うそつきレノン

サンタラ うそつきレノン歌詞
1.うそつきレノン

作詞:田村キョウコ・砂田和俊
作曲:田村キョウコ・砂田和俊

何より私が君のことを気に入ったのは
不釣合いな程に枯れた声だった
まるで君からこぼれる鈍色の粒

時に乱暴なまでに君は繊細で
私は飽きることなくそれを見つめてた
ヘッドフォンからこぼれる聴き慣れたレノン

君のいた場所に夜毎紛れ来るのは
恋人のような素振りの暗闇のエアノイズ

うそつきレノン
私と引き換えに君は一体何を手に入れたの?
うそつきレノン
君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの?

あの日君が吐き出したままの幾つかの言葉
まだ街でさまよう姿に出くわすの
歩道橋の下で呼ぶ薄汚れた猫

私は他の娘みたいに涙流したりしないわりに
そのくせ君のゴーストに水を絶やさない
誰にも言わないでいて この病気じみた私のことを

こんなに雨が続けばいつか君も溶けてくだろう
そして全て終ってもそれで君は平気なの?

うそつきレノン
私と引き換えに君は一体何を手に入れたの?
うそつきレノン
君と引き換えに私はいつか何かを手に入れられるの?


2.charms

作詞:田村キョウコ・砂田和俊
作曲:田村キョウコ・砂田和俊

銀色の折り紙折って 戯れに作った子馬をあげる
タンバリンをふいに鳴らして 浮かれたテンポのメロディーをあげる

唾を吐いても ドア壊しても
咲いたばかりの花むしっても

いなくなったら君を探しに行こう
遅くなら君を迎えに行こう

baby 他の誰より先に気付いてあげる

看板のブロンド娘の頭に飾った三日月をあげる
サンダルの上にとまった七星てんとうを捕まえてあげる

膝を抱いても 地団太踏んでも
負けてばかりで爪を噛んでも

眠れないなら君と散歩に出よう
旅に出るなら君に葉書を出そう

baby 他の誰より先に気付いてあげる
君に気付いてあげる