全曲集~はまなす伝説~

よしかわちなつ 全曲集~はまなす伝説~歌詞
1.はまなす伝説


2.船場の女


3.湯の宿情話

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

二人になれたね…
やっぱり来ました…
日暮れて落ち合う
湯宿へ続く 湖畔道
一夜限りの 旅なのに
重い女の 旅荷物

この日を待ったよ…
信じていいのね…
窓から見下ろす
水面に映る 月明かり
迷い消すよに 後ろ手で
宿の浴衣の 帯を解く

送って行こうか…
ひとりで帰して…
未練を切るよに
湯宿を逃げる 湖畔道
岸にただよう 湯けむりが
沁みる昨夜の 愛の跡


4.花銀河


5.蛍伝説

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

あなたの愛が 見えなくて
恋の闇路に また迷う
ほ〜 ほ〜 ほたる 夢ほたる
蛍は 竹取りかぐや姫
女のこころが 分るなら
借してください 堤灯あかり

ひと舞済んで 夜が更けて
笹に宿った 白い玉
ほ〜 ほ〜 ほたる 夢ほたる
蛍は 舞姫 かぐや姫
心の病みに 効くならば
分けてください 夜露のしずく

真ん丸月の 十五夜に
天に帰って 行くと言う
ほ〜 ほ〜 ほたる 夢ほたる
蛍は 御伽のかぐや姫
あなたにこのまま 逢えぬなら
消してください 未練の糸を


6.潮鳴り海峡


7.玄海あばれ打ち


8.海の道


9.流氷伝説

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

恋のなきがら 捨てに来た
宿の前には オホーツク
海峡埋める 流氷は
みれん涙の 鳴き氷
女はひとり さいはてへ
哀しみ流しに 来ると言う…。

部屋にストーブ 燃えるのに
凍りつくよに まだ寒い
あなたの愛の ぬくもりが
消えてしまった 心から
女は長い ひと冬を
想い出相手に 越すと言う…。

春になったら 流氷が
沖へ消えてく オホーツク
私の胸の 海明けは
いつになったら 来るのやら
女はひとり さいはてへ
笑顔を捜しに 来ると言う…。


10.湯来しぐれ


11.流川


12.ふたりは元気


13.近松夢街道


14.天の川伝説

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

ひとり寝 三百六十四日
添い寝残りの 一夜(いちや)だけ
七夕みたいな 二人の恋は
年に一度の めぐり逢い
あした明日は雨が 降らないように
飾る短冊 天の川

土砂降り雨なら 溢れる水で
棹も刺せない 世間川
七夕みたいに 小舟がなけりゃ
逢いに行けない 忍び恋
去年は夢が 叶わぬだけに
またも気になる 空模様

明日(あした)の晴れ着に 夜なべで縫った
小千谷(おぢや)縮みの 恋衣
七夕みたいに 逢えない時は
更に一年 先になる
今年はきっと 晴れますように
祈る女の 天の川


15.泣かせてよ


16.宿化粧