暫存

クミコ 暫存歌詞
1.車輪 with 井上芳雄

作詞:覚和歌子
作曲:三木たかし

今は 苦しくて
それでもなぜ 生きようと
こらえようと するのだろう
明日を信じて しまうんだろう
咲いては枯れて 朽ちてく花も
忘れたころに いつか実をつけるよ
時は 止まらない
(めぐりめぐる 車輪のよう)
まぶしい夢も かなしみも
(くり返すよ 幾度となく)
めぐりめぐる 車輪にのせて
(止まらない)
全部 昨日にかえてゆく
(round and round)

今は 嘆いても
傷跡さえ 痛みさえ
ありがとうと 言える自分に
いつか必ず会えるといい
すべての色の 思いかかえて
僕たちはただ 夕焼け見つめてる
歩き続ければ
(歩いていく 一日ずつ)
風も景色も変わるだろう
(空の色も 知らぬうちに)
あなたのあの ほほえみだけは
(鮮やかな)
色あせることないけれど
(きっと)

咲いては枯れて 朽ちてく花も
忘れたころに いつか実をつけるよ
時は 止まらない
(めぐりめぐる 車輪のよう)
まぶしい夢も かなしみも
(くり返すよ 幾度となく)
めぐりめぐる 車輪にのせて
(止まらない)
全部 昨日にかえてゆく
(round and round)
なつかしい昨日に かえてゆく


2.小さな空

作詞:武満徹
作曲:武満徹

青空みたら 綿のような雲が
悲しみをのせて 飛んでいった

いたずらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を憶いだした

夕空みたら 教会の窓の
ステンドグラスが 真赫に燃えてた

いたずらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を憶いだした

夜空をみたら 小さな星が
涙のように 光っていた

いたずらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を憶いだした


3.ラスト・ダンスは私に

作詞:岩谷時子
作曲:D.Pomus・M.Shuman

あなたの好きな人と踊ってらしていいわ
やさしい微笑みもそのか方におあげなさい
けれども私がここにいることだけ どうぞ忘れないで

ダンスはお酒みたい 心を酔わせるわ
だけどお願いね ハートだけは取られないで
そして私のために残しておいてね
最後の踊りだけは

あなたに夢中なの いつか二人で
誰も来ない所へ旅に出るのよ

あなたに夢中なの いつか二人で
誰も来ない所へ旅に出るのよ

どうぞ踊ってらっしゃい私ここで待ってるわ
だけど送ってほしいと頼まれたら断ってね
いつでも私がここにいることだけ どうぞ忘れないで

la la la la la 二人で踊りたい
la la la la la ラストダンス
忘れないでちょうだい


4.UNO-誰か悲しみのバンドネオン

作詞:あがた森魚
作曲:M.Mores・M.Martinez・E.S.Discepolo

巴里……大博覧会 大観覧車廻った その束の間のこと
それは二十世紀の時計の廻りはじめた夜の出来事

イルミネーションが色彩りはじめ
リンドバーグがルージュを曳いた
ツェッペリンも空に葉巻をくゆらせ
ニジンスキーが雲雀の様に踊った

なぜあなたとわかれわかれに
生きることになってしまったのだろう
おりしも世界は不幸な戦いに
みんなやつれ果てていたけど
僕らの楽団は世界中巡り
それはそれでしあわせだつた
世界の街ではねずみ色の不幸をまとい
僕らは彼らと元気を出そうと
奏でたつもりだった
誰しもが同じ星の下
ひもじく歩く子供だったから

同じテーブルに座れること
同じものを食べる夢
そんな夢さえ バンドネオンを奏でたところで
ひもじさすら救えず
あなたともうやっていけないと
楽譜をたくさん書き
バンドネオンをつれ
乞われるままに列車に乗り
街から街へ奏であるいた日々

キャンドルのあかりだけで
二人過ごしたクリスマス・イヴのこと
またたく星にあなたの名を呼んだ夜
どれもこれもがかえらぬ日々の淡い夢
誰しもが傷み また歓び生きた日々

