逢初川

中島ゆきこ 逢初川歌詞
1.逢初川

作詞:坂口照幸
作曲:弦哲也

橋の上から 川面を見れば
翳(かげ)るとこほど よく見える
みんな承知で 背負ってくれる
深い契りの 指と指
あなたと出逢って 知りました
逢初(あいそめ)川の 逢初川の あゝ始まりを

いつも何処かで 呼び合うものね
同じ匂いを 持つひとと
もっと見たくて 歓ぶ顔を
好きなあなたの このお酒
背中に隠して たわむれる
逢初(あいそめ)川の 逢初川の あゝ始まりに

あの日あの頃 涙の淵を…
今は望みの 岸に立つ
影も一つに あなたと私
ここで眺める 桜(はな)が好き
一生この日を 忘れない
逢初(あいそめ)川の 逢初川の あゝ始まりを


2.北国かえり花

作詞:坂口照幸
作曲:弦哲也

両手を合わす 手向けの花に
何より供養と 雪が降る
母の息吹が… 哀しみが…
岩手椿の 気丈さに
触れてはじめて こころが決まる
ここで生きてく 北国かえり花

この家守り 夢あきらめて
恋まで譲って 泣いたひと
母の行き方 今わかる
ひとを恨まず また責めず
祈る姿が 姫神山(ひめかみやま)と
そっと重なる 北国かえり花

小さな望み 小さく叶う
女のしあわせ きっと来る
母と同んなじ 道をゆく
ひとりきりでも 故郷(ふるさと)の
風に抱かれて 明日に生きる
空も冬晴れ 北国かえり花