ベストセレクション~光のとびら・なごり雪

イルカ ベストセレクション~光のとびら・なごり雪歌詞
1.光のとびら

作詞:イルカ
作曲:イルカ

永いトンネルを抜けると
まぶしい光が 差し込んで来る様に
あなたのまっすぐなまなざし
信じる心を 教えてくれた

山に抱かれた ふところの街
時は流れて 海へと注ぐ
傷付いた心 抱き合って
育てた都 あなたを忘れない

さあ 扉を開けよう
さあ 光の扉を

雨が続いた 坂道
今年も変わらず 輝いてるのが見える
あなたのくれた ほほえみ
こんなに咲かせたよ 虹色の花を

山に抱かれた ふところの街
時は流れて 海へと注ぐ
歩きはじめてる 小さな肩を
いつも見守ってる あなたを忘れない

さあ 扉を開けよう
さあ 光の扉を


2.なごり雪

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

汽車を待つ君の横で
ぼくは時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
さみしそうに 君がつぶやく
なごり雪も 降る時を知り
ふざけすぎた 季節のあとで
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった

動き始めた
汽車の窓に 顔をつけて
君は何か 言おうとしている
君の口びるが
「さようなら」と動くことが
こわくて 下を向いてた
時が行けば 幼い君も
大人になると 気づかないまま
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった

君が去った ホームに残り
落ちてはとける 雪を見ていた
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった


3.雨の物語

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

化粧する君の その背中がとても
小さく見えて しかたないから
僕はまだ君を 愛しているんだろう
そんなことふと思いながら

窓の外は雨 雨が降ってる
物語の終りに
こんな雨の日 似合いすぎてる

誰もが物語 その1ページには
胸はずませて 入ってゆく
ぼくの部屋のドアに 書かれていたばすさ
“とても悲しい物語”だと

窓の外は雨 あの日と同じ
肩を濡らした君が
ドアのむこうに立っていたのは

窓の外は雨 雨が降ってる
いく筋もの雨が
君の心のくもりガラスに


4.サラダの国から来た娘

作詞:イルカ
作曲:イルカ

季節の変わり目さえ 気づかない程
ぼんやりしている あなたに
まざり毛糸あつめて マフラーあんで
秋の野原をかけてあげたい
私 あなたの所へ お嫁に来ました
私の夢と心を かごにつめて
サササ サラダ サラダの国から来た娘

あなたがねむってる部屋の窓の
カーテンをそっと 開けてあげたい
そうしたら あなたはウム〜朝が
一番好きになるはず
私 あなたの所へ お嫁に来ました
遠い国から来たのに あなたはお留守
サササ サラダ サラダの国から来た娘

夜が来て ふくろうがないても
私こわくない ここで待ってる
あなたが心を 開けてくれるまで
ひざをかかえて 一人すわってる
私あなたの所へ お嫁に来ました
私の夢と心を かごにつめて
サササ サラダ サラダの国から来た娘


5.海岸通

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

あなたが船を選んだのは
私への思いやりだったのでしょうか
別れのテープは切れるものだと
なぜ 気づかなかったのでしょうか
港に沈む夕陽がとてもきれいですね
あなたをのせた船が小さくなってゆく

夜明けの海が悲しいことを
あなたから教えられた海岸通
あなたの言うとうり妹のままで
いたほうがよかったかもしれない
あなたがいつかこの街離れてしまうことを
やさしい腕の中で聞きたくはなかった

まるで昨日と同じ海に波を残して
あなたをのせた船が小さくなってゆく


6.十九の春に

作詞:イルカ
作曲:イルカ

私あなたのお部屋にうかがう事が
今の所一番の夢だったの
いつもきちんとしてる あなただから
きっときれいに
片付いていると思ってた
だけど散らかったお部屋

あなたにしてあげられる事を
みつけた様で
このまま二人で
くらしてみたい…
十九の春にまよってる

あなたがお茶を入れて下さる間に
部屋の中を見回してみたの
ポスターにジェラシー
ノートの間の白いふうとう
気になるけど見ないふりした
知らないイニシャル
大事な人かしら?

「恋はゲームよ」って友だちは
いつも言うけれど
愛は素顔で 見つめ合いたい…
十九の春にまよってる

いつもあの街角で会う時の
シャツがかかってる
今私はあなたのお部屋
十九の春にまよってる
十九の春にまだまよってる


7.夜明けのグッドバイ

作詞:イルカ
作曲:イルカ

このまましあわせそうなふりをして
夜が明けてしまう前に
ひとり歩いて行く 涙みせずに
あなたの寝顔に Good-bye

いつでもそう あなたの寝息だけが
ひびくこの寒い部屋の中で
私ひとりだけ目が覚めていた
こんな気持ちあなたは知らない

あの頃は暗闇を
手さぐりで歩いた
ふたりだけど いつも愛が
ふたりだけど いつも愛だけ
見えていた

いつも車で送る人のこと
何も聞かずに待っていたのに
知らないふりをして 抱きしめるだけ
偽りのぬくもりはいらない

早く心が揺れないうちに
あなたの腕からすりぬけてみせる
自信ありげなあなたのほほに
お別れのくちづけ Good-bye

あの頃は暗闇を
手さぐりで歩いた
ふたりだけど いつも愛が
ふたりだけど いつも愛だけ
見えていた

あの頃は暗闇を
手さぐりで歩いた
ふたりだけど いつも愛が
ふたりだけど いつも愛だけ
見えていた


8.Follow Me

作詞:イルカ
作曲:イルカ

本当は明るい人が好きなのね
電話の音ばかり気にしているわ
肩にふれてる指先さえも
あの頃のあなたを感じられない

Follow Me そう言って
Follow Me きっと きっと
Follow Me ひきよせて
もう少しそばにいてよ
Follow Me そう言って
Follow Me きっときっと
Follow Me かわれるわ
ついて行く もう一度

