さよならサブカルチャー

アーバンギャルド さよならサブカルチャー歌詞
1.さよならサブカルチャー

作詞:松永天馬
作曲:アーバンギャルド

さよならサブカルチャー
わたしのサブカルチャー
鏡のなか わたしを殺したの

誰も知らない知られたくない誰かの歌初めて聴いたとき
恋したの 震えたの 涙を流したの
誰もいない教室の隅に置き去りにしてきたノート・ブック
書きつけた 聴きつけた 言葉を手探りで

世紀末の大予言おしえて
少女が言う 「世界を滅ぼして」
神様は世界を終わらす代わりに
キスをくれたの

誰かに聴かせたいわたしの気持ちうまく話せないでも聴いて
この歌が この歌が わたしを歌ってる

知ってたの ミニシアター抜けて
夜の街 赤い靴さがして
知ってたの 世界は終わらない
でも少女のわたしが
終わったの

さよならサブカルチャー
死ねないわたし サブカルチャー
知らない世界の果てまでも
つれてって

さよならサブカルチャー
生きたいわたし サブカルチャー
壊れた世界の果ての果て
恋に恋してたの

誰にもわからないわたしの気持ち検索しても出てこなくて
見つけてよ 見つけてよ 遠くで叫んでる
誰にもなれないわたしはなれないだから誰かになりすまして
メイクする 髪を切る ケータイ覗いてる

知りたいの
人類の結末
終われない
マンガのエピローグ
知りたくない
青春の最期は
一秒ずつわたしが
嘘になる

さよならノーフューチャー
あの日聴いた ノーフューチャー
死にゆく世界へ何処までも
いざなって

さよならノーフューチャー
いま流れる ノーフューチャー
ポータブルして 何度も聴いて
いつも歌ってたの

恋したレコードも埃をかぶってく
肩が出そうなワンピース もう着られない
ピカピカの街は色褪せてく
少女のわたしを捨てて

さよならサブカルチャー
さよならわたし サブカルチャー
せつない未来はポケットにしまって

さよならサブカルチャー
さよならあなた サブカルチャー
消えてく世界の果ての果て
さよなら

いかないで


2.なんとなく、カタルシス

作詞:松永天馬
作曲:アーバンギャルド

真っ赤なドレスは誰のもの
殺しのドレスあの娘のもの
真っ青アイシャドウは誰のもの
殺しのライセンス神様のもの

真っ白リボンを鳩にして
マジシャン微笑む摩天楼
真っ黒リボンもう結べない
時代はサーカスの象にのって

あの世にくちづけを
ジャックナイフの恋 舌からませ
叶わぬ夢 叶えてみせて

なんとなく、カタルシスかたって
なんとなく、カタルシスさがして
なんとなく、カタルシスを止めて
なんとなく、
なんとなく、
なんとなく、
それはカタルシス

真っ赤な血が眩しい街角
殺しのドレス誰が着るの
真っ青な顔 ピエロの顔
時代はサーカスのテントのなか

地獄にくちづけを
ケーキナイフを手に
フォークの先
スプーン一杯の悪夢をみせて

なんとなく、カタストロフィなんて
なんとなく、カタストロフィじゃない
なんとなく、カタストロフィやめて
なんとなく、
なんとなく、
なんとなく、
きっとカタストロフィ

なんとなく、この世にくちづけて
なんとなく、これまで息をして
なんとなく、綱渡りつたって
なんとなく、なんとなく、なんとなく、
サーカス小屋で

なんとなく、カタルシス感じて
なんとなく、カタルシス夢見て
なんとなく、カタルシスを消して
なんとなく、
なんとなく、
なんとなく、
それはカタルシス