1.ローカル線
作詞:上野啓示
作曲:上野啓示
橋を渡る ローカル線の 最終便は
大げさな 音をたてて 夜空に溶けていく
水面で揺れる 青い列車が キラキラ泳ぐよ
キミはちょっと 照れくさそうに また少し笑った
それは今夜だけのアトラクション
僕はピエロにでもなる
思わず途切れた僕らの会話 その続きはまた少し後でね
魔法がかかった22時のローカル線
言えずにいたこと 僕のかたち いびつな夢 キミに見せたい
なぁ
このままずっと闇を照らせ ローカル線
にじんで揺れる 車窓の明かり まばらな乗客は
誰も彼も くたびれて 何を想うのだろう
今日の出来事 明日のこと 帰りを待つ人のこと
僕はずっと 夢を見てる 瞬きも忘れて
耳慣れた町のリズムに
合わせて世界は踊る
移り行く日々は僕らを乗せて 今日と明日を今に入れ替えるよ
月色染まった22時のローカル線
それは動く絵のように重なる 影と光 キミはキレイだなぁ
このままずっとこころ揺らせ ローカル線
そうだ 明日 キミを 旅に誘うよ
思わず途切れた僕らの会話 その続きはまた少し後でね
魔法がかかった22時のローカル線
言えずにいたこと 僕のかたち いびつな夢 キミに見せたい
なぁ
このままずっと闇を照らせ ローカル線
このこころ揺らせ ローカル線
2.流れ星を待つよ
作詞:上野啓示
作曲:上野啓示
僕は最後に見た
切れ端だけ辿って
さ迷い歩いた
道のない森を
ひとつも叶わない願いごとが
浮かんではキレイに光ってた
ふてくされた帰り道は
月が逆さに堕ちてた
映画で見た交差点で
キミを探してたんだよ
形はくずれていて
それでいて確かで
手のひらに残った
イタズラな温もり
願わくば もう一度会えないかな
今夜はずっと 流れ星を待つよ
ふたつ重ねたくちびるは
甘くも儚いイメージで
僕に鎖をかけては
離そうとしない
キミはまだ 僕を思い出せるかい
今夜もずっと 流れ星を待つよ
遠くで犬が吠えてる
それが何故かとても似合って
胸が押しつぶされそうでも
星はまだ ひとつも流れない
ふてくされた帰り道は
月が逆さに落ちてた
映画で見た交差点で
キミを探してた
キミを探してたんだよ
まだまだ待つよ
今夜は眠らず
膝をかかえて
瞬きも極力しないで
虫の声が涼し気だなんて気をとられてたら
流れ星がひとつ
群青色の空に落ちた
3.SKIP
作詞:大木知之
作曲:大木知之
なんにもしてないくせに
無敵になってた
できない事は無くなった
できないまんまだったけど
できない事は無くなった
とおりすぎた
できない事は無くなった
SKIPボタンを押したんだ
できない事はきっと今頃
それを出来る誰かが
してるんだ
遠くの方で声がする
間違っていなかったと
新聞配達のバイクが
夜の終りを運んでる
なんにもしてないクセに
無敵になってた
僕は信じてる
間違っていなかったと
僕は信じてる
楽しくなるんだと
僕は夢見てる
この方がうまく行くんだと
僕は夢見てる
うまく行ってるんだと
僕は思ってる
みんなも
こうすればいいのにと
そしたら世界じゅう
スキップであふれるんだ
第一印象で
ピンと来なければ
即、遠ざかるんだ
スキップしながら
途中でやめるのは
「あきらめ」ってゆうけど
最初の最初なら
ただのスキップだ
順応ってなんだ?
それ本当に必要なのか?
気まずい空気を
吸い続ける努力が
報われた歴史を
僕は知らない
SKIP!!
SKIP!! SKIP!!
4.それはある日の出来事
作詞:上野啓示
作曲:上野啓示
それはある日の出来事
カラリと晴れた朝のこと
家の近くの畦道を
犬のリリィと歩いてたのさ
水溜りを上手くよけ
葉っぱを伝う露をかわし
得意顔で口笛
見上げた空にひとつ
消えない月と アジサイのにおい
昨日までの僕には 気づかなかった風景
それは何でもないこと
特別ではないこと
少し力を抜くこと
人のことは人のこと
あの娘はとても強くて
決して涙を見せない
それが鼻についてか
みんなは生意気だと言う
だけどね僕は 前からずっとさ
かっこいいって 思ってたのさ
ステキさ ああ ステキさ
それは何でもないこと
特別ではないこと
疑わないでいること
こころで強く想うこと
それは何でもないこと
特別ではないこと
少し力を抜くこと
人のことは人のこと
あまり天気がいいので
あくびをしてたその隙に
あの娘の頬に涙
それはある日の出来事
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