1.トートロジー
作詞：志磨遼平
作曲：the dresscodes
ひとり ぼくはあの日のまま
手にしたものは 確かな歴史だけ
だけどまだ明日は 不確かな夢だけ
まるで トートロジー
これは トートロジー
夢が夢のまま 覚めないよ ロジー
今ぼくらが見てるのは 幻なんかじゃない
ああ!世界のすべてにファッキュー
ギッタギタにのしちまいたい!
先生が親がなんか言ってるから
もっとボリュームをあげろ
月と六ペンスでギターを買った
これも 明日には折ってやる
銀製のメダル 完走の代価
そんなもの 犬にくれてやって
1位以外は 1位じゃないんだ
最高以外は サイテーなんだ
ああ 不確かなものを信じなきゃ
ヒーローにはなれない
…これがロックンロール、
わかんないヤツは 全員くたばれ!
ロジー ロジー まるで トートロジー
男だろ泣くな キミはキミだ ロジー
こんなカンタンな事がやっとわかったよ ロジー
1位以外は 1位じゃない
最高以外は サイテーなんだ
とっておきのやり方で、
とっておきの死に様!
これが ロックンロール
これが ぼくらのトートロジー
2.フォークソングライン(ピーターパンと敗残兵)
作詞：志磨遼平
作曲：the dresscodes
ぼく あざとくなりたい
詐欺師のように なにも感じなくなれ
そして この胸をつきやぶれ
フォークソングライン
正義は勝つと教え込まれ
勝って帰れと送り出され
そんなぼくに報せが届く
戦争は とうに終わっているのだと
いさぎよく 負けを認めろと
夢のつもりが ウソになって
明日のつもりが 今になって
帰る場所など ぼくにはないよ
もう大人になれ、と言われ うなづいた
きみが歌う フォークソングライン
凪いだ夏草のヒーロー
きみに ただ憧れてた
今 ぼくらは生きて なにかをなくす
まだ悔やみながら
きみを抱いてやれたなら
だましきってあげれたなら
ああ ぼく あざとくなりたい
詐欺師のように なにも感じなくなれ
そして この胸をつきやぶれ
フォークソングライン
なにが「平和を我等に」だよ
なにかが終わるワケじゃないし
終わらないなら 出てゆくのだ
8月の最後を待たず 手をふれば
きみは泣いてくれるかな
月のトーチ ゆれる港
いかさま、のら犬、いとしい人よ
ぼくは誇りのため生きる
ハッティキャロル 夏のまぼろしは
二つ目の角を右だ
賛美歌 ひびくよ ただ
間違うぼくらをさばけ
今 ぼくらは生きて なにかをなくす
まだ悔やみながら
きみを抱いてやれたなら
だましきってあげれたなら
ああ ぼく あざとくなりたい
詐欺師のように なにも感じなくなれ
そして この胸をつきやぶれ
銃弾と放物線 フォークソングライン
3.Zombie
作詞：志磨遼平
作曲：the dresscodes
名前も知らぬ花を そっと花瓶に飾った
ぼくらはずっと この部屋で生きていくつもりだった
恋はおわらないと 思ってた
いつか観たはずの映画のように
ぼくらはきっと、全部忘れるね
きみとの恋も 思い出も きっと
そして 真昼の夢の中だけでぼくは生きてゆく
それじゃさよなら またね きみの思い出の全部
なにもかも忘れた ぼくはゾンビ
かなしみも忘れた ぼくはゾンビ
風の中で ぼくらは立っていた
―おまえは青春の暗殺者、
それでも死ねない ぼくはゾンビ!
ひとりぼっちになるまで 生き延びてしまった
そう あのぼくを殺したのは そんなぼくだった
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