くれないの雨

三門忠司 くれないの雨歌詞
1.くれないの雨

作詞:志賀大介
作曲:影山時則

雨が身をさす こころを砕く
なみだも変る 血の色に
季節の色は 転がるけれど
おれはおまえが 染めたまま
哀しい色だね くれないの雨

寂(さび)しがりやの おまえの胸を
温(ぬく)める春は いつ戻る
おまえが付けた この爪痕が
いまも雨降りゃ 疼くのさ
切ない色だね くれないの雨

入り損ねりゃ 出口が見えぬ
見えなきゃ夢も 行(ゆ)き止まり
おとこの未練 見透かす様な
暗い無口な 露地あかり
淋(さみ)しい色だね くれないの雨


2.君恋酒

作詞:志賀大介
作曲:影山時則

ごめん すまぬと 思いつつ
向けた背中が 遠くなる
泣くな泣くなと 旅路の雨が
俺のなみだを また誘う
白いおもかげ
連れて亦(また)飲む 君恋酒よ

思いどおりに ならないと
道に膝つく 夜もある
吹けば崩れる 積み木の様な
寒い暮らしは させられぬ
雨のとれもろ
胸に染みるぜ 君恋酒よ

夢のかけらを 集めても
元のふたりにゃ 戻れない
ひとり身を引く おとこの心
いつか分かって くれるだろ
明日のしあわせ
ねがう旅路の 君恋酒よ