう二度と 君を離さない
今を この胸に強く抱きしめたら もう二度と
忘れないんだ
選んだ道は どこまでも明日へ繋がってく
真っ白なページに記す この心が
示す通り

灰色の世界に 解き放たれてく
押し潰されそうな 重荷を背負って
早すぎる流れに 背中を押されて
噛み締める間もなく 急かされてゆくけど
こうして織り成す想いが
誰かと出逢い また微笑みに
変わってゆくのなら…

遠くまで もっと奥まで 探し続けるよ
その先にある光を僕は信じる

「もう一度」って もう一度 君に逢いに行く
届け あるがままの心の声 何度でも
響かせるんだ
願いは消えず 限りない愛へ踏み出す旅路
悲しみを乗り越えて また一つ刻む歴史
魂は繰り返す 果てしない
Never ending story


2.風吹く町

作詞:岩沢厚治
作曲:岩沢厚治

小高い丘の上から いつもの町を見下ろす
小さくうなずいた あの頃の僕がいて
見栄っ張りのヘビーゲージをかき鳴らしてみれば
何とも調子はずれの音が鳴り響いた

ラクガキの様な夢を見ていた

風は僕に問いかけた「君はどこにいるの?」
何回でも答えてた「僕はここにいるよ」

電車が通り過ぎてく 僕は仕事の途中
12フレットをつま弾けば キレイナオトはするけど

季節の中に また消えてゆく

本当の声を聞かせて? 君のあるがままに
あの日の僕らが笑った そんな風吹く町で

信じていた光は 休みなく輝き
風は少し強くって そしてやさしい

いつも心に刻もう 大切な夢の続き
明日へと繋ぐメロディー そんな風吹く町で


3.白髪

作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁

考え過ぎて不眠症
それでも仕事は山積みで
経費で遊びまくる上司と
敬語の使えない部下の狭間で

玄関の前で深呼吸
家庭に仕事は持ち込みたくない
にっこり笑って「ただいま」
何も知らずに君が「おかえりなさい」

「ねぇねぇあなた
白髪が一本生えてるわ」
「そりゃまた困った!
とはいえ記念にとっておこう」

いずれは子供も生まれるだろう
年金はそんなにもらえないだろう
未来に少し不安を抱いても
今はあくせく働くしかないじゃない!

「ねぇねぇあなた
本当は色々大変なんでしょう
元気になるように
サムゲタンでも食べに行きませんか?」

そんな君の優しい言葉で
僕は明日もがんばれるんだ
白髪が増えて年老いても
君とこうして笑い合えればいい