フォーク

スネオヘアー フォーク歌詞
1.ストライク

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

意味を見出せなくて
答えを求めすぎていた あの頃
日々を分かち合っていた
声にもならなかったんだ
夕暮れに

噂も隣に腰を下ろして
煙突の煙を眺めてる
飽き足らない位に走って疲れた夜も
傍らに見えない孤独を
感じていた

みっともない程愛しいのは
不器用なまでのストライクで
きっと誰も笑えはしないだろう
深く胸の奥叩く様な
エール続くよ

あんなに嫌いだった背中も
この町さえいつか憧れに
今も思い出していた
ずっと忘れることなんてないから

蛇口の滴が落ちる音が
不定期に続いてる
刻む気持ちの奥で
愛されたくてしかたがないのは
言葉ひとつの
想いを飲み込んだまま

こんな毎日とわかっているのに
どうにもならない事ばかりで
本気を笑うものなんてないだろう
誰も遮ることなんてないだろう

暗がりの部屋を照らしだしたのは
どうにもならない事ばかりで
迷いも涙も見慣れた景色も
色あせてゆくから


2.テノヒラ

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

耳を澄まして瞳を閉じて
本当の声を聞こう
試行錯誤を繰り返す日々
それも大きな1歩さ
日差しの向こう滲む世界を
見失わずに歩こう
今もはっきり覚えているよ
遠いあの日の言葉を

大声をあげてた僕達は
疑う事さえも知らなかった

湧き上がりすぐに薄らいでく
胸の奥に譲れない想い抱いて
照らし出した太陽の注いだ温もり
この両手で抱きしめてあげるように
つなぎ出した情熱を広めよう
明日へ繋いでゆく
限りなく羽ばたけ 未来へ

今少しずつ それも確かに
動き出してく毎日
ただがむしゃらに疑いもせず
信じるままに進もう
その中でふと振り返る時
真っ直ぐに続いている
足跡がほら自信に変わり
導いてくれるはずさ
そうさ

追い求め続ける僕達に
心無い言葉が降りかかる
諦めかけていた月の夜
耳元をかすめる ほら
いつかの懐かしい風

理由なんてどうだって良かった
愛しいもの 言葉には出来ない瞬間
輝き始めた瞳が泣いたり笑ったりして
これからを映し出した

重ねあった手のひら
光を放さずに確かめ合う
この温もり 繋いでゆく明日へ

照らし出した太陽の注いだ温もり
この両手で抱きしめてあげるように
つなぎ出した情熱を広めよう
明日へ繋いでゆく
限りなく羽ばたけ 未来へ


3.LIST

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

目覚めも悪く うなされ過ぎた
声を上げる ひどく汗を

濡れた下着を 脱ぎ捨ててシャワー
悪夢か 奴を消し去ってしまった俺さ

ほんと やばいよ
これは現実か
待てよ 落ち着いて
悪いのはそう あいつの方さ
振り返りすぎた
伺いながら逃げ出すように

リリックもギミックも 静寂すら驚愕の流れ
過ぎてく時 この時 嘘だ まじですか
この両手が まさか あんなにもひどい
俺さ それも俺さ すべて終りさ

今日見た夢 明日出会う夢 その中では自由さ
ここ半年で200人程 シューティングスター
今夜もきっと僕の中のリストで
星がいくつか増えるその前に
誰かの夢の中消される 俺さ


4.会話

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

外を駆けてゆくと
思いもよらない空
なんだか不思議だな
気持ちが晴れてゆく

くだらないことばかりじゃないと
分かってるよ
新しい記憶のページを
めくり続けよう

始まりなんて突然だって
理由無き二人は
いつか笑いあって
過ごしてゆけるものなのかな
誘い出して引き寄せ合って
辿り着く世界に
僕等はしゃぎだして見つける
語り尽くせないシーン

会話の中でほら
見え隠れする景色
なんだか不思議だな
全て受け止めてる

当たり前のこと
ばかりじゃないと
気付くはずさ
騒がしい毎日を抜けたら
限りない光

辿り着いたその場に立って
はしゃぎだす世界に
僕等交しあった言葉も
忘れてしまうだろう
笑いあって抱きしめあって
リアルな日 二人の
声もひとつになって
見たことのないストーリー


5.夢の続きのようなもの

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

すぐに隣を走る車
互い違いに離れたり
よそ見しないで、君が笑う
ワイパー 日差しを空回り

甘えきってるだけじゃ
寂しくさせるだけだよ
たまの生真面目な言葉も
風音にかき消されて

過ぎ行く先の風は遠く
風船みたいに飛んで行く
僕等こうしていることも
夢の続きのようなもの

見守ってるだけじゃ
離れて行くだけだよ
誰も一人きりでは
生きられないものだから

ねえ今度時間を作るから
何も決めずに出かけよう
そこで出会った気持ち達も
夢の続きのようなもの


6.自我像

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

ぼんやり霞む歩道ですれ違う人
誰かに電話 楽しそうに声がする
同じ所であくびをしていた
それはまぎれも無くもう一人の僕さ

ある愛のかたちにも似た景色
それぞれに思うところあるんだろうねえ
いつしか重ねてみたりして
想いをなだめる眼差し

悲しい程寄り添う程いつも
すり抜けてく様に体を寄せ合って
近付く程見つめる程
いつも見えなくなるのさ
歪み出す自我像

音も無いままに

これだけどこか忘れられずにいるのは
ちょっとこれまで感じたものと違うんだ
さっき君と僕歩いてるところを見た
無邪気に見せるその横顔懐かしい

寝静まる夜にズレ出す世界
分離して二重の時を刻む
どちらかが欲望の作り出した
いつしか消えてく幻

笑えるくらい繰り返してる
下手な言葉もいつか自分を守る盾にして
逃げてんだろう 逃げたいんだろう
誰も傷つけたくない、って身構えるばかりさ
悲しい程 ぎゅっと寄り添う程いつも
すり抜けてく様に体を寄せ合って
近付く程 じっと見つめる程
いつも見えなくなるのさ
歪み出す自我像