なぜあなたとわかれわかれに
生きることになってしまったのだろう
街々には平和がよみがえり
誰ともうまくやれる時が来たのに
僕らの楽団は世界中巡り
それはそれでしあわせだつた
それなのに僕らは二人だけの悲しみをもちはじめ
僕らは互ひに元気を出そうと
奏でたつもりだった
誰しもが同じ星の下
ひもじく歩く子供だったから

同じ屋根の下に暮らすこと
同じ夢を持ちあうこと
そんな夢さえバンドネオンを奏でたところで
夢すら失いかけ あなたを忘れてしまおうと
楽譜をたくさんかき
バンドネオンをつれ
乞われるままに列車に乗り
街から街へ奏であるいた日々

明りをつける気力もなく
ひとりたたずんだクリスマスイヴのこと
またたく星にあなたと歩いた夜
どれもこれもがいつか知る淡い夢の日々
誰しもが傷み また歓び 生きた日々


5.I LOVE YOU

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

I LOVE YOU
今だけは悲しい歌聞きたくないよ
I LOVE YOU
逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋
何もかも許された恋じゃないから
二人はまるで 捨て猫みたい
この部屋は落葉に
埋もれた空き箱みたい
だからおまえは小猫の様な泣き声で

きしむベッドの上で
優しさを持ちより
きつく 躰抱きしめあえば
それからまた二人は
目を閉じるよ
悲しい歌に愛が
しらけてしまわぬ様に

I LOVE YOU
若すぎる二人の愛には
触れられぬ秘密がある
I LOVE YOU
今の暮しの中では
辿り着けない
ひとつに重なり生きてゆく恋を
夢見て傷つくだけの二人だよ
何度も愛してるって聞くおまえは
この愛なしでは生きてさえゆけないと

きしむベッドの上で
優しさを持ちより
きつく 躰抱きしめあえば
それからまた二人は
目を閉じるよ
悲しい歌に愛が
しらけてしまわぬ様に

それからまた二人は
目を閉じるよ
悲しい歌に愛が
しらけてしまわぬ様に


6.イカルスの星

作詞:岩谷時子
作曲:内藤法美

遠い空にかくれた イカルスの星よ
風の翼にのった あの人を返して
誰の眼にも見えない 美しい星を
ひとりで取りにいった 私の人
イカルスの星 イカルスの星
あの人を見たら 帰れといって
この世でただひとたび めぐり逢う星を
私の首飾りにしたいなんて

青い海に沈んだ ひとつぶの恋よ
その翼太陽に 灼かれたあの人
若い生命忘れて 美しい星を
ひとりで取りに行った 私の人
イカルスの星 イカルスの星
イカルスの星 涙の星よ
悲しい愛の星よ イカルスの星よ
あなたも泣きながら 帰ってゆく

イカルスの星 イカルスの星
イカルスの星 涙の星よ
悲しい愛の星よ イカルスの星よ
あなたも泣きながら 帰ってゆく


7.ちょっとおたずねします

作詞:岩谷時子
作曲:内藤法美

ちょっとおたずねします
どこかで私を見かけなかったでしょうか
ラッシュアワーの人ごみに
チラッと笑って消えたきり
私のところへ帰りません

いつもいっていましたっけ
どうぞ押しつぶさないで
いつもいっていましたっけ
私を忘れないで
ふりむけば去りゆく人の 後姿ばかりで
前もただいっぱいの人の 背中だけが見える

だれも私に顔を見せない
笑っているのか泣いているのか
声もたてず波のように
去りゆく背中ばかりで
いつもいっていましたっけ
顔のないのが怖いと

ちょっとおたずねします
どこかで私を見かけなかったでしょうか
ラッシュアワーの人ごみに
チラッと笑って消えたきり
私のところへ帰りません

そうです誰を見ても
「ごきげんよう」という女でした
やさしくて人の悲しみまで涙をこぼし
学校の屋根に登って
毎晩星と話もできる女でした
近所の人の名も顔も 全部心にとめて
だれか死ねば
くやみにゆく気のいい女でした

