ゴールデン・ベスト

ダウン・タウン・ブギウギ・バンド ゴールデン・ベスト歌詞
1.知らず知らずのうちに

作詞:宇崎竜童
作曲:宇崎竜童

知らず知らずのうちに 君を好きになって
知らず知らずのうちに 夢を見ていた
知らず知らずのうちに 君の名前おぼえて
知らず知らずのうちに 町を歩いていた
知らず知らずのうちに 君の家をみつけて
知らず知らずのうちに 電話帖をひらいた
知らず知らずのうちに 君と歩きはじめて
知らず知らずのうちに 時も流れた
知らず知らずのうちに 君と暮しはじめて
知らず知らずのうちに 離れられなくなった


2.港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

一寸前なら憶えちゃいるが
一年前だとチトわからねエなあ
髪の長い女だってここにゃ沢山いるからねエ
ワルイなあ他をあたってくれよ
アンタ あの娘の何んなのさ!
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

半年前にやめたハズさアタイたちにゃアイサツなしさ
マリのお客をとったってサそりゃもう大さわぎ
仁義を欠いちゃいられやしないよ
アンタ あの娘の何んなのさ!
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

ハマから流れて来た娘だね
ジルバがとってもうまくってよお
三月前までいたはずさ小さな仔猫を拾った晩に
仔猫といっしょにトンズラよ
どこへ行ったか知らねエなあ
アンタ あの娘の何んなのさ!
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

横須賀好きだっていってたけど
外人相手じゃカワイソーだったねエ
あんまり何んにも云わない娘だったけど
仔猫と話していたっけねエ
前借り残したまんま一と月たったらおサラバさ
アンタ あの娘の何んなのさ!
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

たった今まで坐っていたよあそこの隅のボックスさ
客がどこかをさわったって店をとび出していっちまった
ウブなネンネじゃあるまいしどうにかしてるよあの娘
アンタ あの娘に惚れてるね
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ


3.スモーキン'ブギ

作詞:新井武士
作曲:宇崎竜童

初めて試したタバコがショート・ピース
親爺のマネして気取ってちょっとポーズ
たちまち目まいでクラクラメシも喰えず
学生服のポケットにそっとかくす
弁当が済んだらトイレでちょっとふかす
ヤニっコ取る為 歯ブラシ ゴシゴシ

目覚めの一プク食後の一プク
授業をサボって喫茶店で一プク
風呂入って一プククソして一プク
そいでまたベッドで一ぷく
朝から晩までスモーキン'ブギ
朝から晩までスモーキン'ブギ
スーパッ ドゥ・デ・スモーキン'ブギ

いつの間にやら歯のウラ真っクロ
気がつきゃ右手はマッ黄色
鏡をのぞけばオイラはマッ青

目覚めの一プク食後の一プク
授業をサボって喫茶店で一プク
風呂入って一プククソして一プク
そいでまたベッドで一ぷく
朝から晩までスモーキン'ブギ
朝から晩までスモーキン'ブギ
スーパッ ドゥ・デ・スモーキン'ブギ


4.カッコマン・ブギ

作詞:奥山光伸
作曲:宇崎竜童

銀座・原宿・六本木
バギー・トップにヒップボーン

(カッコマン)になりたくて
(カッコマン)になりきれない
(カッコマン)になりきらなきゃ
それが悩みの種ジャン

アフロヘアーにラメラメシャツ
ロンドンブーツにスリーピース
ソングにピアスにペンダント
何をこしゃくなシマシマパンツ

(カッコマン)になりたくて
(カッコマン)になりきれない
(カッコマン)になりきらなきゃ
それが悩みの種ジャン

カッカッカ カッコマン
カッカッカ カッコマン
カッカッカ カッコマン
カッカッカ カッコマン
アーア カッコマン カッコマン

からっぽ見てくれうわっつら
ごまかしまやかしわいわいわい

(カッコマン)になりたくて
(カッコマン)になりきれない
(カッコマン)になりきらなきゃ
それが悩みの種ジャン

ナウなヤングにゃディスコディスコ
ジルバにツイストブギウギ
春夏秋冬朝から晩まで
ファッション・ブックとにらめっこ

(カッコマン)になりたくて
(カッコマン)になりきれない
(カッコマン)になりきらなきゃ
それが悩みの種ジャン

カッカッカ カッコマン
カッカッカ カッコマン
カッカッカ カッコマン
カッカッカ カッコマン
アーア カッコマン カッコマン

夢みるは憧れのカッコマン


5.サクセス

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

ブラインド一杯開けた部屋には
真夏の光が渦まいている
角氷一ツの涼しさに似た
あなたの言葉がやさしく溶ける
「待たせたね廻り道だと笑うだろうか」
ここまで来たらサクセース サクセース
女は昨日の顔で待つ

ブラインド半分閉じた窓辺は
光が織りなす そう、縞模様
揺り椅子動かす力を抜いて
あなたの声だけ追いかけている
「待たせたね お前ばかりに苦労をかけた」
ここまで来たらサクセース サクセース
女は今日の顔で泣く