7.フォーク

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

はやる気持ちはそのままでいい
それが安らぎといつか変わってゆく
僕の中にあるフォーク
それで毎日を突き剌して
トマトみたいに食べてしまえばいいさ

流行廃りでくくられる日々
それもあきらめといつか変わってゆく
君の中にあるFAKE
手短なものから指差して
少しわかったふりで叫べばいいさ

ざわついた感情を
平静を装えるずるさを
突き剌してしまえばいい
その中に望みがあればいい
いつまでも憧れで
手に入れられないもの
雲行きのせいにして
どこまで行くのだろう

どうしてもっと簡単に
分かりあえない テーブルで
そんなにも簡単に
好きになんてならないで

沈む話はここまででいい
そこに輝ける明日は何も無い
夢の中で会うPEACE
それが現実とあきらめて
瞼の裏で笑っていればいいさ

わずかな愛情と
平静を装える強さを
差し出してあげればいい
その中に嘘が無ければいい
これからも憧れで
手に触れられないもの
風向きのせいにして
どこまで行くのだろう

どうしてそんなに簡単に
分かりあえてしまうのだろう
そんなにも簡単に
嫌いになんてならないで
どうしてもっと簡単に
分かりあえない テーブルで
そんなにも簡単に
さよならなんて言わないで


8.ヒコウ

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

影絵みたいに 揺れる二人映した
いつかみたいな 薫る風飛行して

そう君のいない あの狭い部屋も
今は別の誰かの灯りに
月と共に消えてしまうのは
どこへでも行ける明日がくるから

Good bye さよなら もう今迷いは無いよ
そこから僕等は どんなふうに見えるかな
Good bye ちっぽけな 気持ちは季節違いね
大好きなこの町も 見送るよ 見下ろして

そう誰もいない あの広い空も
上空 視線 僕達の想いを
行きたい場所へ 連れ出してくれる
難しいことは 何一つ無いのさ

Good bye いつかまた ねえほら すぐに逢えるよ
その時僕等は どんな風に言えるかな
Good bye さよなら もうじき今日も終わりね
大好きなこの町で 手を振るよ 見下ろして

上空を飛行して この想い焼き付けて
新しい地平から つなぎ広がってゆく太陽
春風に飛行して 揺さぶり続けてゆく衝動
唇を経由して いつまでも抱きしめてたいよ


9.The end of despair

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

得意げな顔をしてる間に
いつしか時間も過ぎて行ってしまうんだ
僕らは気付く 予定も忘れた
毎日は終わる
次第に暮れてゆく
「その中にあるもの
僕らの欲望が
いつか忘れた頃に思い出と変わる」

大切なものを失った時に
思うのはいつも繰り返す愚かさで
その時気付く 明日も忘れた
絶望は終わる
次第に薄れてゆく
「目の前にあるもの
尽きない欲望が
いつか瞬きひとつ砂とすり変わる」

平行をたどる
冷静を笑う
高熱が続く
併発を起こしたんだ
それほど時間もかからずに気付く
始まりの合図
やすらぎも脱ぎ捨てて
「この手でつかむもの
掲げた情熱が
いつか導く先の光へと変わる」

「その中にあるもの
僕らの欲望が
いつか忘れた頃に思い出と変わる」

得意げな顔をしてる間に
いつしか時間も過ぎて行ってしまうんだ
僕らは気付く 予定も忘れた
毎日は終わる
次第に暮れてゆく


10.くだらない言葉 はしゃぎすぎた場所

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

あどけなく傷ついた心 抜け出して
君は出てゆく 言葉もなく
何気ない横顔も今は難しく
影を落として離れてゆく

外を行けば笑い声と君の声がする
嘘じゃない、ってことを言い出せなくて
それでもまた同じように言うんだね

光無い曇りの夜にも
支えあえた場所
見えないこの先に僕等
張り付いているだけさ

スロープ 流れにまかせて降りて行く
靴のかかとをすべらせてる
ブレーキ 耳障りなほど甲高く
音をたててる 振り向く顔

街に続く灯りの中 届かず泣いてる
よくある話だ、って言われたくないよ
そこで少し気づく
流れてた風 止まってしまったこと

くだらない言葉と
はしゃぎすぎた場所
ぼやけた残像をいつか
抱きしめているだけさ

土砂降りの夜にも
わかりあえた場所
見えないこの先に僕等
張り付いているだけさ


11.エコー

作詞:渡辺健二
作曲:渡辺健二

夢を見ようね ずっと
目を閉じれば
いつもNight game
今日もGood night

扉を開ける 辺りは暗く
擦る瞼に永遠を知るんだ
無防備すぎる透き通った愛情が
軽く拳で星空ノックしてるよ