走れ!Bicycle

乃木坂46 走れ!Bicycle歌詞
1.走れ!Bicycle

作詞:秋元康
作曲:Shusui・伊藤涼・木村篤史・ヒロイズム

友情と恋愛はどう違う?
いつになく君が熱く語ってた
後からみんなに言われたんだ
どうしておまえが気づいてあげないのか

ごめんね
僕がよそ見してて…
何だか
胸の奥がざわつく
南風(みなみかぜ)

走れ!Bicycle
急げ!恋
全力でペダル漕ぐ
寂しくさせてしまった
君に追いつきたい
走れ!Bicycle
風になれ!
先を歩く運命を
振り返らせてみたい
僕も君が好きなんだ
両思い

駅前の渋滞のロータリー
君を乗せたバスが今 やっと着く
最後のスパート 立ち漕ぎで
君の名前をここから呼んでみる

今さら
どんな顔をしようか?
ホントは
僕も告りたかった
いつからか

止まれ!Bicycle
もう一度
時の針 巻き戻し
呼吸は乱れていても
君と向かい合おう
止まれ!Bicycle
正直に
話すよ 今の気持ちを
ずっと隠して(い)たこと
君を僕のBicycleで
送ろうか?

言葉にできない
心の独り言
誰もが見過ごして
大事なその人 失(うしな)うんだ

走れ!Bicycle
終わる夏
太陽は知っている
出遅れた愛しさは
君に追いつけるかな
走れ!Bicycle
風になれ!
先を歩く運命を
振り返らせてみたい
僕も君が好きなんだ
両思い


2.せっかちなかたつむり

作詞:秋元康
作曲:山本加津彦

Hey! Hey! Hey!……
Hey! Hey! Hey!……
Fu!

出会ったばかり
何か気になってる
あっという間に
恋に落ちたんだよ
みんなが見ているから
自由に振る舞えない
もっと話をしたいのに…
そうさりげなく 視線で合図して
アプローチしても
ちょっと鈍感みたい

恋とは出会い頭
タイミングが重要
普通に仲良くなると
友達で終わるもの
100回会ったって
たった一回だけでも
チャンスはきっと同じだわ

せっかちな(せっかちな)かたつむり(かたつむり)
今回こそは上手く行く
今まで失敗してた
のんびりした展開は
損な役回りで
美味しいとこ盗まれる
せっかちな(せっかちな)かたつむり(かたつむり)
なんだかんだ学んだよ
少しはがっつかないと…
すべては後の祭りだし…
先に進みたくて
焦っているかたつむり

気持ち隠して
じわじわ近づくよ
な〜んだ そこに
いたから驚いた
私はわざとらしく
「偶然だ!」強調して
話の糸口を探すんだ
ホントはもっと
そう時間を掛けて
仲良くなれば
恋になるかもなのに…

頭じゃわかってても
身体(からだ)はわかってない
全身の血が上って
一気に興奮して
100回我慢して
たった一回告れば
そこそこ両思いになれる

ドジばかり(ドジばかり)かたつむり(かたつむり)
ねえ どうすればいいのかな
気持ちだけ急いだって
2人はただの友達
出会ったばかりでは
迷惑だと思われる
ドジばかり(ドジばかり)かたつむり(かたつむり)
性格なんて変わらない
攻める守る 綱引きで
すべてが愛の盾と矛
自分じゃどうしようもない
シュンとするかたつむり

Hey! Hey! Hey!……
Hey! Hey! Hey!……
Fu!
Hey! Hey! Hey!……
Hey! Hey! Hey!……


3.海流の島よ

作詞:秋元康
作曲:Akira Sunset

海流の島よ
長い時が過ぎ
僕の愛は届いたか?

跳ねてるトビウオたち
白い水しぶき
波になる
遥かな水平線
丸いこの世界は
まだ未知数

遠い異国の地で
流した
ガラス瓶の手紙と
花のタネ

海流の島よ
潮の変わり目に
迷うことが何回あっただろう
海の色が深くなり
僕の愛は流れ着くのか?

どこかの渡り鳥が
羽根を休めてる
その止まり木
誰かが待ってること
ずっと信じていれば
つらくない

僕は地図の上で
想って
ずっと 信じて来たよ
メッセージ

海流の島よ
命とは海だ
生きることは
荒い波を越えること
砂浜に僕の夢が
打ち上がるその瞬間(とき)まで

海流の島よ
潮の変わり目に
迷うことが何回あっただろう
海の色が深くなり
僕の愛は流れ着くのか?

君のために花を咲かすか?


