チャン・スー2007年全曲集

チャン・ウンスク チャン・スー2007年全曲集歌詞
1.めぐりあい

作詞:城岡れい
作曲:樋口義高

うつむきながら 歩いていたわ
胸に涙 閉じ込めて
色褪せたこの街で 明日を預ける人もなく
優しさが不器用な 貴方なら傷跡を癒せるわ
愛して…許して
消えない灯 点したい
雨風の季節(とき)を過ぎ
花咲くための めぐりあい

不幸の形 とりどりだけど
一つきりよ 倖せは
喜びも悲しみも 束ねて私を抱きしめて
きれいごと重ねたら 温かな毎日はつかめない
愛して…許して
淋しい夜も 迷わない
幾千の闇を越え
信じるための めぐりあい

愛して…許して
貴方の夢に 寄りそって
幾千の運命(ほし)を越え
生きてくための めぐりあい


2.昼顔

作詞:城岡れい
作曲:樋口義高

ビルの空き地を 熱い風が通る
壊れたブロックに絡まり ピンクの花が微笑む
ヒルガオ ヒルガオ おまえも私と同じね
ヒルガオ ヒルガオ 闇夜にうなだれる花
わたし これから あの人に会うのよ…
望んだ形じゃないけど 好きだからいいの
過去も傷も無い きれいな世界で
あの人の白日夢(ゆめ)に 溶けてゆく

遠い潮騒 聞いた過去の記憶
運命(さだめ)のトラックに運ばれ 都会の砂で目覚めた
ヒルガオ ヒルガオ おまえも故郷はぐれね
ヒルガオ ヒルガオ 海にはもどれない花
わたし いつまで あの人と会えるの…
遊びと気づいた恋でも 好きだからいいの
空も星も無い やすらぐ所を
あの人の胸に 見つけたわ

ヒルガオ ヒルガオ おまえは強がり迷子ね
ヒルガオ ヒルガオ 泣くのをあきらめた花
わたし あすから どうやって生きよう…
誰かのこころの空き地を 捜さなきゃだめね
人が夜に這う ながれる世界に
帰り着くバスを ひとり待つ


3.つよがり


4.運命の主人公

作詞:ちあき哲也
作曲:徳久広司

自分で選んだの この役は
嫌よ、あなたが 謝らないで…
車に乗り込む 痩せぎすな背中に
今日も励ますとなく 言っていた…
きっと女の数だけ 愛に形はあるのね
暗いものだけ見馴れて そして生きては来たけど
終着駅はここ…
もう誰にもあげない もうふり回されない
私、この運命の 主人公

泊まって行けないわ それが何
家があるわよ それが何なの…
逢えない夜には 逢いたさが教える
胸で伸びてる愛の 背の高さ…
きっと女の数だけ 愛に勁(つよ)さはあるのね
昔、恋した男が 知って面白がっても
あなたと決めたから…
もう誰にもふれない もう傷つけられない
私、この運命の 主人公

きっと女の数だけ 愛に行方はあるのね
たとえやっぱり間違い これが運命(さだめ)じゃなくても
終着駅はここ…
もう誰にも会わない もう涙もいらない
私、この運命の 主人公


5.背徳の十字架


6.東京氷河


7.私だけのもの


8.ミゼラブル


9.ジェラス・ムーン

作詞:かず翼
作曲:徳久広司

ジェラス・ムーン ジェラス・ムーン
独りのエレベーターで
ジェラス・ムーン ジェラス・ムーン
早く泣きたい あぁ思いきり

月灯りにじむほど 唇かんで
泣き顔は見せないと 背中を向けた
さよならはいつだって 女に言わせて
悲しい顔をする あなたずるい男(ひと)
別れの夜なんて 今さらいらない
泡立つシャンペンに 指輪を沈めた
最後のシーンが 終わるまで
過去を眠らせて 現在(いま)を眠らせて
気取る恋芝居(メロドラマ)

合鍵を返したら ぬけがらみたい
どうしたら幸せに なれると言うの
この恋を置き去りに あなたがするなら
愛しているなんて イヤよ教えない
別れの夜なんて 今さらいらない
やさしい口づけに なおさら傷つく
最後のページを めくるまで
心閉じ込めて 夢を閉じ込めて
つづる恋物語(ものがたり)

別れの夜なんて 今さらいらない
ドアまで振り向かず 歩いてみせるわ
最後のシーンが 終わるまで
過去を眠らせて 現在(いま)を眠らせて
気取る恋芝居(メロドラマ)

ジェラス・ムーン ジェラス・ムーン
独りのエレベーターで
ジェラス・ムーン ジェラス・ムーン
早く泣きたい あぁ思いきり


10.なんや知らんけど

作詞:朝比奈京子
作曲:杉本眞人

なんや知らんけど さびしい夜は
あんたの夢を みたくなる
薄いピンクの 絨毯は
女一人の暮らしに 似合う
愛してる… 愛してる…
なんどもなんども そう言って
抱きあった あの晩を
覚えているのは わたしだけやね
死ぬほど 好きやねん なんや知らんけど

今夜あんたの お母さんから
電話あったよ 久しぶり
早く義娘に なってやと
泣けてくるよなやさしい 言葉
女達(おんな)には 聞こえない
悲しいブルース 聞きながら
街の灯に ずぶ濡れて
今夜もどこかで 酔いどれる
帰って くれるよね 朝になる前に

