夢がたり

久保田早紀 夢がたり歌詞
1.プロローグ・・・夢がたり


2.朝


3.異邦人

作詞:久保田早紀
作曲:久保田早紀

子供たちが空に向かい両手をひろげ
鳥や雲や夢までも つかもうとしている
その姿は きのうまでの何も知らない私
あなたに この指が届くと信じていた
空と大地が ふれ合う彼方
過去からの旅人を 呼んでる道
あなたにとって私 ただの通りすがり
ちょっとふり向いてみただけの 異邦人

市場へ行く人の波に 身体を預け
石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう
祈りの声 ひづめの音 歌うようなざわめき
私を置きざりに 過ぎてゆく白い朝
時間旅行が心の傷を
なぜかしら埋めてゆく 不思議な道
サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き
あとは哀しみをもて余す 異邦人
あとは哀しみをもて余す 異邦人


4.帰郷


5.ギター弾きを見ませんか


6.サラーム


7.白夜


8.夢飛行

作詞:久保田早紀・山川啓介
作曲:久保田早紀

化石の都会(まち)を あの人をさがして
裸足でさまよう
そんな夢がとぎれて 目覚めた朝
くちびるに涙

逃げ出したいのよ 想い出の腕を
このままだと恋の痛み 胸にとじこめるだけ
どこでもいいから 私を飛ばして
西でも東でも 風の向きに

名前も姿も 顔も過去さえも
変われる国まで 飛ばして

ジプシーたちの群れに まぎれ込んで
歌うのもいい
港町の酒場で 夜明けまでの
恋も売れるわ

逃げ出したいのよ 虚ろな日々から
このままだと二度と人を
愛せなくなる 私
どこでもいいから 私を飛ばして
西でも東でも 風の向きに

あの人ともしも すれ違ったって
気づかない国まで 飛ばして

どこでもいいから 私を飛ばして
西でも東でも 風の向きに

名前も姿も 顔も過去さえも
変われる国まで 飛ばして


9.幻想旅行


10.ナルシス


11.星空の少年

作詞:山川啓介
作曲:久保田早紀

ああ めずらしく都会が
星空に抱かれた
少年は うつむいた顔を
銀河に向けていた

ぼくが生まれる ずっと前に
そこに住んでた気がする
寂しいこの都会を 離れて
空へ帰っていいかい?
オリオンが手をひろげ
少年は星空へ からだを投げ出した
誰ひとり気づかない 夜の出来事

踊りつかれた人の群れが
家路たどる 夜明け前
つめたい舗道に 落ちていた
眠るみたいな なきがら
降るような星空に
新しい星ひとつ 生まれて燃えている
誰ひとり気づかない 夜の出来事