ちょっとおたずねします
どこかで青空を見ているのかも知れません
十九の時 落した愛をさがして
あなぼこをのぞいているかもしれません

ちょっとおたずねします
どこかで私を見かけなかったでしょうか
ちょっとおたずねします
ちょっとおたずねします
ちょっとおたずねします


8.生きとし生けるものはみな

作詞:谷川俊太郎
作曲:谷川賢作

雪にのこした足あとは
いのちのしるしけものみち
しるべもなしに踏み迷う
生きとし生けるものはみな

息をひそめて立ちつくす
闇へとつづくわかれみち
あしたを知らず夢を見る
生きとし生けるものはみな

夜のしじまに輝いて
はるかにめぐる星のみち
よりそいながらそむきあう
生きとし生けるものはみな


9.帰り来ぬ青春

作詞:吉原幸子
作曲:シャルル・アズナブール

過ぎた昔よ 小さな灯を揺らしながら
戯れてた 風のように心軽い私だった
甘い涙 愛の言葉 砂の上のもろい城に
積み重ねた空しい夢 今は消えて時は流れ

過ぎた昔よ 楽しい歌口ずさんで
喜びだけに酔っていたの 人生だの 苦しみだの
そんなことはおかまいなし 止まらないで
走っていた時のほうが もっと速く
走っているのを知らなかった

過ぎた昔よ 月蒼く 夜風甘く
若さだけの魔法の杖 いつしか折れ 月も隠れ
私の見つけた 小さな灯も みんなみんな吹き消されて
唄う歌も唇になく 頬を伝う苦い涙

愛のゲーム 芝居ははね 友も去って私一人
幕降ろす 過ぎた日々に昔に


10.スカーフ~時代(とき)の記憶

作詞:あがた森魚
作曲:モーリス・ファノン

新しい時代の
モダンな名前の時の病いは
摩天楼の谷間の
テラスでエロスのワルツを踊った
夜明けのことだった
別れの日のあなたの手のひらは
私の頬をつつんで
優しくスカーフを巻いてくれた
ひとりで歩いてゆきなさいと
そのあなたの手のひらは
未来への理想に燃えていた
時代(とき)は変わろうとしていた

どんな思い出よりも
あの時代(とき)の記憶は
別れの朝の青い空
スカーフを結んでくれた
あなたの手が熱すぎたのは
寒かったからじゃない
あなたの手のひらは
未来への理想に燃えていたから
戦争(たたかい)の時代(とき)は始まり
理想に立ち向う者とて
生きる者は生き残り
死ぬものは死にゆく

とてもとても昔の昔の
お話にもならない古いお話
遠い異国(くに)の空から
あなたの便りは届いた
戦いはじき終る
また二人の暮しは始まる
僕らのあたらしい時はくると
二人で生きていこうと
戦争(たたかい)の時代(とき)はやがて終り
理想に立ち向う者とて
生きる者は生き残り
死ぬものは死にゆく

もう誰も知ってなんかはいない
モダンな名前の時の病は
摩天楼の谷間の
テラスでエロスのワルツを踊った
夜明けのことだった
あなたの優しい手のひらは
私の頬をつつんで
ひとりで歩いてゆきなさいと
優しくスカーフを巻いた
そのあなたの手のひらは
未来の理想に燃えて
私をひとりをとりのこして


11.夢見るシャンソン人形~デジタル人編

作詞:サンプラザ中野
作曲:セルジュ・ゲンズブール

わたしは夢見る デジタル人
ちまたにあふれいっぱい
デジタル人
完璧無比なデジタル人
21世紀は わたしの時代ね
わたしの歌は リズムにのれるわ
音程だって 狂いはしないわ
設定次第で どこにいても
貴方のモニターに きっと現れる
寂しいことなど もうないのよ
見ているつもりでも 見られているのよ

わたしの歌は リズムにのれるわ
音程だって 狂いはしないわ
貴方はときどき一息つく
わたしといることが息が詰まるのね
完璧無比なデジタル人
光のケーブルで繋がり合えたら
心の中身まで それでイチコロよ
誰かにばれるわよ そして幸せよ


