1.一夜花

作詞:永井 龍雲
作曲:永井 龍雲

鏡の中で 女が燃える
好きな男に逢うのなら なおさら
心の色は 口紅の色
思いつめた バーニングレッド
好きで 好きで 好きで
狂おしいほど

貴方のすべてを 奪い尽くしたい
横顔 掠めるヘッド・ライトの中
貴方に 抱かれに行く
ベッドの海で さざ波のように
二人互い 激しく求めあう

背中の傷は 指の爪跡
一夜限りの 花の夢幻
泣いて 泣いて 泣いて
喉も裂けるほど

閃く出会いも 運命のいたずら
明日は 同じ街の空の下
他人で 暮らして行く
好きで 好きで 好きで
狂おしいほど

貴方のすべてを 奪い尽くしたい
横顔 掠めるヘッド・ライトの中
貴方に 抱かれに行く
明日は 同じ街の空の下
他人で 暮らして行く


2.大阪純情

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

女やさかい 恋に この身放かして
あんたの腕につかまる それしかでけへん
大阪を逃げたら あかんよ うちがついている
大阪は想い出川が いっぱい あるやない
また雨が 降りだして 誰かが泣いてる
浮世橋 渡ろうね 背中をおして

指の先まで いまは あんたに惚れて
他には 何も見えない それでもかまへん
大阪を捨てたら あかんよ 夢を見捨てたら
大阪は悲しい川が いっぱい あるやない
また涙 浮べたら 隣で叱って
眼鏡橋 渡ろうね あしたが見える

大阪を離れちゃ あかんよ 生まれた街やから
大阪は恋しい川が いっぱいあるやない
また胸が 痛いなら この掌で抱きしめ
夢見橋 渡ろうね あんたとふたり


3.哀号


4.明日に君がいるだけで


5.珍島物語


6.花


7.ごめんね…


8.アモーレ・アモーレ

作詞:小田めぐみ
作曲:杉本真人

星のカケラをかきあつめ
この部屋に灯しましょう
いつものように暗闇でくちびるが
せつなさをかなしみをけしかけるから

※アモーレアモーレ・ミオ
これきりと言い聞かせても
アモーレ アモーレ アモーレ・アモーレ・ミオ
こぼれおちるこのときめき
いらだちながらくずれてしまう
今日でこの世が終わればいいのに※

強い瞳につらぬかれ
堕ちたまま動けなくなる
青い火花が素肌をかすめていく
一瞬のためにいま生きているのよ

アモーレアモーレ・ミオ
苦しみをもてあそんでも
アモーレ アモーレ アモーレ・アモーレ・ミオ
見えない明日またさがして
ためらいながらこわれてゆくわ
悪い夢でも醒めずにこのまま

(※くり返し)


9.心の雨


10.あんたの大阪

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あんたは不器用で 生き方も下手やけど
阿呆やと 言われるくらい お人好しやから
六甲おろしの歌が あんたの応援歌
大阪は負けたりせんよ 苦しくても つらくても
弱虫や また泣いて 涙なんか 男やろ
大好きな その背中 日本一やから

あんたの優しさと やんちゃな笑い顔
ドラ猫も 雀もみんな うしろついてくる
六甲おろしのラッパ あんたの応援歌
大阪は泣いたりせんよ たたかれても ころんでも
どないした また酔って たかがお酒 男やろ
大好きな その背中 わたしのものやから

六甲おろしの歌が あんたの応援歌
大阪は負けたりせんよ 苦しくても つらくても
弱虫や また泣いて 涙なんか 男やろ
大好きな その背中 日本一やから
大好きな その背中 わたしのものやから


11.ノラ


12.昭和最後の秋のこと


13.ミスター・ロンリー

作詞:小田めぐみ
作曲:杉本真人

笑っちゃうでしょ 笑っちゃうでしょ あなた
あれほどの別れ 演じたのに
受話器からの声 かすれたささやきに
心をもう 止められないなんて

※マイ・ミスター・ロンリー おおロンリー
あなたは夢 それともうつつ
マイ・ミスター・ロンリー おおロンリー
あなたは罠 それとも涙
暮れかかる渚で うす絹もためらいも
脱ぎ捨てた胸のいたみにくちづけて※

本気だったわ 本気だったわ わたし
思い出をすべて ぬり替えても
堕ちてゆきながら たぐりよせた孤独は
かなしみより わたしを酔わすから

マイ・ミスター・ロンリー おおロンリー
なぜ会ったの なぜ求めたの
マイ・ミスター・ロンリー おおロンリー
なぜ触れたの なぜ愛したの
抱かれても答えに 届かぬと知りながら

ためいきが砂のようにこぼれおちる

(※くり返し)


14.約束愛

作詞:永井龍雲
作曲:永井龍雲

孤独な街角で 男と女
神はいたずらに 二人巡り合わせ
報(むく)われぬ 愛の行方を
知りながらも 試すつもりか

この髪 この瞳(め)も この手も
この口唇(くちびる)も
すべて貴方のために創(つく)られた
母に抱(いだ)かれ 眠る児(こ)のように
貴方に安らぎ 与えたい

窓硝子に映る 都会の景色
人の心から それは生まれたもの
色もなく 殺伐(さつばつ)として
愛なしでは 生きて行けない

この花 この皿 この絵も
この手料理も
すべて貴方のために飾られた
部屋の明かりを いつでも灯(とも)して
貴方の訪れ 待っている

この髪 この瞳(め)も この手も
この乳房も
すべて貴方のために創(つく)られた
母に抱(いだ)かれ 眠る児(こ)のように
貴方に安らぎ 与えたい