風の旅人

三田りょう 風の旅人歌詞
1.風の旅人

作詞:坂口照幸
作曲:弦哲也

砂漠みたいな 都会の街は
歩くそばから 砂を噛む
なんでそんなに 生き急ぐ
国を離れて 故国が見える
あゝ惜別の 酒を干す
遠く住む あの女(ひと)に
ひとつところに 根も下ろせずに
寄るべのない旅 明日もつづく
風の 風の 風の旅人

何を求めて この地に立って
この身さらして 旅をゆく
まぶた閉じれば ビシュケクの
星が恋しい 心が叫ぶ
あゝ目に見えぬ 国境が
俺達を へだててく
ひとつところに 根も下ろせずに
戻れぬこの旅 明日もつづく
風の 風の 風の旅人

あゝ惜別の 酒を干す
遠く住む あの女に
ひとつところに 根も下ろせずに
寄るべのない旅 明日もつづく
風の 風の 風の旅人
風の 風の 風の旅人


2.船出の時

作詞:西本卓朗
作曲:西本卓朗

港に漂う 潮風に誘われて
海へと飛び出す 若き旅人は
見渡す限り 途切れない水平線
希望の帆を掲げ進め
闇を照らすのは 波に揺れる月
この地球(ほし)に立つ 歓びをただ感じて
君を照らすのは 波に揺れる愛
輝く星が流れたら ただ祈る 光れ未来(あす)よ

過ぎゆく季節は 青春を連れ去って
優しい気持ちを 残しまた巡る
都会の海に 今日も迷い流される
手と手を取り合って進め
最後の船出を 誰もが迎える
怖れる事も 生きている証だから
いつかの海へと 帰るその日まで
友に囲まれ夢描き 尚生きる 光れ心

綺麗事などと 言えない時代に
力の限り立ち上がり 今唄う 光れ心
ただ祈る 光れ未来よ