12.枯葉

作詞:覚和歌子
作曲:ジョゼフ・コスマ

どこまでも続いてた 欅並木の舗道
夕暮れさえ忘れた 夏に一日のよに
世界中の全てを 敵に回しても
つないだ この指なら 正しいと信じてた
替わりのきかない 温もりだから
めぐり来る冬に ひとりでは痛すぎて

言葉は かげろう ほほ笑み まぼろし
あんなに 何度も 触れてた くせして

思い出が ひとつずつ 私をあとにする
忘れたまま 乾いて散る 枯葉のように

心を 殺して 時間を 埋めても
はがれた 素肌に ひりつく かなしみ

疑いも ためらいも あの恋の 証なら
せめて 抱きしめていたい この次の冬まで
この次の冬まで


13.ジオラマ

作詞:クミコ
作曲:クミコ

あなたの肩に手を回すたび またひとつ愛が嘘になる
失うものは あなたのむこうの 暗闇に
見つめる目と目 瞳の奥に 幸せそうな私がいる
ぬくもりだけを身にまとい 一人だけの夢を見る

あなたの中の流れる命 私の中に溶けてゆくけど
私が消える 言葉が消える 今またひとつ私が嘘になる

覗き込んでる二つの世界 少しずつ同じ色になる
触れ合う頬のあたたかさ いつでも違うけど
握る手と手を今離したら すべてが色を失くしてく
とりもどせない光が 窓から逃げてゆく

私の中の流れる命 あなたの中に溶けてゆくけど
私が消える 言葉が消える 今またひとつ私が嘘になる


14.ノワイエ

作詞:永瀧達治
作曲:セルジュ・ゲンズブール

あなたは溺れる 思い出の河で
私は岸辺を走って あなたの名前を呼ぶの
あなたは遠くへ プカプカと流されて行くの
思い出の河は 流れが速い

あなたは時々 沈む水の中に
あなたは時々 私に手を振るけれど
私を愛した あなたの笑顔が泥まみれ
私を抱いた あなたの体も泥まみれ

あなたは溺れる 哀れなオス犬よ
あなたは忘却の海に消える 私の涙と共に
さようなら 二十歳の私と溺れるあなたの四十の命
あなたは溺れる 思い出の河で

あなたは溺れる 哀れなオス犬よ
あなたは忘却の海に消える 私の涙と共に
さようなら 二十歳の私と溺れるあなたの四十の命
あなたは溺れる 思い出の河で
あなたは溺れる 思い出の河で


15.ほほえみの唄

作詞:上田起士
作曲:上田起士

もしも大切な人に
想いを伝えたいとして
そうどんな言葉を
言えば心に届くだろう

きみが笑顔になるたび
ぼくは希望に色づき
ねえそっと季節は
しあわせをつれてくる

おだやかな眼差しで
互いを包み込んだら
あたたかな日々の
優しい記憶があふれてくる

そうして誰もが誰かと
寄り添い生きる意味を知る
さあ愛をかさねて
ほほえみの唄うたおう

いつか叶うはずの夢
二人で育むよろこび
もう独りじゃないと
感じることが嬉しい

美しくあざやかな
絆を胸に抱いたら
明日へと続く終わりなき
道も越えてゆける

こうして出逢えた奇跡に
寄り添い生きる意味を知る
さあ愛をかさねて
ほほえみの唄うたおう

ほほえみの唄うたおう
ありがとうのかわりに


16.五月の空

作詞:ちあき哲也
作曲:鈴木キサブロー

昔は 何につけ
うるさく 叱ったあなた
私は こんな家 出る日ばかりを 夢見ていた
若さは 心など 読めなくて…

化粧の 暇もなく
思えば 働きづくめ
周りの 誰からも 父のない子と 恥じないよう
厳しく 育てたと 今わかる…

愛してないからなんだ 邪険にするんだなんて
食事時 目が逸れた
ごめんなさいね あの時代(ころ)は…

もういいでしょう もう人にだけ 献くす日々は
せめて 償いを させて
苦労は 終わったから

どこまで 青い空 次は私が 護って行く
あなたの 捨てて来た 幸せを…

感謝しています 母という女(ひと)よ 感謝しています 感謝しています……


17.心の指紋

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

酔ったまま じゃれあいながら
その指を首にまわした
「いいよ」って私ささやく
でもそんな勇気はあるの?

