かがり火恋歌

三代目コロムビア・ローズ かがり火恋歌歌詞
1.かがり火恋歌

三代目コロムビア・ローズ 野村未奈
作詞:かず翼
作曲:水森英夫

島の入江に 啼くウミネコが
今夜は月も 出ぬと言う
胸に点った 恋の灯は
禁じられたら なお燃え上がる
逢いに来るなら 死ぬ気で来いと
二度とおまえを 離しはせぬと
あんたが燃やす かがり火を
信じて私は 舟を出す

宮へ参ったら 何とゆうて拝む

今夜逢えなきゃ 命が凍る
明日(あした)を待てぬ 恋もある
焦(じ)れて身を灼く 胸の炎(ひ)が
昏(くら)い海へと ただ走らせる
すべて捨てねば 一緒になれぬ
それがこの世の ふたりの運命(さだめ)
岬に揺れる かがり火が
見えたら私は 戻れない

どこで生きよと 恨みはしない
惚れた男と 離れはしない
あんたが燃やす かがり火を
信じて私は 舟を漕ぐ


2.讃岐の夜は更けゆく

三代目コロムビア・ローズ 野村未奈
作詞:森田いづみ
作曲:水森英夫

哀しい別れに 泣きました
思い出聞こえる 見返り坂で
散って切ない 愛しさを
風に預けた お城のほとり
瀬戸の大橋 涙に霞む
今宵 丸亀の夜は更けゆく

優しい笑顔が 好きでした
二人で寄り添う こんぴら神社
今日は一人の 石畳
あなた呼ぶ度 虚しさ募る
抱いて下さい 芝居のように
今宵 琴平の夜は更けゆく

明かりを求める お遍路も
この地で願いを 結ぶというわ
今日も掴めぬ 島影に
いないあの人 重ねているの
フェリー通りの 路地裏辺り
今宵 高松の夜は更けゆく