4.涙がまだ悲しみだった頃

作詞:秋元康
作曲:内田智之

確かにそう私は
あなたに恋をしてた
ってかね 恋をしてる
つもりだったのよ
あなたは大人だったし
今 考えれば適当に
あしらわれていたわ

私がキスを迫ったこともあったね
なぜか後ずさりされて
それ以来 自信を失ったのよ

涙がまだ悲しみだった頃
胸の奥が締め付けられて苦しかった
そういう時どうすればいいのか?
学校じゃ何も教えてくれない
ぶつぶつ言いながら 帰り道の商店街
全力で走るしかなかった

大人になる前って
何だか損をしてた
だってね もっと楽な
生き方があった
人間 追えば逃げるし
そう 逃げれば追いかけるもの
一途すぎたみたい

あなたが女の人と歩いてた場面
偶然 見かけてしまって
街角で過呼吸になったっけ

涙をすぐ流せばよかった
我慢しなきゃいけないものだって思ってた
そう笑顔の作り方忘れて
友達や親に当たってしまった
心のあちこちが青い痣になったあの日
傷つくにはまだ幼かった

ようやく今 泣き方を知った
頭の中 空っぽにして俯けばいい

涙をすぐ流せばよかった
我慢しなきゃいけないものだって思ってた
そう笑顔の作り方忘れて
友達や親に当たってしまった
心のあちこちが青い痣になったあの日
傷つくにはまだ幼かった


5.人はなぜ走るのか?

作詞:秋元康
作曲:キタムラタケシ・田上陽一

人はどうして走り出したんだろう?
ゆっくりと歩いてた方が楽だったはず
そんなに急ぐ理由はないでしょう
心の中が燃えて来て
きっと風を探したんだね

だだっ広いこのフィールドに立ち
ノース サウス ウェスト イースト
右手 翳してみたよ
照りつける太陽から
きっかけをもらって汗を流したい

そうだ
鳥のように空は飛べないけれど
大地を蹴ったら
昨日までの僕より
遠く行ける

人はどうして夢見始めたんだろう?
ぐっすり眠ってた方が休めたはずさ
できないことをやってみたかったんだ
やがていつしか目を開けて
夢見られる僕らになった

足下にひとつのボール どこへ
ライト レフト フォワード バック
何を目指せばいいの?
果てしない地平線へ
いつか辿り着く 荒い息の涯

そうだ
花のようにここに咲けないけれど
あの空を見上げれば
きっと 今日の僕より
背伸びできる

人はどうして走り出したんだろう?
ゆっくりと歩いてた方が楽だったはず
そんなに急ぐ理由はないでしょう
心の中が燃えて来て
きっと風を探したんだね

一人きりで走るよりも
仲間たちがいるといい
走ることが好きな奴は
集まれ!

人はどうして笑い始めたんだろう?
生存競争 余裕はなかったはずさ
誰かに愛を伝えたかったのかな
今なら僕も笑えるよ
走りながら

人はどうして夢見始めたんだろう?
ぐっすり眠ってた方が休めたはずさ
できないことをやってみたかったんだ
やがていつしか目を開けて
夢見られる僕らになった


6.音が出ないギター

作詞:秋元康
作曲:Jam9・Army Slick

剥き出しのコンクリート凭(もた)れながら
夜と世間の温度が落ちて 背中が寒い
チカチカと切れかけの蛍光灯
大きくなった心の影を止められない

ライブハウス
ステージ中
ベースの奴と殴り合って
「もう解散しよう」と
アンプを切られた

音が出ないギター
それでもかき鳴らして
やりたい音楽を歌い続けた
気に食わないなら出て行けばいいさ
少年時代 憧れたロックは
俺のプライド
あてもなく人混みとか歩いた街

風に舞ってる古新聞は何を伝える?
やって来たタクシーに乗車拒否され
肩から掛けたギターケースがやけに重い

スタンディング 客に
「ふざけるな」と
いきなり野次を飛ばされたよ
怒りが湧くうちは
やり直せるんだ

弦が切れたギター
本音を隠すよりも
世界に叫んで 声を枯らした
愛に飢えてたら愛すればいいさ
仲間たちとぶつかったロックが
歌いたいんだ

楽器車 すっと並び
中からドアが開(ひら)いたんだ
みんなが「早く乗れよ」って
めんどくさそうに手招きする夜明け前

音が出ないギター
それでもかき鳴らして
やりたい音楽を歌い続けた
気に食わないなら出て行けばいいさ
少年時代 憧れたロックは
俺のプライド