冗談じゃすまなくなった
日常の裂け目がびりり
憎まれ役ね 愛人って
演じるの 疲れちゃったわ

あなたの指紋が残ってる
背中や乳房や腿の内側
自分に嘘などついたって
愛した証拠が残ってる

私の目 そっと盗んで
コンビニでゲームを買った
そうね明日は誕生日
男の子 可愛いもんね

最後まで君の本音が
読みきれないよって嘆いてたね
最初からそうよ半分も
あなたに心を見せてなかった
見せてなかった

あなたの指紋が残ってる
背中や乳房や腿の内側
どんなに綺麗に拭いたって
心に指紋が残ってる


18.合歓の孤悲

作詞:東海林良
作曲:青山一

あなたに逢いたい 全て捨てて
百年過ぎても 尽きせぬ願いよ
あ〜 一番好きだった男(ひと)
青春の溢れる想い出
あ〜 退屈な人生は欲しくない
ときめきたいの 輝きたいの 朝、昼、夜と
いつも女は満たされたいの
薄紅色の花 合歓(ねむ)の花陰(はなかげ)

ドキドキするよな 男(ひと)ではないが
静かに流れる 日常(くらし)が愛しい
あ〜 二番に好きだった人
結ばれて女は幸福(しあわせ)
あ〜 美しい人生は欲しくない
何か足りない 何かが欲しい 昨日、今日、明日
震える愛よ 眩しい恋よ
薄紫の花 藤の花房(はなぶさ)

あ〜 退屈な人生は欲しくない
ときめきたいの 輝きたいの 朝、昼、夜と
戸惑う心 何処(どこ)に誘(いざな)う
薄紅色の花 合歓(ねむ)の孤悲唄(こいうた)


19.マイ・ウェイ

作詞:Lucien Marie Antoine Thibaut・日本語詞:岩谷時子
作曲:Claude Francois・Jacques Revaux

やがて私も この世を去るだろう
長い年月 私は幸せに
この旅路を今日まで生きてきた
いつも 私のやり方で

こころ残りも 少しはあるけれど
人間(ひと)が しなければならないことならば
できる限りの 力を出してきた
いつも 私のやり方で

あなたも見てきた 私がしたことを
嵐もおそれず ひたすら歩いた
いつも 私のやり方で

人を愛して 悩んだこともある
若い頃には はげしい恋もした
だけど私は 一度もしていない
ただ卑怯な真似だけは

人間(ひと)はみないつかは この世を去るだろう
誰でも 自由な心で暮らそう
私は 私の道を行く


20.最後の恋~哀しみのソレアード~

作詞:Alberto Salerno・Maurizio Seymandi・Francesco Specchia・日本語詞:大石静
作曲:Dario Baldan・Ciro Dammicco

最後の恋に生きる
白い傘を開いて
一歩だけ 前に出る
輝く命のため

最後の恋に生きる
あなたの長い指が
抱きよせる わたしの肩
ふるえる真昼のキス

「誰にも言わないし
誰に背中を押してもらわなくてもいい
だから わたしは言うの
わたしの命に…
悔いることをおそれてはいけない
絶望をおそれる者に
しあわせはおとずれない」

人生ってステキだと
ふたりなら 思えるわ
過ぎた日々 風のように
哀しみも 遠ざかる

人生って不安だと
あなたも思うかしら
大丈夫 怖くはない
長い影 ひとつになる

「引き返すなら 今だわ
友達も バカねと笑った
でも やめない
わたしの人生だもの
わたしが決めた恋だもの
人はみな いつかは終る
だからこそ あなたが欲しい」

最後の恋に賭ける
負けるなと ささやく声
おそれずに 一歩だけ
輝く命のため

おそれずに 一歩だけ
輝く命のため