ブラインド下までおろした部屋は
光も通さぬ一時の海
切なく流れる溜息の午後
言葉にまかせてこの身を投げる
「待たせたね次の港はありはしないさ」
ここまで来たらサクセース サクセース
女は明日の顔を待つ


6.愛しのティナ

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

燃える太陽が
おまえをブロンズに変えるのか
日にやけた肌に刻みこまれた
季節がまぶしい
愛しのティナ
繰り返す夏ごとのビィナス
愛しのティナ
おまえをしばる髪を切って
私の許へ 飛んでおいで

熱い砂浜が
みがいて命を与えたのか
おまえの姿が夕日の中で
輝いてみえる
愛しのティナ
繰り返す夏ごとのビィナス
愛しのティナ
その足許の貝を壊し
私の許へ 飛んでおいで

愛しのティナ
繰り返す夏ごとのビィナス
愛しのティナ
おまえをしばる髪を切って
私の許へ 飛んでおいで
私の許へ 飛んでおいで


7.涙のシークレット・ラヴ

作詞:宇崎竜童
作曲:宇崎竜童

シークレット・ラヴ 愛されても
溜息ばかり Oh
シークレット・ラヴ 哀しみを
まさぐるように Mm…
シークレット・ラヴ 傷ついても
優しさばかりが
シークレット・ラヴ 口づけさえ
涙に濡れる

通よいなれた 部屋の隅で
灯りもつけずに 壁にもたれて

シークレット・ラヴ 想い出さえ
誰にも言えずに
シークレット・ラヴ 今のあたし
ぬけ殻みたい

鍵をあけた ドアの前で
灯りもつけずに 頬杖ついて

シークレット・ラヴ 想い出さえ
誰にも言えずに
シークレット・ラヴ 音をたてて
絆が切れた


8.黒の舟歌


9.裏切者の旅

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

お前と逢えない淋しさだけから
行きずりの女を愛した俺
それ程長くもない旅に疲れ果てた
心の片隅に お前の泣き顔がぼやけて映る
ひび割れた鏡の中に
裏切者の顔が歪む
色褪せた写真の中で
お前の微笑みが俺の胸を刺す

明日の行く先きを決めずにいるのは
行きずりの女の優しさなのか
それ程遠くもない旅の続きなのに
お前の住む街がやたらと懐しく心に浮かぶ
ひび割れた鏡の中に
裏切者の顔が歪む
色褪せた写真の中で
お前の微笑みが俺の胸を刺す


10.沖縄ベイ・ブルース

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

アーン アーン お前となら もう一度
アーン アーン 苦労してもいいって
あの人が言った

約束はとうに過ぎて
影ばかり震えてるの
今すぐ旅立てるよう
手荷物はまとめてあるわ

バスローブ羽織る前の
囁きを信じたのは
逞しい腕の中で
海越える夢をみたから

アーン アーン 聞き違いなの 教えてよ
アーン アーン 待ちぼうけ残して
青い鳥が逃げた

沖縄ベイ・ブルース 揺れる珊瑚礁

アーン アーン お前となら もう一度
アーン アーン 出直してみたいって
あの人が言った

約束はオウム返し
唇に乗せてみるの
窓からの月の光
心の壁 突き抜けるよ

アーン アーン 勘違いなの 教えてよ
アーン アーン 忘れた顔をして
青い鳥が逃げた

沖縄ベイ・ブルース 燃える珊瑚礁

沖縄ベイ・ブルース 燃える珊瑚礁


11.見果てぬ夢のブルース


12.ブルー・ブルース


13.東京ナイト&デイ


14.家は出たけれど


15.ミスター・ティアドロップ


16.スプリング・セールス・ブルース


17.身も心も

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

犬の遠吠えひとしきり激しく
身体起こして時計を見れば
夜はまだまだその色を変えずに
月の明かりが手許を照らしてる
言葉はむなしいけど
ぬくもりなら信じよう
涙は裏切るけど
優しさなら分かち合える
身も心も 身も心も
一ツに溶けて 今
俺の腕の中で眠る人よ

サイレンかすかに遠くから響いて
夜の帳の幕引き係
眠りのその中で聞き分けたのだろう
頬をすり寄せ胸にすがりつく人
月日は移ろいやすく
やすらぎなら信じよう
愛とは呼ばずあなたに
愛しいそう打ち明けよう
身も心も身も心も
一ツの命 今
俺の腕の中で夢みる人よ

身も心も身も心も
一ツに溶けて 今
俺の腕の中で眠る人よ


18.恋のかけら

作詞:宇崎竜童
作曲:宇崎竜童

いつだって切なくて
やるせないこの気持ち
あなたは今ドアの外へ
足音が遠ざかる
いつだって会う度に
しのび泣くこの恋に
あたしだけが肩をすぼめ
人の言葉に耳をふさぐ
遅すぎた何もかも
今日も一人あたし一人
凍りついた恋のかけら
さめた体につきささる

いつだって さよならの
やるせない一言が
忘れかけた時の流れ
この胸にきざみつける
いつだってつまづいた
悲しみをかくしながら
あたしだけがさがしている
見失った愛のゆくえを
遅すぎた何もかも
今日も一人あたし一人
消したはずの恋の嵐
かれた心につきささる