暫存

ニッチモ&サッチモ 暫存歌詞
1.ケのうた

ニッチモ&サッチモ
作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

僕の田舎の鹿児島じゃ
貝を買いに来いと言うのを
ケをケケケ と言うんです
つめて言えば ケケケ
貝はケで 買うのもケで 来いもケ
髪の毛やっぱりケ
スネ毛も やっぱりケ
まっくろけもケ
あの気も やっぱりケ

僕の田舎の鹿児島じゃ
言葉の語尾が名詞であっても
あら不思議 変わります
時計はどこかは トケラドコ
時計をとってとたのんでみましょか
トケルトレ
いろいろ ありますが
歌にはなりにくい
このあと しゃべります

通訳いたします

おごじょ おごじょ ちょのげがおてたど

はら ちょのげが…

はら おはんな…さひかぶいね。どきす
ぼじょったっね。おはんがおらんごっなって
からここもがっつい淋しゅしね。どこでなぬ
しちょっとじゃろかいち、ほうら心配し
ちょったとよ。

東京ンおったっじゃどんね。も、ほらあっ
ちはおもしちとこじゃいもんじゃっでいっ
ずいでんおっさね。ほっでこん畑にいたっさね。ほらあんつすや。

でこん畑でげんねこつしやんなよ。なんぶは
めっけてんひとがみちよれば、がっついげんね
がね。じょじょなこちひんなれば、わっぜぬさ
んがね。

おはんげは ほら 豚やしねがじょじょな
こっじゃろが。さっにんごろはまこちでしな
こっじゃな。おいげもさっにんじゃっどん。
ほっでおいがでこんひっけいたっくるかい
ちおもちょれば 妙なこつかんぐっでぬさんと。

はめっけんな いかんな。はめっけやんおど
してんぬさんとかおいがもどっきてかし
すっでな。ひっちぎっちゃなんこめ、若けむ
んのしゃばじゃ!花は霧島、たばこは国分じゃ!!

僕の田舎の鹿児島じゃ
牛はベブで 牛の子供はベーブンコ
と言うんです
もひとつついでに言いますと
馬はウンマで 馬の子供はウンマン
美人は よかおごじょ
ハンサムよかにせどん
おしっこ しょんべん
トイレは トイレット

ああ ひんだれた


2.茶わん虫のうた

ニッチモ&サッチモ
作詞:鹿児島県俗謡・補作詞:中山大三郎
作曲:鹿児島県俗謡・補作曲:中山大三郎

うんだもこら いけなもんな
あたいがどんの 茶わんなんだ
日に日に三度も あるもんせば
きれいなもんぐあんさ
茶わんにひっちた 虫じゃろかい
めごなど ケあるく虫じゃろかい
まこちげんねっこじゃ ワッハッハ

一番の通訳です
まあ何ということでしょう
私の家の茶わんなんか
一日三回も洗っているんですよ
茶わん虫だなんて
そんな虫いるはずがないじゃないですか
でも もしかしたら
お茶わん入れの中にいたのかしらネー
イヤダワー

うんだもこら いけなもんな
あたいがどんの カカアなんだ
日に日に三度も つけもんせば
きれいなもんぐあんさ
顔にひっちた ケショーじゃろかい
ケショーにひっちた 顔じゃろかい
まこちげんねっこじゃ ワッハッハ

うんだもこら いけなもんな
あたいがどんの 父ちゃんなんだ
日に日に三度も やいもんせば
そらついもんぐあんさ
三じゃろ四じゃろ 囲碁じゃろかい
六七とばして パァーじゃろかい
まこちげんねっこじゃ ワッハッハ

通訳いたします
あれまァ何と いうことでしょう
わたしの家の お父ちゃんは
一日三度も やるもんですから
とっても強いです
囲碁ではないでしょ 五目でしょ
六七とばして パアーかしら
ヤダワー ヤダワー オッホッホ

最後はどうにも 訳せません
標準語には なりません
故郷の言葉は いいものね
茶碗ムシなど たべたいね
それはうまかろ おいしかろ
そろそろカツオも 出てくるね
サシミで食べたら おいしかろ
あの娘は十八 お年頃
それはうまかろ おいしかろ
ニラレバいためも 食べたいわ
ギョーザもうまかろ おいしかろ
そろそろみなさん アキタかしら

秋田じゃないだろ 鹿児島だ
男は鹿児島 よかにせどん
女も鹿児島 よかおごじょ
九州全体 よかにせどん
日本国中 よかおごじょ
おごじょこらこら チョノゲがおてた
もたんチョノゲが なんでおつか
さよなら さよなら またあした
さよなら さよなら またあした