全曲集魅せられてサッポロ/ラブユー東京

ロス・プリモス 全曲集魅せられてサッポロ/ラブユー東京歌詞
1.魅せられてサッポロ~好きですサッポロ パートII~

ロス・プリモス&たかみのり子
作詞:志賀大介
作曲:中川博之

(男女)魅せられてサッポロ 好きですサッポロ

(男)お元気そうですね 幸せそうですね
(男)月日のたつのは 早いものですね
(女)マイクを片手に はにかむ貴方の
(女)横顔あの日と 変わってないわね
(男女)すすきの灯り 恋あかり
(男女)ふたりの愛の 時計台
(男女)魅せられてサッポロ
(男女)好きですサッポロ

(女)約束交わしてた わけではないけれど
(女)今夜はあの日の 続きをしましょう
(男)男と女の こころの小窓に
(男)アカシヤ色した 夜景が揺れてる
(男女)スズラン灯り 夢あかり
(男女)夜霧が深い レンガ道
(男女)魅せられてサッポロ
(男女)好きですサッポロ

(男)ちょっぴりルーズに 結んだネクタイ
(女)男のズルさと 弱さが見えるの
(男女)おもいで灯り 街あかり
(男女)ふたりで燃えた 雪まつり
(男女)魅せられてサッポロ
(男女)好きですサッポロ


2.さようならは五つのひらがな

作詞:星野哲郎
作曲:中川博之

さようならは さようならは
五つのひらがな
たった五つのひらがなに
秘(ひ)められた 女のすすりなき
あしたから あしたから ただひとり
あなたのくれた 悲しみを
あなたの代りに 抱いてゆくのよ

あなたには あなたには
小さなおもいで
だけど女の一生を
この恋にささげて きた私
にくいひと わるいひと でも好きよ
泣き顔だけは みせないで
あなたを送って あげたかったわ

さようならは さようならは
五つのひらがな
たった五つのひらがなに
隠(かく)された 女のしのび泣き
よろこびも 悲しみも この文字に
包んですてる さようならの
ことばがふるえる 霧の三叉路(さんさろ)


3.たそがれの銀座

作詞:古木花江
作曲:中川博之

ふたりだけのところを
だれかにみられ
うわさの花が 咲く銀座
一丁目の柳が ためいきついて
二丁目の柳が ささやいた
あなたの愛が 目をさます
銀座……銀座…… たそがれの銀座

僕のすきなあの娘は
毎日いちど
銀座をみなきゃ 眠れない
三丁目のサロンで 待たせたままで
四丁目の彼氏に プロポーズ
それでもなぜか にくめない
銀座……銀座…… たそがれの銀座


プラタナスの葉かげに
ネオンがこぼれ
おもいでがかえる 並木通り
五丁目のフユ子は 小唄が上手
六丁目のナツ子は ジャズが好き
あなたをよんで 霧もふる
銀座……銀座…… たそがれの銀座


数寄屋橋(すきやばし)はきえても
銀座はのこる
柳とともに いつまでも
七丁目の酒場で おぼえたお酒
八丁目のクラブで 知った恋
あなたが夢を くれたまち
銀座……銀座…… たそがれの銀座


4.雨の銀座

作詞:富樫政子
作曲:中川博之

雨の銀座の街角で
一人涙に 濡れながら
うそと知りつつ 待ちました
男ごころは 移り雨

女ごころの 古傷に
かけた情が うれしくて
うそと知りつつ 待ちました
恋の銀座は 小ぬか雨

濡れて待つ身の みじめさを
一目あなたに見せたくて
うそと知りつつ 待ちました
女泣かせの 通り雨

ついてゆきたい どこまでも
それが女の 意地だから
うそと知りつつ 待ちました
夜の銀座は にわか雨

雨よ雨 雨 降らないで
今日も銀座の 街角で
うそと知りつつ 待ちました
馬鹿な女の 涙雨


5.小さなお店をもちました

作詞:星野哲郎
作曲:鏑木創

ご無沙汰しました 三年ぶりね
ペンをもつ手が 震えています
震えています
このたび 横浜関内に
小さなお店を もちました
昔のよしみに おすがりします

力になって いただきたいの
昔の彼とも 手をきりました
ひとりぼっちで 出直しました
出直しました
三十女の 意地かけた
お店の名前は 「出船」です

あなたの好みに 合いそうな娘を
みつけてひとり 入れときました
死ぬほど泣いたら 泣かなくなるわ
ほめて下さい よくやったねと
よくやったねと
五人もすわれば 満員の
小さな女の 城ですが

一発お電話 下さるならば
お席を空けて あなたを待つわ


6.東京ロマン

作詞:久仁京介
作曲:中川博之

夜霧に咲いてる花が いろどるような
涙でえがいた恋の 悲しみのような
この街赤坂に 一人来て
想うのはあなただけ 短い恋の日の
忘れられない心の 赤坂ロマン

夜更けて木蔭が青い 原宿の街
いつしか誘われてきた ロマンの街よ
思い出なつかしく 別れても
幸福のあの頃は きれいに残るのよ
なぜかあなたがいそうな 原宿ロマン

あなたとよく来た銀座の スナック・バーは
いつもと変らぬ恋の ムードに濡れるよ
けれどもわたしだけ ただひとり
色あせた夢を抱き 涙につつまれて
あなたをしのべば哀しい 東京ロマン


