暫存

ハネムーン 暫存歌詞
1.二人影

作詞:二宮悠
作曲:二宮悠

新しい日々の帰り道 味気ないガムに飽きてきて
自販機の前 いつもと同じ 夕焼け空を見上げてた

あぜ道の向こう 凝らしてみると やけに見慣れた後姿
埋もれてた想いが 目を覚ました 誰からの下手な贈り物

懐かしい左手には 知らない誰かの右手
笑顔は変わってないみたい

なみだがあふれてきてました こらえてみたけどムリでした
あなたに追いつかないように 歩幅を縮めた
なみだがあふれてきてました こらえてみたけどムリでした
あなたに気付かれないように うつむき歩いた

寄り添った二人影 わたしの足元に伸びて
はやく夜に来て欲しかった

なみだがあふれてきてました こらえてみたけどムリでした
ふたつの影ふまないように 歩幅を縮めた
なみだがあふれてきてました こらえてみたけどムリでした
小さな石も影をはぐれ わたしと似ていた

やっぱりだめでかくれてにげました こらえたものが流れました
あなたを忘れてないことは 少しうれしくて

あれから私帰り道変えた
今はやっと歩ける帰り道


2.アスター

作詞:二宮悠
作曲:二宮悠

かわりたい 口ぐせになる フタコト目に言う
分かってない まわりにはもう 「変わったやつ」だなんて

今までの自分とのさよならは 数えきれないほど繰り返す
たまに遊ぶよ

花ならなあ 僕らが花なら ことばに困ったりなんてしないのに
でもそれじゃ 咲けるのはいつも 決まりきった時だろうな

かわれない ユウウツになる またあがいてる
かといえば 不意にその腕 買われたりもするんだ

これからの自分との顔合わせ 数えきれないほど繰り返す
手強そうだよ

月ならなあ 僕らが月なら 裏表なんて見なくてすむのに
でもそれじゃ 気持ち悪そうだな みちてはかけては美しい

かわろうとする度に いつもなぜか
かえたくはないものがわかっていく
ふらつきながら すぐうわつきながら
性懲りも無く種を撒こうと 咲く日まで

風ならなあ 僕らが風なら すぐ舞い上がって飛ばしてしまうのに
いくらかは ましになりそうだよ どれにもなれないけど
「花ならさ あなたが花なら こんなに笑ったりなんてしないかな」
君がいた 変わらない顔で ぼくは僕に帰ろうか