暫存

三代沙也可 暫存歌詞
1.倖せもやい酒

作詞:たかたかし
作曲:伊藤雪彦

世渡り下手で 口下手な
こんな男の どこがいい
路地の小さな居酒屋の とまり木で
さしつさされつ 飲む酒よ
…はなさない
可愛いやつさ 倖せもやい酒

あなたのままで いてほしい
言って背中に 手を添える
持って生まれた明るさで この俺を
いつもささえて くれるやつ
…ありがとう
笑顔でかわす 倖せもやい酒

あなたとならば どこまでも
ついてゆくわと 言うおまえ
男ごころをやさしさで いつの日も
つつむ女の あたたかさ
…愛しいよ
今夜もふたり 倖せもやい酒


2.夢花火

作詞:たかたかし
作曲:伊藤雪彦

あなた見送る 別れの駅は
今日もつめたい 霧が降る
いくら好きでも この世で添えぬ
一夜かぎりの いで湯の恋は
咲いて短い
咲いて短い 夢花火

昨夜あんなに 激しくもえて
今朝は他人に なる二人
他人なんかじゃ ないのにあなた
なんでわたしを 残して行くの
泣けてきそうな
泣けてきそうな 湯のけむり

やがて電車が 山間をぬけて
駅のホームに すべりこむ
交わす目と目に 思いをこめて
すがる涙の いで湯の恋は
咲いて短い
咲いて短い 夢花火


3.阿波の踊り子

作詞:助田ひさお
作曲:伊藤雪彦

‥ひとめで燃える恋もある‥

阿波の踊り子 せつない恋よ
三日三晩に 命をかける
揃い浴衣に 朱色けだし
ああどうしょんな どうしょんな
あの娘はどうしょんな
燃える鳴門の 阿波の夜

暴れ踊りの 人混みぬけて
やっと逢えたわ 両国橋で
抱いてほしいと 口には出せず
ああどうしょんな どうしょんな
あの娘はどうしょんな
遠く聞こえる 笛、太鼓

阿波の踊り子 雪より白い
かざす指先 涙がおちる
忘れないでと 肩ふるわせた
ああどうしょんな どうしょんな
あの娘はどうしょんな
忍ぶ鳴門の 阿波の恋


4.おんなの旅路

作詞:松井由利夫
作曲:伊藤雪彦

汽車をなんども 乗り継ぎました
山の宿から 海の宿
今日で十日も ひとり旅
忘れたいのに 忘れない
あなた、あなた もう呼ばないで
恋しさまぎらす おんなの旅路

惚れちゃいけない 妻ある人に
重ね合えない 夢だもの
遠いあの日の はやり歌
胸のすき間を 熱くする
あなた、あなた もう呼ばないで
お酒じゃ酔えない おんなの旅路

消すに消せない 移り香抱いて
揺れて明日も 流れ雲
女ごころは 紫陽花の
花の涙か ため息か
あなた、あなた もう呼ばないで
どこまで続くの おんなの旅路


5.夜汽車は北へ

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

寒い 寒い 膝掛け巻いても 寒い
あなたの居ない この胸に
なみだで出来た 薄氷
未練の糸を 切るために
逃れる旅は 冬模様
夜汽車は 北へ さいはてへ…。

憎い 憎い 憎めぬ心が 憎い
忘れるはずの 面影を
小指でなぞる ガラス窓
背いた罪を 責め切れず
どこかで許す 意気地なし
夜汽車は 北へ さいはてへ…。

近い 近い トンネル抜ければ 近い
旅路の果てに あると言う
笑顔が戻る 夜明け駅
遅れるけれど あたたかい
女の春を 待つつもり
夜汽車は 北へ さいはてへ…。


6.おしゃれ小唄

作詞:松井由利夫
作曲:伊藤雪彦

お洒落しゃれても 惚れてはないよ
なくていいのよ わたしには
心に決めてる 人がいる
女は女は女は死ぬまで きれいでいたい

おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね
夢いろ 華いろ ポテポテシャンと

花が呼ぶから 蝶々がとまる
あまい 香りに さそわれて
いっぱい吸ってね この蜜を
女の女の女のいのちは 咲きみだれるの

おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね
夢いろ 華いろ ポテポテシャンと

見えるところも 見えないとこも
お洒落するのよ さりげなく
襟あしくちびる 爪の先
女は女は女は優しく 気配りするの

おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね
夢いろ 華いろ ポテポテシャンと

涙こぼせば 化粧がおちる
泣かせないでね いつまでも
たまにはすねても 許してね
女の女の女のえくぼは かわいいものよ

おしゃれ しゃれ しゃれ シャシャンとね
夢いろ 華いろ ポテポテシャンと