夏が過ぎる頃私はひとりね
そんな時あなたもさみしければいいのに
別れの予感を吹き消す様に
街角でかまわない 抱きしめてほしい

Follow Me そう言って
Follow Me きっと きっと
Follow Me ひきよせて
もう少しそばにいてよ
Follow Me そう言って
Follow Me きっときっと
Follow Me かわれるわ
ついて行く もう一度


9.枯葉のシーズン

作詞:イルカ
作曲:イルカ

まさか あなたと「さよなら」なんて
いつまでも 一緒と思ってたのに
二人約束したわけじゃない
いつのまにか いつも二人でいただけ
若葉のシーズン 恋に恋してた
枯葉のシーズン 今ははなればなれ
こんな寒い季節に
人恋しいシーズン

あなたがあんまり いい人だから
バカな私ね その気になって
あなたの事なら みんなわかってる
「さよなら」は決して 言えない人
若葉のシーズン 恋に恋してた
枯葉のシーズン 今ははなればなれ
こんな寒い季節に
人恋しいシーズン

舗道の枯葉 風に散らされ
もどれないのね アスファルトの道じゃ
私も帰れる 愛がないの
せめてきめてよ 後姿を
若葉のシーズン 恋に恋してた
枯葉のシーズン 今ははなればなれ
こんな寒い季節に
人恋しいシーズン
人恋しいシーズン


10.もう海には帰れない

作詞:秋元康
作曲:林哲司

夏には早いけれど 1人バスで来てみた
地図にも載らないくらい 小さな海岸
防波堤のすぐ隣が 二人の指定席

この海を忘れられるほど
愛した日は遠くない
思い出に変えてしまうほど
今の私 強くない

夕陽が沈むように 静かに恋は終わり
あなたと そう友達も 失くしてしまった
人の心 歩きにくい 波打ち際みたい

この海に連れて来ないでね
彼女だけは お願いよ
“サヨナラ”の最後の言葉を
今だって 恨めない

引き潮が 思い出を連れ去って
あの頃が波音に変わってく

この海を忘れられるほど
愛した日は遠くない
“サヨナラ”の最後の言葉を
今だって 恨めない


11.時の子守唄

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたがいつか大人になって
この家を出てゆく そんな日がきても
愛する人に めぐり逢ったら
その人と離れずに ついてゆくのよ
あどけない その寝顔
どんな夢 見てるのかしら
時よ この子を 守って下さい

あなたがもしも悲しい愛で
傷ついて泣いてたら 帰ってくるのよ
たとえ遠くで 暮らしていても
この家はあなたの 生まれたところ
頬よせる 手のひらで
どんな夢 つかむのかしら
時よ この子を 守って下さい

あどけない その寝顔
どんな夢 見ているのかしら
時よ この子を 守って下さい


12.いつの日か二人でクリスマスを


13.終恋

作詞:中村ブン
作曲:三木たかし

あてもなく電車に揺られて
気づくとまたひとりここにいる
花屋の角を曲がるとすぐに
あなたと暮らした部屋がある
SLのレコード聴きながら
ふたりで夢の中旅にでた
あなたの背中につかまりながら
本当は時間を止めたかった
灯りのともった二階の窓に
あなたの影がなつかしい
元気そうね 幸せそうね
誰かの影が寄りそう
来なければよかった
もうすべてが届かない
最終電車は出て行ったわ
私ひとりを残して

蒼白いレールのその上を
はだしで泣きながら歩いてた
カカトのとれた靴は哀しい
あの日に戻れるはずもない
涙にかすんだ記憶の中で
あなたは今もほほえむわ
やさしすぎたわ 幸せだったわ
あなたをきらいになりたい
来なければよかった
もうすべてが届かない
最終電車は出て行ったわ
私ひとりを残して

戻りたかった せめてもう一度
抱かれたかった その胸に
あなたがきっと悔やむほどの
女(ひと)になって見せるわ
始発電車はいつ来るのだろう
凍える私は歩けない


14.傘の雫

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

時には雨の街角
待ち合わせたね
君はすまなさそうにそっと
雨に濡れた傘をたたんだ
時計見ながら

着て行く服選んで
迷う時ほど
会えばすぐそんなことなど
恋は忘れさせてくれる
そんなひととき

傘の雫で床に書いたプロポーズに
気づかなくてそのまま時は流れた

もしも流れる時間を
先回りして分かっていたなら
誰も代わりは出来ない
君だったことに気づいていたのに

街行く人波から
もてはやされた
昨日までの店が突然
姿消したりするような
流行り廃りに
誰もが惑わされて
生きてきたから
自分らしく飛べる翼も
いつか邪魔になってしまう
飛べないふりして

もしも都会に迷い込んだ
冬鳥でもいつかはまた
海を渡る日が来る

だからも一度会いたい
君といた頃の自分に会いたい
そして悲しいくらいに
純粋な夢捜しに行きたい

もしもこの長い雨が
今もその胸を濡らしているなら
恋という辛い雨を
砂のように受け止めてあげたい


15.花一輪


16.心配させたい帰り道


17.祈り