ピースとハイライ

サザンオ一ルスタ一ズ ピースとハイライ歌詞
1.ピースとハイライト

作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐

何気なく観たニュースで
お隣の人が怒ってた
今までどんなに対話(はな)しても
それぞれの主張は変わらない

教科書は現代史を
やる前に時間切れ
そこが一番知りたいのに
何でそうなっちゃうの?

希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
未来に平和の花咲くまでは…憂鬱(Blue)
絵空事かな?お伽噺かな?
互いの幸せ願うことなど

歴史を照らし合わせて
助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても
心開かない

都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)
20世紀で懲りたはずでしょう?
燻(くすぶ)る火種が燃え上がるだけ

色んな事情があるけどさ
知ろうよ 互いのイイところ!!

希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ
この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
悲しい過去も 愚かな行為も
人間は何故に忘れてしまう?

愛することを躊躇(ためら)わないで


2.蛍

作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐

愛の歌が途絶えるように
心の灯りが消えたの
たった一度の人生を捧げて
さらば友よ 永遠(とわ)に眠れ

青空は悲しい空
揺れる木洩れ日がせつなくて
夏が来るたびあの日と同じ
風が通り過ぎて行ったよ

涙見せぬように
笑顔でサヨナラを
また逢うと約束をしたね

何のために己を断って
魂だけが帰り来るの?
闇に飛び交う蛍に連れられ
君が居た気がする

生まれ変われたなら
また恋もするでしょう
抱(いだ)き合い命燃やすように

涙見せぬように
笑顔でサヨナラを
夢溢る世の中であれと
祈り


3.栄光の男

作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐

ハンカチを振り振り
あの人が引退(さ)るのを
立ち喰いそば屋の
テレビが映してた
シラけた人生で
生まれて初めて
割箸を持つ手が震えてた

「永遠に不滅」と
彼は叫んだけど
信じたモノはみんな
メッキが剥がれてく

I will never cry.
この世に何を求めて生きている?
叶わない夢など
追いかけるほど野暮じゃない

悲しくて泣いたら
幸せが逃げて去っちまう
ひとり寂しい夜
涙こらえてネンネしな

ビルは天にそびえ
線路は地下を巡り
現代(いま)この時代(とき)こそ
「未来」と呼ぶのだろう
季節の流れに
俺は立ち眩み
浮かれたあの頃を思い出す

もう一度あの日に
帰りたいあの娘(こ)の
若草が萌えてる
艶(いろ)づいた水辺よ

生まれ変わってみても
栄光の男にゃなれない
鬼が行き交う世間
渡り切るのが精一杯

老いてゆく肉体(からだ)は
愛も知らずに満足かい?
喜びを誰かと
分かち合うのが人生さ

優しさをありがとう
キミに惚れちゃったよ
立場があるから
口に出せないけど
居酒屋の小部屋で
酔ったフリしてさ
足が触れたのは故意(わざ)とだよ

満月が都会の
ビルの谷間から
「このオッチョコチョイ」と
俺を睨んでいた

I will never cry.
この世は弱い者には冷たいね
終わりなき旅路よ
明日天気にしておくれ

恋人に出逢えたら
陽の当たる場所へ連れ出そう
命預けるように
可愛いあの娘とネンネしな


4.人生の散歩道

作詞:原由子
作曲:桑田佳祐

あのねキミが
恋をする時も
そして辛い
別れを知る時も

お星様の流れを
涙で見つめるなんて
深い闇の中から
希望のかけらを探し出せ
ラッタラッタラー

膝を抱え 一人寝の夜にも
眩しい朝がやって来るだろう

いつかキミが
旅に出る時も
そして一人
道に迷う時も

月明かりに輝く
広い世界の真ん中で
地図にない場所までも
幸せ訪ねて歩き出せ
ラッタラッタラー

雨に打たれ 風に吹かれた後
どんな色の花が咲くだろう?

お星様の流れを
涙で見つめるなんて
命あるこの地球(ほし)が
笑顔で溢れるように
やるせない世の中を
明日はどこまで行けるかな?
ラッタラッタラー

やがて長い旅が終わる時に
愛しい人の手を取りたいな

ラララ…