ブリトラ

ブリーフ&トランクス ブリトラ歌詞
1.さなだ虫

作詞:伊藤多賀之・細根誠
作曲:伊藤多賀之

君が食べたものを少し食べてる
僕は さなだ虫
ごはん ありがとう

誰かがはいてくれるのを待っている
僕は ゾウリムシ
友達 ミカヅキモ

都会で高く売られてすぐに死ぬ
僕は カブトムシ
メスは 持ちにくい

プリンのまねして食卓にたまにいる
僕は 茶碗蒸し
ぎんなん 残される

さなだ虫…2メートル

遠足のバスでたちまち広がる
僕は もらいゲロ
体 大切に

君が突然運動するとおきる
僕は 肉離れ
体 大切に

お腹に宿便がたまるとでてくる
僕は ふきでもの
体 大切に

毎朝体温欠かさず計ってる
僕は オギノ式
体 大切に
もらいゲロ…袋くれ

父さん母さん子供だけの家族
それは 核家族
ごはん ひとりきり

まともな職業につけと言われてる
僕は フリーター
親が 泣いている

使いまわしもほどほどにしてくれよ
姉のランドセル
俺は 男だぞ

楽しみにとっておいたのに消えている
僕の ヨーグルト
誰だ 食べたのは

核家族…冷やごはん


2.かたくり粉

作詞:伊藤多賀之
作曲:伊藤多賀之

私のお兄ちゃん いつでも片手にかたくり粉
今日もまた もんでいる すべての指が生きて見える
お兄ちゃんは こう話します
「これだけが俺の生きがいよ」
私もモミモミモミしたい 袋につまったかたくり粉
小さな時にもんだ感触がまだ手のひらに残ってる

※モミモミ キュッキュッキュッキュッ
モミモミ キュッキュッキュッキュッ
声をもらしたかたくり粉
モミ キュッキュッ モミ キュッキュッ
何だか自分も気持ちいい※

私のお兄ちゃん 廊下でもむのが特に好き
あの音が良く響き その音に彼はしびれてる
「お願い友達来てるから今日は廊下でもまないで!」
他人のフリでもしようかな 友達見てるよお兄ちゃん
もみたい欲望たまにはおさえて 普通の人に戻ってよ

(※くり返し)

そんな私も実は夜 こっそり台所にいくの
そこからは私だけのお楽しみ
朝まで もませて かたくり粉

(※くり返し×2)


3.口内炎


4.二人のひみつ


5.残尿感


6.柔突起

作詞:伊藤多賀之
作曲:伊藤多賀之

柔突起…

(セリフ)小腸の表面積を広くするために
そいつは生まれて 役に立っているのに
名前すら 忘れられてる
かわいそう…柔突起…

(セリフ)円盤型で酸素 体じゅうに運ぶために
そいつは生まれて 役に立っているのに
形すら 忘れられてる
かわいそう…赤血球…白血球…

ミクロの世界でオレたちのため 寝ることもなく
働きまくり 認められようとしてるのに
存在すら 忘れられてる
かわいそう…

柔突起…柔突起…赤血球…白血球…
柔突起…柔突起…ヘモグロビン…のどちんこ…


7.君とはぐれて

作詞:伊藤多賀之
作曲:伊藤多賀之

スクランブル交差点 人ゴミの中
つないでた手を放そう 二人がはぐれるために…
僕には夢… 君にも夢がある 愛してる…
愛されてる このまま つきすすむか?
愛しあえば 愛しあうほどに
夢なんて叶わなくてもいいさと お互い自分を見失うよ
スクランブル交差点 人ゴミぬけて
たどりついた その街角から 自分探しをしよう
スクランブル交差点 人ゴミの中
つないでた手を放そう 二人がはぐれるために

夜が明けて日が昇り カーテンを開けて
光浴びて 部屋見わたす
写真たてに二人の笑顔 涙こらえ ふせてみたけど
君のハブラシが 涙をあふれさせる
思えば僕にとって君の存在は
空気と同じくらい 必要だったかもね
それでも お互いのため 別々の道を
歩き始めたことは 間違いではないでしょう

目覚めた その時 もう並べられてた朝メシも
今日から自分で 作らないとね…

スクランブルエッグさえ 生ゴミの中
料理なんて したこともない こんな僕だけど
大きな夢に向かってゆく この気持ちは
なぜか膨らみ続ける 君にも負けないからね
スクランブル交差点 人ゴミぬけて
たどりついた その街角から 自分探しをしよう
スクランブル交差点 人ゴミの中
つないでた手を放そう 二人がはぐれるために
自分探しの旅に出よう


8.Pai Pai


9.お尻にフォーク


10.私の考える老化現象


11.長ぐつをはいた僕


12.片道切符