7.城ヶ崎ブルース

作詞:星野哲郎
作曲:関野幾生

ゆかねばならぬ 男がひとり
ゆかせたくない 女がひとり
ふたりの恋の 城ヶ崎
咲けよ 匂えよ 湯の花すみれ
あしたのことは 言わないで

いのちのかぎり 愛せたならば
たったひと夜の 夢でもよいと
わたしを泣かす 城ヶ崎
霧よかくせよ あのシャボテンの
とげよりいたい わかれ風

愛してくれた 小指の爪を
そっとかたみに つつんでいれた
ハンカチ白い 城ヶ崎
あなたが帰る 遠笠山(とうがさやま)が
涙にかすむ 夜のはて


8.ぬれて横浜

作詞:星野哲郎
作曲:川口元義

淋しさを淋しさを お酒でうすめ
待てば瘦せます 凑町
たった一度の おもいでを
守り通した 纯情が
重荷になります このごろは
ああ ひとり夜雨に ぬれて横浜

あのひとはあのひとは わたしのいのち
想いつづけて 死にたいの
遠い汽笛に だまされて
化粧なおして 逢いにきた
波止場は異国の 船ばかり
ああ 潮の香りに ぬれて横浜

恋しさを恋しさを 吐息に包み
指でグラスを 暖めりゃ
忘れられない あのひとの
ひげの痛みを おもいだす
おもいでの酒場の止り木は
ああ热い涙に ふれて横浜


9.生命のブルース

作詞:木村伸
作曲:中川博之

好きよ好きなの信じているの
だからお願い すてないで
あなたなしでは 生きてはゆけぬ
恋が女の いのちなの

たとえこの身は うらぶれようと
好きなあなたの ためならば
死ねと云われりゃ 死んでもいいわ
それがわたしの さだめなの

あなた一人が 生甲斐(いきがい)なのに
なんでわたしを 泣かせるの
離れたくない いついつまでも
せめていのちの 果てるまで


10.ラブユー東京

作詞:上原尚
作曲:中川博之

七色(なないろ)の虹(にじ)が 消えてしまったの
シャボン玉のような あたしの涙
あなただけが
生き甲斐なの 忘れられない
ラブユー ラブユー 涙の東京

いつまでもあたし めそめそしないわ
シャボン玉のような 明るい涙
明日からは
あなたなしで 生きてゆくのね
ラブユー ラブユー 涙の東京

幸せの星を きっとみつけるの
シャボン玉のような 夢見る涙
お馬鹿(ばか)さんね
あなただけを 信じたあたし
ラブユー ラブユー 涙の東京

涙の東京


11.新潟ブルース

作詞:山岸一二三・補作詞:水沢圭吾
作曲:山岸英樹・中川博之

思い出の夜は 霧が深かった
今日も霧がふる 万代橋よ
別れの前に 抱きしめた
小さな肩よ
ああ 新潟は新潟は 面影の街

しあわせの夜を 二人過したね
いつかより添った古町通り
ほのかに白い 指先で
涙をふいた
ああ 想い出の想い出の 新潟の女

忘れられなくて ひとりさまよえば
青い灯がゆれる 新潟駅よ
愛したわけじゃ ないんだと
強がり云えば
ああ 新潟は新潟は 霧に更けゆく


12.信濃川慕情

作詞:山岸一二三・水沢圭吾
作曲:山岸英樹

町に流れる 長い川
今もあの日と 変らない
愛を誓った 君なのに
川面に浮ぶ木の葉のように
流れていずこへ
教えておくれ
教えておくれ 信濃川

思い出させる 長い川
君とみつめた あの夜を
肩を抱いたら うつむいて
何も云わずに 泣いてた君が
心に残るよ
返しておくれ
返しておくれ 信濃川

遠く流れる 長い川
恋の嘆きの 信濃川
君をもとめて 今日もまた
ひとり来てみた 万代橋は
小雨にけむるよ
教えておくれ
教えておくれ 信濃川


13.雪の長岡 恋の町

作詞:白鳥鍵・山岸一二三
作曲:山岸之起

あなたの腕に ほほよせて
人目気になる 大手橋
寒くないかと 気づかうあなた
私幸せ 好き好きあなた
冬の夜空に 舞う雪ステキ
雪の長岡 恋の町

忘れちゃいやよ ねえあなた
二人出逢った 殿町を
暗い酒場で 泣いてた私
涙ふきなと ハンカチくれた
今もはっきり 覚えています
雪の長岡 恋の町

こころが燃えて 狂いそな
愛を誓った 城下町
命預けた 女は弱い
あなたなしでは 生きてはゆけぬ
そんな二人は 雪国育ち
雪の長岡 恋の町


14.長崎の夜はむらさき

作詞:古木花江
作曲:新井利昌

雨にしめった 賛美歌の
うたが流れる 浦上川よ
忘れたいのに 忘れたいのに
おもいださせる ことばかり
ああ 長崎 長崎の 夜はむらさき

誰かあなたを 見たとゆう
噂話が 泣かせる波止場
おもいこがれて おもいこがれて
待てばやせます ひがみます
ああ 長崎 長崎の 夜はなみだ

霧にうるんだ 眼鏡橋
そっとのぞけば あなたが見える
そんな気がして そんな気がして
ひとり渡れば 胸いたむ
ああ 長崎 長崎の 夜はむらさき


15.ほだされて


16.上海しのび逢い

作詞:志賀大介
作曲:平尾昌晃

紅いくちびる 夜霧に溶けて
溶けて外灘の 華になる
うしろ髪引く 想い出たちが
咽び泣いてる 豫園商城
恋ひと夜 夢ひと夜
二人の上海 夜霧のしのび逢い

指輪ひとつも 飾らぬ指に
指に未練の 霧が降る
いっそこの侭 オールドジャズに
タイムスリップ 南京東路
肩寄せて 頬寄せて
歩いて行こうよ 想い出四馬路まで

時よこのまま 止まっておくれ
霧に抱かれた 黄浦江
恋ひと夜 夢ひと夜
二人の上海 上海しのび逢い