君に似た女

三田明 君に似た女歌詞
1.君に似た女

作詞:田久保真見
作曲:幸耕平

君によく似た女(ひと)がいた
思わず胸がはずんだ
ひとときの恋をした
あの頃の僕のように

君によく似た女(ひと)がいた
紅茶を飲んで笑った
戻らないあの日々を
抱きしめるように抱いた

独りに 独りになった部屋で
ささやかな 残り香に想う
どんなに 似ていても
そうだ 君ではないのだと

君をどうして失った
若さは時に哀しい
愛すゆえ傷つけて
追いかけることも出来ず

遠い真夏の青春よ
あれから僕は変わった
戻らないあの日々を
抱きしめるように生きた

幸せ 幸せなのかどうか
確かめるすべさえも なくて
静かに 泣いていた
君のまぼろし 見つめてる

誰かを 誰かを愛すたびに
この胸は 果てしなく痛む
どんなに 似ていても
そうだ 君ではないのだと


2.君を離さない

作詞:さわだすずこ
作曲:福家菊雄

雨上がり 突然の虹
はしゃぐ君の 無邪気な笑顔
髪のしずくが キラキラ光る
そんな 夏の日の午後

君だけに そっと伝えたい
いつも いつも 愛してる
たとえ 生まれ変わっても 君を離さない

ふり注ぐ 君の愛は
まるで 太陽 みたいだよね
あの日出会えた 偶然さえも
きっと僕らの 未来

移りゆく 季節を君と
指をからめ 歩いてきた
流れる雲も まぶしい光も
そうさ ふたりのために

君だけに そっと伝えたい
いつも いつも 愛してる
たとえ 嵐が来ようとも 君を離さない

ふりむいて 探してごらん
僕は 両手 広げているよ
時には支え 時には甘え
見つめあって 生きよう

あの日出会えた 偶然さえも
きっと僕らの 未来


3.月の港ボルドー

作詞:田久保真見
作曲:福家菊雄

夜に浮かんだ街が
水の鏡に映る
ガロンヌ川を見つめてる
恋人達にまぎれて

君と出逢えたことや 共に生きてきた日々
思えばありふれた夜も 奇跡のようさ

髪をほどいて こっちへおいで
肩を抱き寄せてみれば 少し照れくさいね

月の港のボルドー
遠い記憶が揺れる
ふたりで過ごした季節の 長さを思う

グラン・テアトル前の
石の柱に隠れ
あの日のように笑っている
君がとても愛おしい

ひどく泣かせたことも 背中合わせの日々も
今では懐かしいくらい 昔のことに

指をからめて 少し歩こう
君がそばに居るだけで こんなに満たされる

月の港のボルドー
風がふたりを包む
やすらぎの意味が今ごろ わかった僕さ
わかった僕さ わかった僕さ