愛してる… 愛してる…
なんどもなんども そう言って
抱きあった あの晩を
覚えているのは わたしだけやね
死ぬほど 好きやねん なんや知らんけど
死ぬほど 好きやねん なんや知らんけど


11.ラ・ヴィ・アン・ローズ

作詞:建石一
作曲:徳久広司

薔薇の刺は痛い だけど人は触れる
恐いもの見たさが 出逢いの罠ね
街のビルの二階 ふたり遅いランチ
やわらかな陽差しに ほほえむあなた
わたし
ここまで来たのは 何故かしら
いまならもどせる 白紙にも
とまどい ときめき ゆれながら
ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ
あなたに 惹かれてゆくのを 感じるの
ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ
ドラマのはじまり

薔薇の甘い香り 時に人を酔わす
花びらに潜んだ 嵐の予感
通り雨も上がり 今日は昼の月が
さりげなくあなたと 並んであるく
わたし
かわってゆくなら 美しく
こころの求める そのままに
明日も逢いたい 叶うなら
ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ
あなたは 人生飾って くれる人
ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ
ドラマのはじまり

ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ
私の未来は あなたの手の中に
ラ・ヴィ・アン・ローズ ラ・ヴィ・アン・ローズ
運命の恋よ


12.硝子のピアス

作詞:建石一
作曲:徳久広司

今夜で終わりね 悲しいけれど
もうあなたに 逢わない
淋しさかくして 恋人芝居
演じているのは むなしい
愛さえあれば 幸せになれる
そう言い聞かせて 来たけれど
ガラスはガラス 色づけしても
ダイヤモンドじゃ ないのね
あなたにとって 私はきっと
硝子のピアス 飾りの女

涙の始まり 別れたあとは
もう背中を 追わない
自分で選んだ 幕切れだけど
愛した分だけ くるしい
あなたの恋が 本物にかわる
その日を信じて いたけれど
ガラスはガラス 光っていても
ダイヤモンドに なれない
あなたにとって 私はきっと
硝子のピアス 飾りの女

愛さえあれば 幸せになれる
そう言い聞かせて 来たけれど
ガラスはガラス 色づけしても
ダイヤモンドじゃ ないのね
あなたにとって 私はきっと
硝子のピアス 飾りの女


13.青いカナリア

作詞:建石一
作曲:徳久広司

木陰のカフェテラス 光と影の中
あなたといると 恋人みたい
めまいを感じるの
上手な話し方 その瞳(め)にひき込まれ
帰る時間を また少しずつ 逢うたび延ばしてる
今だけの 夢もいいけど
このドラマ 続けてみたい…
青いカナリア
飛べない空を 見上げるカゴの鳥
それでもいつか 飛べる日が来る
信じているけれど
それは悲しい おとぎ話ね わかってるのに

出逢っていなければ 恋することもなく
愛しさゆえの せつなささえも
知らずにすんだのに
背中が向き合えば 他人の顔になる
別れ間ぎわに ふれた指先 隠れてくちづける
もうひとつ ちがう人生
まぼろしを 追いかけながら…
青いカナリア
羽根をひろげて もがけばもがくほど
見えない糸に 心縛られ
どこへも行けないの
こわいくらいの 夜の長さと 嵐の中で

青いカナリア
いくら鳴いても あなたに届かない
つめたい身体 ふるえるこころ
傷つき凍えてる
とけない氷 あたためながら 待ってる私


14.ためらう鍵穴

作詞:田久保真見
作曲:田尾将実

そうよ 何度も恋をして
そうよ 何度も傷ついて
いつか 泣きそうな自分を
心の部屋に 閉じ込めたの
ああ あなたが冷たい男なら
私のことなどかまわないで
ああ あなたが優しい男なら
はやくこっちを向いて…
女の口唇は 心の鍵穴だから
カチャリと鍵が カチャリと鍵が
外れるような KISSをして

きっと 今度はちがうのと
きっと 今度は愛なのと
すぐに 信じたい自分が
心の部屋で ひざを抱くの
ああ あなたがいけない男なら
私のことなど誘わないで
ああ あなたが淋しい男なら
はやくこっちを向いて…
女の口唇は 心の鍵穴だから
ふわりとドアが ふわりとドアが
開いてしまう 夢を見る

女の口唇は 心の鍵穴だから
カチャリと鍵が カチャリと鍵が
外れるような KISSをして


15.愛は絵空事


16.木曜日の女

作詞:田久保真見
作曲:田尾将実

捨てられて泣きたい夜は いつも呼び出してしまう
「あんな男」と悪態ついて 朝まで呑み明かすの
手を離せば 帰ってこない
男なんて 風船ね
遠い空で 割れてしまえ
うそぶきながら 泣き笑い
なぐさめてくれなくても いいの
ふられ上手と言われて いいの
想い出はずっと 消えないから
悲しくても いいの

木曜に電話がかかる 癖で待ちわびれたけれど
日曜日には逢えない女 つなぎの女だった
尻尾(しっぽ)の切れた トカゲみたい
心はほら もとどおり
痛いくらい 好きな男
跡形(あとかた)もなく 忘れるよ
あいつなんて不幸でも いいの
ボロボロになってみれば いいの
いつか淋しくて 思い出して
戻ってきても いいの

木曜日は泣いたって いいの
すぐに慣れてしまうから いいの
壊れた胸にも 朝の光
刺し込む日が くるの